2009年6月14日 (・・・ 続き)
ここからは、地獄谷に向かっての復路です。
雲が少しずつ稜線に向かって昇っていきます。
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焦点距離:20.0mm、ISO:100、S:1/750 、A:F8、+0.0EV
DSLR-A700 + DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA、T:10:38
大山では珍しく、緑豊かな沢です。
「ダイセンキスミレ と ノウゴウイチゴ」 ←ここクリック拡大
焦点距離:100.0mm、ISO: 100、S: 1/500、A :F6.7、+0.0EV
DSLR-A700 + MACRO 100mm F 2.8、T: 10:45
ノウゴウイチゴは絶滅危惧種の1つで、ダイセンキスミレの一回り大きな白い花を着けていました。
この斜面には、ダイセンキスミレが群生し咲き乱れていました。ノウゴウイチゴはその間でチラホラ花を着けています。
「ノウゴウイチゴ」
中には、赤い実を着けたイチゴもありましたが、水不足でしょうか?少し干からびていました。
「沢の下部より 稜線と青空」
足がかりを探しながら、尾根に向かいます。
「手前のピークは1636? と向こうの槍尾根」 ←ここクリック拡大
「槍尾根」
尾根右の台形の形をした場所で3、4人の人影が見え、今、立っている場所が想像出来ました。
「1636(?) 立ち寄れない場所です。」
この後が大変です。
谷超え山超え、難行苦行、
時にはウドの生い茂る谷を渡り、少し山の幸を頂いて地獄谷を目指しました。
「ガスに霞むブナ林」 ←ここクリック拡大
焦点距離:50.0mm、ISO:100、S:1/250 、A:F8、+0.0EV
DSLR-A700 + DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA、T:13:28
谷が深く、降りる場所を探してウロウロ・・・
やっと、滑り降りました。
「魚断ノ滝 上部」
ガスの切れ間、壁沢の谷間の向こうに槍が顔を出しました。
「魚断ノ滝」
地獄谷の最上流部は魚断ノ滝です。
少し手前で左側から地獄谷にキリン沢の清流が流れ込んでいます。
「魚断ノ滝」
焦点距離:55.0mm、ISO:100、S:1/10 、A:F13、+0.0EV
DSLR-A700 + DT 16-80mm F3.5-4.5 ZA、T:13:28
一段と思いこんでいた滝は、二段ありました。
「清流のほとりで ダイセンクワガタ」
「鬼女台より 烏ヶ山」
地獄谷を3時に出て、右膝がきしんでも地獄谷駒鳥小屋から
1時間半(予定は2時間)ハイペースの下山となり、
分鳥水経由で文珠堂の駐車場に4時半のでした。
ノビネチドリ拝見の山行きが、アドベンチャーの山行きになって充実した1日を過ごしました。
そして、昨年の秋、10月12日につめた沢が、3本沢の左の沢にあたる本沢であること、
尾根は壁沢右尾根であることを確信したのです。
師匠と東大山に感謝です。
山行き用にGPSがほしい!!