モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

よい構図わるい構図

2017-02-17 22:37:54 | 学生

大竹です。先日、木曜日クラスでは美術系へ進む学生達へ構図の取り方の講座を行いました。

まず初めに構図を取るときにやってはいけない事(モチーフが全て同じ向きになるのはダメ、上はギリギリでも良いけど下は影を描くために空ける等)を説明します。その後学生にモチーフを渡し、今度は自分でモチーフを構成しエスキースを5枚描いてもらいます。その中で1位から5位まで順位を付け、なぜ1位に選んだものは良い構成なのか、5位の何がダメなのかを本人に考えさせ、説明してもらいました。そして小原先生からの一人一人のエスキースについて講評が入ります。またタブーとされている構図でも、キチンと理由があれば良い事もあるという解説も挟み、自分の中での最終的な1位のエスキースが右の写真です。いつもは賑やかな木曜学生クラスも、この日は鉛筆の音がよく聞こえるほど静かでした。

どんなにモチーフが上手に描けていても、構図が悪ければ勝負の土俵にも立たせては貰えません。勘が良い子もなんとなく上手く構図は取れますが、何故その構図が良いのかを説明することは難しいでしょう。
しかし、知っていればこれから意図的に出来るようになりますし、自分でモチーフを組むときにもこの講座は役に立つと思います。
そして何より、「どうしたらよいか分からないから、なんとなくやって終わる」ではなく「どうすればより良いものなるか?」と考えるようになってくれればと思います。

コメント
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