写真左上は、欠席が続き未完成の子の作品。この写真だと分かり辛いですが、蛍光オレンジとピンクで肌・髪を下塗りしています。(この子はノースリーブなので、肩まで下塗りしました。)
サヤカです。先週は暑さすら感じましたが、ここ数日一気に冷え込みましたね。今回も引き続き小学生クラスの自画像を紹介していきたいと思います。技術面のことは、他の先生方が書いてくださったので、私は心理学科で学んだことを活かしたお話をさせていただきます。
今回の自画像は【歯】をしっかり描くために笑顔の写真を撮りました。どの作品も明るく、朗らかな印象があります。
では、人の印象はどのように決定されるのでしょうか?まず、相手と対面した時に、性別や年齢などからカテゴリー化し、次に性格から個人ベースで印象を形成していきます。
この時、笑顔というのはとても魅力的な要素となります。印象が良いと、人柄以外の知的さや健康さもよく映ります。
ただ、人間の認知はものさしのように真っ直ぐな基準は存在しません。人それぞれ歪んだ基準を持っています。また、その基準自体も直前に聞いた言葉に影響されたり、自分にとって望ましくない情報を無意識に重視することもあり、常に曖昧なものです。
過去に経験したことの積み重ねで、認知は形成されていきます。ミオスでスタッフとして働くと、経験や予備知識が少ないからこその子どもの素直な発想にいつも驚かされます。私自身も、子どもたちにとっても、自分のものさしを大切にできる場所になることを心掛け、また他者のものさしも理解し受け入れられる人間になれるよう、これからも日々精進します!