オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

TEAC製CD専用トランスポートのチューニングの感想♪

2024-07-01 09:33:01 | チューンナップ

当店ではMUTECのリクロックシステムと組み合わせて、絶妙で素晴らしいコスパを発揮していますTEACのPD-505Tですが、こちらの良さはこのブログで書いていますのでまずは読んでみてください。

PD-505Tはそのまま使用してもシンプル&CD専用設計&トランポ専用設計で価格以上のサウンドですが、当方はもう少し音の伸びやかさと開放感と実体感が出ないものかと、今までの経験を活かして、ちょっとしたチューニングポイントを見つけております。

もちろん作業は無料で、当店でお買い上げいただいた方に限り、調整を行っております!

そのちょっとしたこと(量産品は職人さんが作るわけではありませんので仕方ないのですが…)で、こんなに良くなることをお客様よりご感想を頂きました。

ネジ調整と書かれてますので少しネタバレ気味ですが(笑)、要するに工場では全てエアーツールや電動ドライバーなどで適正トルクで締め付けてあるのですが、ネジって単純に適正トルクで締めて終わりで良いわけはないのです。

例えば、機械式腕時計も同じで2度組することで精度と故障率がグンと違ってくることは腕時計職人の世界では事実です。

また、車のホイールナットも単に対角線で適正トルクで締めつけてもセンターが出ません。

振動を与えていって、手締めしながらセンターを出していくと走りが全く変わります。

ネジ1本の締め方でこんなに違ってくるので、今回はメカニカルなCDPでの振動モードとループを考えて当方でちょっとしたネジ調整をしています。

お客様のコメントにありますように、こんなにサウンドに違いが出ます。

トランポなのでデジタルだけでこの違いなのは、単に読み取り精度が振動の影響をかなり受けていることになりますね!

 

是非ご興味ある方は当店でPD-505Tをお求めくださいませ♪

 


ラック下のインシュレーター交換前後の動画♪

2023-08-11 11:58:27 | チューンナップ

今回、お客様からのご要望で、現在のオーディオラック下のインシュレーターがOPT-30HG-PLというスパイク受けの特注サイズ20mm厚を、同じ20mm厚のスーパーサーフェイス(分子レベルで鏡面研磨仕様)に交換したいとのことで、お伺いしました。

 

オーディオラック下のインシュレーター交換は普通に考えると全て機器を降ろしてからやった方が良いかと思われますが、その際に機器を動かしたり配線を外したりすることでなるべく機器やケーブルに負担や傷などを付けたくないし、やっと落ち着いているのに動かすと何かしら落ち着くまでに時間もかかります。

そこで、総重量50キロ以上あるかと思うラックごと簡易的なジャッキを使って簡単交換方法です。

その前に、今回のインシュレーター交換がそれ程期待薄(機器に直接じゃないし…etc)でしたが、結果激変にビックリだったので、まずは交換前動画をどうぞ♪

そして、交換開始!

交換動画はこちら♪

10分で交換完了!!

電源も切ることなく、音量も同じで再度再生♪

交換後の動画です!

お客様は音が出た1秒後に「すごい!!!」と(多分)声を出されておられました!

私も思わずなんだこれ!!!??と声が出ていたはずです。

高域が出るとかどうこうの音の上がり方ではなく、次元の違う表現力!

倍音がこれほど出ると、全ての帯域、全ての楽器のニュアンスや表現力や実体感がここまで良くなるんですね!

スーパーサーフェイス恐るべし!!!

https://www.as-core.co.jp/OPT100HGSHR3P

https://www.as-core.co.jp/RSA503P

今回お買い上げのインシュレーターです。

こんなサウンドを聴いてしまうと、インシュレーターやってないオーディオって勿体ないx100倍!だなぁ~とつくづく思ってしまいます。

是非、仕上げは「スーパーサーフェイスインシュレーター」をお薦めです!

色んなサイズ、数量など販売しています。

https://www.as-core.co.jp/specialty

インシュレーター関連からどうぞ!!

 

 

 

 

 

 


インシュレーターの性能は機器の潜在能力を凄まじく引き出す!!

2023-07-22 11:18:06 | チューンナップ

今回、お客様宅のスピーカーのインシュレーターをオーディオリプラスのスーパーサーフェイス仕様インシュレーター最上位グレードにする為にセッティングしてきました!

今まで使用していただいてたのはOPT-100HG SS HRという、50mm直径の厚み20mm、今回はOPT-GR-SSという同じ直径50mmですが厚み30mmというものです。

YGアコースティックのHailey2.2の足元のインシュレーターです!

