群青色の空と

遠くから眺めても、近くに寄っても美しい伯耆大山です。ゆっくり登れば出会いと感動があります。

(7-3) キリン尾根~ユートピヤ小屋へ(その1)

2008年07月12日 | 大山と自然

 2008年7月12日

 

   今日は、 文殊堂→文鳥水→合流点→鳥越峠→キリン峠→槍尾根→天狗ヶ峰→象ヶ鼻
   ユートピヤ小屋→象ヶ鼻→槍ヶ峰→三の沢→文殊堂の 縦走です。

   
キリン峠で 話し込んで のびりしたので(30分以上いたかも!)、 剣ヶ峰には 寄りませんでした。


   写真 盛り沢山で ブログを (その1) と (その2)に 分けることにします。

 

「三の沢 道路脇の文殊堂」 「道路脇から見える 三の沢方向の南大山」


   道路下の 駐車場に 車を止めて、 7時45分 出発。
   帰りは、この三の沢を 下ります。

 

「文鳥水の谷へ」        「標識」


   烏ヶ仙に向かう 登山道は 立ち入り禁止の 案内板が 道路脇にあります。
   藪に隠れて 少し 見えにくいのですが、 案内板の上に 標識が 立っています。  
   この案内板を目印に 登山道に入り、 水が流れていない 滑りやすい 石ころの谷を
   次の標識まで 登ります。

 

「文鳥水」        「いつも、迷いそうになる場所」


   この場所 だけは、左の尾根から 水がしみ出して、
   飲んで 大丈夫そうな 水のようですが。??
   案内板が コロがっていました。
   10分ほど 谷を登って この場所(右写真)で、 いつも、 左側へ 入りそうになります。
   曲がった 木の方向が 正解です。
   曲がった木。 曲がった木。     覚えたぞ !!!

 

「合流手前の標識」        「標識付近から見える稜線」


   この標識を 過ぎて 急な下り。 そして、すぐ 健康の森の 登山道 と合流。
   
キリンの鉄柱が立っている 大山の稜線が(鉄柱は見えません) 少し見えました。

 

「健康の森の 登山道と 合流」

 
   なんとなく、 踏み跡が 見えて。
   鳥越峠には、 直進です。
   鳥越峠に 向かう 登山道は、 こんな(右)感じで UP・DN して 行きます。

 

「サンカヨウの実」


   色が とっても 鮮やかで。。。
   葡萄のように おいしそうに 見えますが。 大きさも、葡萄と 同じ くらいかな。
   
たぶん ダメでしょう。

 

 

「鳥越峠の標識」    「これより200歩」

 
   文殊越から登って来ました。      今、9時15分です。
   そのまま 下れば、 地獄谷。 右に行けば、 烏ヶ仙。 左が 目指す キリン峠です。
   20~30分歩き、ここから(右写真) 歩数200
   10階建てのマンションの 階段を 上がるつもりで 急な坂を 上り詰めると、
   視界が開けて 雄大な 東大山の 山肌が現れます。
   ( 今日は、ガスが掛かって写真は無しです。 )
   いつか、載せましょう。!!!

 

「キリンの草付き」 

 

「シモツケの花」

 
   今が、見頃です。  シモツケソウのほうは、つぼみ 状態でした。

クリックすると拡大画像が新規画面で開くよ。

 

 「クガイソウ」

 
   キリン草付きの 取り付きでは、パラパラと 色づいて。
   形も、色も良くて。。。      綺麗に撮れました。
   
昨年、 見栄えの しなかった クガイソウ。 今年 育ちが 良いかも。!!

 

 

「キリンの鉄柱に 向かう パーティー」   「鉄柱 手前の 危険な登り」


   この 岩場登りが キリン尾根 最大の難所。
   岩がもろく ボロボロで、つかんで 登れないのです。
   私は、押さえ つけながら よじ登ります。

   やっと 登りきって、 先人の2人と、 パーティーの挑戦を 眺めながら しばしの休憩です。

   休憩も十分。 この先 槍尾根の縦走は、見晴らし良く 気分壮快でした。

 

「大山の南壁」



   
右の頂点が、 剣が峰 標高1,721mで 大山で いちばん高い所。

 

「オトギリソウ」

 

   少しだけ、 見かけました。 これから でしょうか。?

 

「イヨフウロウ」

 

   今日、 槍尾根で けっこう 見かけましたねぇ~。

クリックすると拡大画像が新規画面で開くよ。

 

「右上槍ヶ峰のトラバース」    「いつも休憩する場所から」

 

   時計を 見れば、 12時半。
   おにぎりにしようと、 うん・・・タッパの 蓋が開かない。
   これは こまった。!
   密閉性の良い タッパらしく、 朝熱い おにぎりを入れ それが 冷めると 中の気圧が下がり
   蓋が 内方向に 引っ張られて、 いくら かんばっても 蓋が取れない。
   途中で、パン食ったし。   まぁ~ いいか。。。
   水飲んで、 天狗ヶ峰に 向かうでぇ~。

 

 「天狗ヶ峰から 槍尾根を振り返り」

 

   天狗ヶ峰の分岐まで、 やっと 来ました。
   こらから、 ユートピヤに 向かって 最大の難所を 下って行きます。

                   (その2) に続きます。 


(7-4) キリン尾根~ユートピヤ小屋へ (その2)

