麻場 油彩
暖かい日が続きます。皆さんお元気にお過ごしですか。
土曜日の人、岩田です。
本日は、土曜午前クラスに通われている麻場さんの作品をご紹介します。
各地に足繫く通い、印象的な風景を画像に残し描く麻場さん。傍らに小川が流れる雑木林の様子を油彩で描きました。
ご覧の通り画面内には様々な要素があるものの、それらを一枚の四角の中にバランス良く切り取ることに関してのセンスはピカ一。
更に対象を描写する力がかなり付いてきているので、鑑賞者も見応えのある作品になっています。
ただ、描写する力が付いてきている反面、竹林も、川も、石塀もといったようにあっちもこっちもしっかり描こうとすることで何を見せたかったのかという狙いがぼやけてしまうということが途中ありました。
そういう意味では最初に、何がしたいのか、何が狙いなのかということを文章で書き記しておくことも有効な手段です。
確かに描いている途中で、予定変更という場面も出てくると思いますが、そうした屋台骨となるところまで変えてしまうと何とも締まりのない作品になってしまうでしょう。
描けるからこそ注意を払いたい。レベルが高くなるほどそうした事柄も出てくるのです。