を、

に!見た目同じなのでよく見ないと分かりません。笑

この時点で音を聴くと…

こんなに立体的なサウンドになるんですね!!

しかも低域の立体感が半端なくリアルで形が見えるようです!!

GR恐るべしですが、インシュレーターでHailey2.2のグレードがこんなにもアップするなんて、やはりスピーカーの能力の凄さを改めて感じました!

そこで、余った(笑)20mmが8個ありますので、10mmのスーパーサーフェイス仕様と入れ替えます!

8個あるので、4個をdCSのDACの下の10mmを20mmに!

この時点で再度サウンドチェック!

お~~!これまた順当に良くなり更に奥行きが出てリアル感50%増し!って感じになりました!

そして、残り4個の20mmを意外かと思いますが電源タップの下がめちゃくちゃ良くなるので10mmを20mmに!

いや~~参りました!!

電源の元のせいか、一気に仕上げの音です!

全体のまとまりが出て上から下まで凄い解像度とハーモニーが一体感出ます!

ここでスケベ根性?(笑)で、スーパーサーフェイス仕様10mmが8個余りますよね?

これを、YGのオーディオボード下に!!

パワーとCDトランポのボード下に!

センター出しようのRSA50というスパイクアダプターを使うととっても気持ちよくセッティング出来ます!

これは、PLという同じオーディオリプラスのスパイク受けからの交換なのでスーパーサーフェイス仕様の威力全開!で、高域倍音が凄まじく美しくどこまでも伸びていく感じと同時に低域から高域までの音像のリアル感が半端なく向上!!

お客様も私もにやけてしまいました!

スーパーサーフェイス仕様の凄さよりも、機器の能力ってこんなにあることに驚きです!

アクセサリーの重要性は侮れません!

今回も改めて凄い経験をさせていただきました!

ありがとうございます!

是非、ハイエンド機器の場合は特に本領発揮を実現して欲しい!と強く思います!

GRインシュレーター購入はこちら!

他のスーパーサーフェイス仕様や数量違い、スパイクアダプターなどは「インシュレーター関連」という項目からご購入できます!

 

 


ルームチューニングのお話し

2023-01-30 19:14:53 | チューンナップ

スタッフの三屋です。

 
オーディオ再生において、部屋の音はとても重要な要素の一つになります。
上の画像は、当店の試聴室ですが、色々とチューニングしてあります。これも他のアクセサリーと同じように、ただ闇雲ルームチューニング材を増やせば良いと言う訳ではありません。ルームチューニングにも順番があり、適材適所に施してやることにより、部屋の音を良くすることは可能です。
 
大まかに分類するとルームチューニング材は3種類あります、まず一つは吸音材です。その名の通り音を吸うものです。材質によって吸音する帯域が違います。スピーカーのエンクロージャーの中にも何かしらの吸音材が入っているものが多いです。
もう一つは、拡散材です。入って来た音を吸うのではなく散らしてやるものです。
もう一つは、吸音と拡散を組み合わせたタイプがあります。
 
 


部屋のコーナーの画像です。部屋の形は通常は四角い形をしています。しかし、コンサートホールは四角ではなく円形をしていることも多いです。これには理由があるのです。角があれば、そこで音が吹き溜まりになり抜けにくくなります。試しに音楽を再生している時に部屋のコーナー(特に天井側)で音を聴くと音が曇って聴こえるのが分かると思います。それだけ部屋の影響がある状態で聴いている事になります。角が無ければ、単純にスムーズに音が広がり易くなります。しかし、なかなか丸い部屋というものは現実的には作りにくいと思います。
オーディオにおいては、部屋がコンサートホールの役割を果たし、スピーカーが色々な楽器を演奏する演奏者の役割を果たすことになります。例えば、普通の部屋に沢山の演奏者を招いたとしても、良い音が出る気がしないと思います。楽器とオーディオでは、扱うエネルギー量も違うので、部屋の大きさも設計も違うからです。
また、カラオケボックスや、楽器屋さんの練習室、レコーディングスタジオとも、オーディオルームの役割は変わってくるはずです。そういったところは、まずは楽器などの大きい音圧を外に漏らさないというのが優先されるからです。ですから吸音と防音の設計になっていることが多いです。そういった部屋に、ホームオーディオを持ち込んで鳴らすと、音のエネルギーが吸われてしまいショボい音になります。
メーカーさんの測定に使用する、無響室という響きが全く無い部屋というものものもありますが、オーディオには向きません。オーディオは録音して再生するという過程があります。もしも完璧なマイクや、レコーディングシステムがあれば無響室が良いかもしれまんが、人間の耳や脳程に優れた感度を持った録音というのは不可能です。
ですから、部屋の響きも加味したチューニングが必要になってくるのです。どちらかというと、オーディオルームはコンサートホールに近い設計の方が向いているはずです。
 


