聡 透明水彩・鉛筆デッサン
「さて私、高木聡はアトリエ・ミオスを長期でお休みさせていただきます。高校3年生になり、受験に本腰を入れるためです。私が受ける大学は東京藝大一本!落ちたらもう一年!そんな茨の道でパワーアップしてミオスに舞い戻ってきます!それまで僕のことを憶えていてください(笑)。」(2019年4月18日)
このブログを覚えている方はいらっしゃいますでしょうか?
報告が大変遅くなりましたが、藝大の日本画科を4浪で合格しました!4浪とは言っても、1浪までは油画科で浪人していたので、実質3浪で合格を勝ち取ったことになります。お見事。
モチーフと真摯に向き合う姿勢まで伝わる絵です。長い期間予備校で制作していると、テクニックに走り鼻に付くようになってしまった事もあったでしょう。沢山の課題を克服して辿り着いた心境だろうと察します。
藝大の日本画科は神の領域と言われています。藝大は、合格さえすれば通わなくてもいい(実際フェードアウトする学生も多く、卒業していなくても藝大ブランドの価値は生涯色褪せる事はありません)と言われている中、日本画科だけは透明水彩で試験を受け、日本画の画材『岩絵具・膠』は入学後に初めて教わるので、4年間しっかり制作しないといけない大変な学部です。「こんなに上手いのに、まだまだ教わることがあるなんて!」と思いますよね?
私は油絵科ですが、高校生の内にすでに技術は身に付いているので、教わるのではなく極めるだけ。(教授は課題を出すだけ。)
自分に厳しく、心が折れそうになりながらも踏ん張り耐えた精神力、尊敬します。本当におめでとう。
これからは時々スタッフとして来てくれますので、皆様楽しみにしていてください!過去の聡先生はこちら→I'll be back