陽飛 中2 岩絵具・顔彩/パネルに和紙
オバラです。こんなにご機嫌な日本画を、どなたかご覧になった事はありますでしょうか?私はありません。
いつも陽気で明るいハルトの人柄がそのまま表れているかのようなこちらの作品、飾った部屋をお洒落な雰囲気にするだけではなく、見る人を明るく前向きに、リラックスさせる効果がありますね。軽快なリズムがある構図、ほのぼのとやわらかで優しいハーモニー奏でる色彩センス、肩の力が抜けるようなゆったりとした時間を感じられます。ボサノバが聞こえてきませんか?
しかしこの作品の凄いところは他にあります。なんと資料は一切見ずにこの絵を描き上げました!(『花屋さん』の英語と『ブレッツェル』のドイツ語のスペルだけは、隣の高校生の先輩に聞いていた。)
石畳のパースも、看板の細工も、散歩の犬も、屋根の上の猫も、お買い物中の女性も、遠くの遊園地も、一瞬で描いてしまう恐ろしい才能!
どなたか仕事ください!何も見ないで、なんでも描けます、この子!
まぁ、強いて難点を言うと、胡粉で描いた白壁が印象的ですが、胡粉を一生懸命時間を掛けて作ってあげても(先週の帆花先生のブログの作り方参照)「そんなこと知ったこっちゃない」とばかりに、惜しげもなくジャンジャン使ってしまう、というところでしょうか。まぁそのマイペースさも魅力なんですけども。