上の画像は、部屋のコーナーにルームチューニング材を施した状態です。
丸い部屋が無理であれば、ルームチューニング材を使い、角が無い状態に近づけてやることは可能です。
 
部屋の問題は定在波の問題もあります。定在波というのはスピーカーから出た直進する波と、部屋の中で反射した波とが、複雑にぶつかり合い周波数特性上、大きなピークやディップが生じてしまう現象です。これが起こると、部屋のある位置で聴くと低域がブーミーになったり、全く低域が無くなったりします。音は波なので、スピーカーのセッティングする位置をずらすことにより、ある程度は回避可能です。実は、スピーカーを部屋の中のどこにセッティングするかというのも奥は深いです。しかし部屋は箱なので、それだけでは定在波は無くせません。ルームチューニング材の力が必要になります。
箱という点では、スピーカーのエンクロージャーも箱なので、各社工夫を凝らして、定在波対策を施している訳です。
 
適材適所にルームチューニングを施した状態というのは、適度に響きが残り、気持ち良く部屋全体に音が行き渡り、これまた格別です。
ケーブルやインシュレーターのチューニングとは、また違う音の世界があります。
 
オーディオルームの設計や、ルームチューニングに関して、ご興味のある方はお気軽にご相談下さい。
 
 
 
 
 
 
 

ラックのお話し

2022-06-21 15:02:46 | チューンナップ

スタッフの三屋です。

 
皆さんは、オーディオ機器を設置しているラックによって音が変わるということをご存知でしょうか。聞いたことはあるけど信じられないと思われている方も多いと思います。
 
まずは、オーディオラックの役割とは何でしょうか。
 
オーディオ機器を収め支えることですね。単純なことですが、ラックにより大きく音は変化します。昔はオーディオラックといえば、重厚長大のものがもてはやされた時代がありましたが、近年はさまざまなタイプのものが発売されており、選択肢の幅も広がっております。
 
重厚長大タイプは、とにかく頑丈に作り重量で振動を抑えるという考え方です。小さくて軽量に作られているタイプは、なるべく固有の音を乗せずに振動を軽くいなすという考え方のものが多いです。フローティング構造のものは、振動を伝えないという考え方です。中にはリジッドでもフローティングでもない高度な理論の基に設計されているものもあり、オーディオの世界は奥が深いなと思います。
ラックに使用している素材も、木から樹脂から金属、カーボンなど千差万別です。出てくる音も千差万別で、ラックのタイプでここまで音が変化し、改善されるモノもあるのには驚きます。
 
もし、今お使いのラックや設置方法に疑問をお持ちでしたら、一度やってみて欲しいことがあります。床の上に機器を直に平置きで設置するのです。そうすると、色んな振動の影響は受けるので、当然出てくる音は曇りますが、意外と癖がないとも感じられると思います。それだけラックは音に影響しているということが分かると思います。
 
ラックの設置場所が、センターラック(左右のスピーカーの間にラックを設置する)場合は注意が必要です。部屋が音楽のホールになり、スピーカーが色々な楽器を演奏する演奏者の役割を果たす訳ですから、前方に奥行のある自然なステージの形成を目指す場合は、側板や、ガラス扉のある箱型のラックを設置した場合は、明らかに音が抜けない感じがして、音場の形成の邪魔をしている感じがします。
部屋のスペースにゆとりがあれば、ラックを別の場所に設置し、スピーカーケーブルもしくは、セパレートアンプの場合はプリ〜パワー間のケーブルを長くするというレイアウトもケースバイケースですがあります。
 
 
 
 
当店でおすすめしているラックの一つ、イタリアのミュージックツールズ社のISOshelfシリーズ。イタリア製で3本脚になっており、インテリアとしてもお洒落です。オープン構造になっているので、センターラックにしてもステージ感を損ないません。
 
