モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

市美術展、入選

2021-02-01 23:32:27 | 学生


桂吾(中3)

オバラです。市美術展に学生達の巨大な作品を12枚出品しましたが、なんと初めて1点しか入選しませんでした。今回の会場は等々力の市民ミュージアムが水没リニューアル中の為、ミューザ川崎の狭い展示室に変わったせいで審査が厳しかったのではないかと予測しています。
それにしても悲しい。
が、気を取り直して、唯一入選した桂吾に祝福と先生達全員からコメントを送りたいと思います。

幸介先生から
この色彩感覚と、人物への愛の無さのギャップを活かし、次回作はニューヨークの摩天楼など、もっと『俗』と『卑』なる光と色に溢れた場所をチョイスし、いっそ人は排除してみたらどう?

加余子先生から
人工的な物しか存在しない、本来無機質なコンクリートジャングルでありながら、灰色の中にカラフルなネオンの色が反射し、むしろ黒がアクセントになっていて魅力的です。エネルギッシュな夜景で面白いですね。

一平先生から
新宿かな?たくさんの人が集まる空間を、よくここまで掘り下げた見解ができるなと脱帽しました!日常的に常に深く物事を考えている人なんだと思います。

岩田先生から
時間と空間を超えたカオスの世界がとても魅力的。こんな繁華街は見たことないな。桂吾の更なるカオスの世界に期待!

ノリ先生より
他の先生達と違い、私だけが小学生時代からの桂吾の全作品を見続け記憶しています。それもあって、この絵と言うより、今まで桂吾がこの世に生み出した作品達は、世界観がブレることなく繋がっている事を知っています。一貫して一点透視図法を使った視線誘導を促していますが、その先にあるのはいつも闇。彼は「闇は悪党」だと言います。終着点には、人をゾクッとさせる何かが待っているのです。

コメント
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