2008年07月12日 | 大山と自然

2008年7月12日

 

   キリン尾根~ユートピヤ小屋へ 続き ・・・・・ (その2) 

 

 

「天狗ヶ峰に向かう パーティー」         「天狗ヶ峰から見る 剣ヶ峰」

 

 

「天狗ヶ峰向かうパーティー」

 

   やっと、天狗の 下りの難所を 下りきり ほっと。

   余裕が出て 見上げれば、 天狗ヶ峰を 目指している パーティーがの姿が 目に入りました。

 

 

「振り小沢の谷」

   7月が 終わる頃、 一面 紫色のクガイソウの花で 覆い尽くされる この沢を 想像しながら、

   この一枚を撮りましした。

 

   大山尾根を 境にして、 北側は ガスいっぱいで 見通し悪く。

   南側は 良く晴れて 暑い。暑い。

   大山の周辺では いつものことです。 

   特に 梅雨の終わりから 初夏かけてねぇ。

 

 

「天狗から 下って来た 道」

 

 

「手前 象ヶ鼻 と 左後 ユートピヤ小屋」

 

   クガイソウの花 3~5cm程度 (まだ、まだ)。

   シモツケソウ 小さなつぼみで いっぱいでした。

 

   象ヶ鼻で 常連さんに 会いました。  2人、2人、途中で1人。。。

   明日は、 大山頂上サミットをするとか。!!!

   常連さんと 話をしながら、食事中の2人を 見ているうちに、

   バナナを 持って来ているのに気づいて バナナで腹こしらえしようと 腰をおろし、

   開かない タッパの話をしたら、 なおにぎりを 頂いてしまいました。

   山の 顔なじみは、ありがたいですねぇ。

 

   いざ と 言う時の 備え 必要です。

   よくわかりました。

 

 

 

「天狗からの帰り道 (槍尾根)」

 

 

「三の沢 上空を飛ぶ オオタカ らしき」

   オオタカ。???   大山山麓に生息している と聞いたことがあるので。!

   後で、調べます。

 

   調べてみました。

            日本イヌワシ研究会のホームページより

 
      和 名: ニホンイヌワシ
      生息地: 北海道、本州、四国、九州の島峭部を除く山岳地域
      行動圏: 21-237平方キロ (平均 61平方キロ)
      大きさ: 体長:75-85cm、翼開長:175-200cm、体重:3-5kg
      食 性: ノウサギ、ヤマドリ、ヘビ、キツネ、テンなど
      繁殖期: 2月頃産卵、通常2羽ふ化するがほとんどは1羽のみ5~6月頃に巣立つ


 イヌワシは、1950年代までは日本アルプスなど極く限られた場所にだけ生息するものと考えられていましたが、近年の当研究会などの調査により日本各地に生息していることがわかってきました。
 現在、日本で生息が確認されているイヌワシは約300羽です。
 しかも多くの生息地は近年の大規模な開発、森林伐採、単一樹種による大規模な植林などにより大きく変化してきています。そのため、イヌワシの食物となる動物であるノウサギやヤマドリの減少を招きました。さらに、密猟や環境汚染物質の影響などによってイヌワシは絶滅の危機に追いつめられています。
 イヌワシは、その分布域における森林生態系における食物連鎖の頂点に位置する種です。そのため自然が豊かな場所にだけ生息することができる鳥です。言い換えれば、イヌワシの生息する場所は自然が豊かで、人間にとっても生きていく上で大切な環境であると言えます。このため、イヌワシの生息状況は、地域の環境の状況を私たちに的確に示してくれる指標となっています。
 イヌワシは国民共有のかけがえのない生物であり、次の世代に引き継いでいかなければならない、すばらしい自然資産です。イヌワシを保護管理し、自然環境のバランスを守っていくことは、私たち国民の責務だと思います。

 

   写真をくらべてみると 似ていたので、 イヌワシ と思います。

      な!なんと!! 

   日本で 生息が確認されている 約300羽の中の 1羽で ないか。

 

 

「見上げれば 三の沢 上部の 草付き」

 

 

「イワカガミが 綺麗だった 沢」

 

 

「三の沢の最上部 堰堤に下ります」

 

 

「ガレ場」

 

 

「ここ どこだったか 忘れた。 たぶん トラバース前の ような?」

「(右) 三の沢を トラバースした後 振り返り」

 

 

「下りてきた ルートを 見上げれば」

 

   なんと、すばらしく 綺麗な沢であろうか。

                      すばらしい。。。

 

   ここまで下りれば、 後は ルンルン気分。

 

 

 

「最上部の堰堤の 広~い ガレ沢」

 

 

「最上部の堰堤より 三の沢の全景」

 

 

 

「最上部の堰堤 上に立って 下流をみると」

   歩きやすい 作業道を 30分も下れば 文殊堂に着きます。

 

 

「下って来た 作業道を見ると」     「作業道を ガレ沢が 横断」

   

 

 

「車道出口前の自然の庭園」

 

   新緑、紅葉が見ごたえあります。

   車道が見えて 今日の 山行き ほぼ完了です。

   午後5時15分 の下山でした。

 

   ブログの書き込み 大変だったよぅ ~ 。。。

山もブログも ・・・    後で少し書き込みますから。


ブロク村

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