 
フレームの部分はスチール製ですが軽量に作られており、鳴きが出ないように支柱部分のみに樹脂の粉末を入れてあります。組み立て式ではなくて溶接で作られているので物理的な接点が少ないことになります。フレームとオーディオ用に考えられた合わせガラスの棚板との間はスパイク構造、床との接点部分もスパイク構造になっており、ラック同士を積み重ねるスタック式になっています。
約20年続いているロングセラー品で、全体としてはコンパクトで軽量に作られており、リジッドで固有の鳴きが出ないような構造で振動を速く逃がす設計になっています。
出てくる音は、ワイドレンジでハイスピードで解像度も高くかつ、ガラスによくあるキツさも感じられず、音のフォーカスも合ってきて生き生きと鳴ります。
コア独占在庫してますので現在は即納で購入できます。
IFN17R
IFN25R

 
 
 
もう一つのおすすめのラック。イギリスのクアドラスパイア。これも20年以上続いているロングセラー品です。大元はデザイナーが考えたラックで、見た目はとてもシンプルです。組み立て式で、アルミのポール同士をジョイントさせて、その間に木の棚板を挟む構造になっています。おそらく、アルミのポールと木の棚板の体積の比率がちょうど良いのと、棚板の端が斜めにカットされていていたり、ラウンドもしているので固有の振動も起きにくいと思われます。
他社の似たような構造のラックと違うのは、ポールとボルトが一体になっていることです。
ポールの長さも何種類も出ているし、棚板のカラーも選べるし、横長のモデルも出ており、テレビ台としても使用出来て音もデザインも良い汎用性の高い商品です。音の方は、芯もあり解像度も高いのですが、適度に木の響きが乗る感じで、聴き易く心地良い感じです。
このメーカーの商品ラインナップは多くありますが、モデルによっては音の方向性が少し違うモノもあります。
 
 
オーディオアクセサリーも使いこなしで、機器の能力を引き出すプラス方向に働く場合もあれば、マイナス方向へと働き、全体の足を引っ張ることもあります。単に高ければ良いというものではありません。全体のバランスを整えてやることが重要です。
まだラックに手を付けていない方、今使っているラックに疑問をお持ちの方は、後回しにはせずに考えてみてはいかがでしょうか。是非ご相談ください。
 
 
 
 
 
 

インシュレーターセッティングの重要性♪

2021-08-30 20:17:01 | チューンナップ
最近と言いますか、発売当初より未だに圧倒的な音質向上でお客様もビックリされるというインシュレーター「オーディオリプラスのOPT-30HG20SS HR」ですが、今回はお客さまが当店で中古品をご購入されたのでセッティングしてきました。

一度はお持ち帰りいただき、今まで使用していた「OPT-30HG20HR」という同じ大きさで仕上げ違いのものからの入れ替えだったので簡単だろうとお客様ご自身でセッティングされました。
しかし後日「音は大変良くなったけど、落ち着くまでに時間がかかるのと、音質に不満点が残るのと、つるつる滑るので音も何となく落ち着かないなどなど…」という風なご指摘を受けました。

確かに、スリ仕上げの場合はシャーシの塗装面にグイっとグリップするので落ち着きやすいのですが、鏡面仕上げはつるつるなので少しでもラックやシャーシやインシュレーターの誤差があるとくるくる回ってしまいます。
音はスリから鏡面にしたので格段に良くなるも精神衛生上よろしくないので、私の今まで実績のあるベストな方法で対策しました。

まずはインシュレーターが少しでも厚みが違うとくるくる回ってしまい、面で接しないので、マイクロメーターで測定。
新品ですとセットごとにロット管理していますので、100分の2~3くらいで揃っていますが、中古となると混ぜ混ぜになっている可能性大です。

測定してみると…

こんな感じでした。

FM255は4点支持が良く、しかもシャシ構造上、微妙ですが写真のような位置関係がベスト!

誤差の少ないものをペアにして前後で組み合わせて、しかも硬いもの同士のリンギング防止と面圧アップ、若干の寸法補正と、インシュレーター効果アップの為にインシュレーター1個あたりを0.08mmの両面テープを使い3点支持で固定します。


ラックはガラス面なのでほぼフラットで、設置後も全くガタも無くバッチリです!!


早速、音を聴いてみます♪

いきなり低域の分解能がグンとアップ、しかも音場がとても広くなり、センターで聴かなくても定位が抜群になりました!
更に1~2分したら落ち着いてきたせいで高域や倍音もぐんぐん伸びやかになりました!!

お客様が悩んでおられた部分が一気に解決したどころか、素晴らしい音になったと大変喜んでいただけました!

