モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

先輩への憧れ

2023-11-13 23:49:48 | 小学生 絵画

オバラです。10月20日の大竹先生のブログで、学生クラスの『辰年の掛け軸』の授業の様子をお見せしましたが、学生達が取り組み始めて2週間が経ち、壁中に中高生の激ウマな掛け軸が増えてきました!下書き無しの一発描きで気合を入れた躍動感あふれる龍やドラゴンに、大人クラスの生徒さん達から感嘆の声も聞こえてきます。私も唯一無二のオリジナリティーに「うちの子達マジ天才!」と鼻高々です!

龍は干支の中で唯一空想の生き物ですから、基本自由であります。とは言え、角は鹿・耳は牛・首は蛇・手足は鷹など、一応それっぽく見えるパーツは押さえておかなければ、「紐に目と口」になってしまう可能性も。
2年前に行った小学生クラスのカリキュラム【オリジナル鳥獣戯画】でも、「相撲をしていてもウサギらしさ・カエルらしさがなくてはいけない」という制約がありましたが、最初にひたすら鳥獣戯画の模写をしてから、スポーツカーを運転するサングラスのウサギを描くから、リアリティーが生まれるのですね。

とは言え今回は、画家の龍や先生のお手本を真似させるのはつまらないなぁ…と頭をひねり、学生に先に同じカリキュラムをやってもらうことを思い付きました。す・る・と、どうでしょう!こんなに素晴らしい参考作品の数々に囲まれ、小学生達も羨望の眼差し!「僕も中学生になったら、こんなに上手になれるの?」「この人の龍、格好いい!私の先生になってくれたらいいのに…」と、食らいつくように模写し始めました。先輩から教わるのって、なんでこんなに説得力があるのでしょうね?
さぁ小学生の描く墨絵の『龍』、どんなふうに仕上がるのでしょうか?期待で胸が高鳴ります!

追伸 大人クラスの方も、良ければチャレンジしませんか?学生と勝負しなくて良いんですよ。(どうせ負けますからw)書道のつもりで制作すると、新鮮な制作意欲が湧いてくること請け合い!

コメント
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