モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

絵画教室という場所

2023-01-02 16:02:39 | スタッフ講師


大竹加余子 小学校受験・幼児・小学生・学生・大人クラス担当

ミオスへは生徒として小学生の頃から美大入学まで通い、中学卒業後からはミオスでアルバイトを続け、もう今年がミオス何年目なのかも分からなくなってきました大竹です。
大学卒業した後は自分の絵画教室を開校し、今年で3年目になります。ミオスで小学校受験、幼児から小学生、学生・大人クラスまで担当させて頂けた事で、経験をそのまま活かして仕事をはじめる事ができました。

最近、学校とも会社とも家とも違うコミュニティというのは、どの年代の人にとっても必要なものだと感じます。同好の人たちが集まり、毎日ではなく週に一度顔を合わせる場所というのは、決して珍しいものではありませんが、誰しもが持っている訳ではありません。学校の友達とは話せない事をミオスで話したり、職場では会えないタイプの人と出会ったり、家の人とは出来ない事をしたり…。ただ絵を習うだけではなく、そういった新しい人との繋がりを作ったり、自分の為の制作をする場所という役割を持っています。
特に小学生にとっては家と学校が生きる世界の殆どを占めているでしょうから、そのどちらでもない場所というものは幼少期において重要なものと感じております。1ヶ月というある種締め切りのある中で、同年代の子と同じものを制作していく。定期的に何か目標を設け、それを達成していくという経験は良い刺激となりますし、みんなと同じ作り方を教わったとしても、出来上がるものは人それぞれ違います。他人と違う部分は、即ち自分の個性とも言えます。制作の中で、自分自身はどんな人間なのか?何が好きで何が苦手なのか?他の人はどんな色を使ってどんな風に作っているのか?自分について、他人についても気付いて知っていく事ができるでしょう。

私自身も小学生〜学生の頃はミオスへ生徒として通い、その後は講師として通ったお蔭で、絵画教室でしか出来ない経験と思い出を作り、それが続いていって今の自分に繋がっていると感じます。創作活動を通じてここでしか学べない事は何か?与えられるものは何なのか?2023年はこれらを模索していき、「ミオスに通っていて良かった!」と思って貰えるような時間を作っていきたいと思います。
2023年もどうぞよろしくお願いいたします!

コメント
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