何でもそうですが使いこなしが大切です♪
当店はお客様に満足していただくために色んなノウハウを蓄積させてサポートさせていただきております♪
是非、ご相談くださいませ♪

このインシュレーターはここから購入できます♪
4Pはこちら♪








インシュレーターのお話し2

2021-08-21 17:33:27 | チューンナップ
スタッフの三屋です。

皆さんは、インシュレーターを設置されるとき、どのように置いていますでしょうか。
機器の純正の脚の下でしょうか、シャーシの下に直接でしょうか、3点支持それとも4点支持でしょうか。
こういった事は、大差がないような話しに思われるかもしれませんが、意外なほどインシュレーターの置き方の違いによる音の差は大きいです。





純正の脚の下に置くのか、シャーシに直接か。
この置き方の違いだけで、帯域バランス、音の密度感、スピード感、静けさまで変わって来ます。インシュレーターの有る無しの差も大きいですが、置き方の違いによる音の差も大きいです。






純正の脚の下に置いた方が良いのか、シャーシに直接が良いのか、3点か4点支持どちらが良いのかは、やってみないと分からないところはありますが、純正の脚がしっかりしていて、機器全体で上手く考えられたものかどうか、シャーシの剛性や底面の構造によってもベストな置き方は変わってきます。
さらにその機器に使用している電源ケーブルとの相互関係もあり、純正のケーブルではインシュレーターを変更しても反応してくれないこともあります。ところが、優れた社外品のケーブルに変更した後にインシュレーターを変更すると音が激変することもあります。




それともう一つ、電源タップの下のインシュレーターで大幅に音のクオリティを上げる事も可能です。電源タップの置き方なんかどうでもいいじゃないかと思われている方も多いかもしれませんが、実はかなり重要です。
理由は、電源タップに各機材の電源ケーブルが繋がっているからです。
電源タップを床の上にそのまま置いてあれば、スピーカーの振動が床を伝わって来ます。そこから各機材へ繋がる電源ケーブルを伝わって機器の方にまで振動を伝播させてしまうからです。その振動をインシュレーターでどう処理するのか、単純にその振動を止めることや伝えないことがベストとは限らないということは以前にも書かせていただいております。

オーディオにおいてはこういった、ちょっとした使いこなしによる差というものが積み重ねとなって、最終的には大きな差になります。皆さんも今まで当たり前だと思っていたセッティングを見直してみてはいかがでしょうか。
当店では、機器に限らず、部屋やアクセサリー、セッティングも含めて総合的にご提案させていただいております。








スピーカースタンド天板の重要性

2021-07-12 16:05:08 | チューンナップ
以前からこれはずっと訴えてきましたが、再考です。
改めてお客様宅に天板交換をしてきましたので書きますね。

スピーカースタンドは殆どは汎用スタンドです。
同社であっても汎用が殆どです。
何故天板が音質にとっても重要かと言いますと、天板の大きさがスピーカーよりも小さいことが問題なのです。
スピーカーは楽器的な要素も持っていますし、強度的にも角で支えてやるのが理想的です。

なので底板の中途半端な位置で支えることは音質にとって良くないんです。
試してもらえればすぐにお分かりかと思います。




ならばと、ベタっと置くのがいいかというとこれはもっとダメ。
面圧が極端に落ちますと不要振動だらけになり、ノイジーになります。
これも試していただければすぐに分かると思います。

よって、結論は
1:音質の良いスピーカースタンドを選ぶ!
2:天板をスピーカーと同じ大きさにする!
です!!
但し、条件は音質の良いスピーカースタンドと同じ材質、厚み、仕様にしなくてはなりません。

まずは交換前のサウンドを聴いてください。
天板交換前の純正天板のサウンド


交換作業です♪
材質はRSSと同じアルミ合金2017材の10mm厚を使用。
塗装は倍音歪みの少ない最高級塗装です♪




長年の経過でネジが緩んでる場合もありますので全て増し締めトルクチェックします。
底板にもネジがありますが、底板と天板が捻じれてついていることもあるので、床に寝かせてキッチリと揃えます。


天板交換後はこんな感じで角でインシュレーターが支持されていますね!




交換後のサウンドを聴いてください♪

天板交換後の特注天板のサウンド


音量が少し違うのですが、明らかにボーカルのハスキーヴォイスっぽさが艶っぽい女性的な声になっていますね♪
ギターの音色も非常に豊かになっていて、実体感がグンと増しています♪

ということで、是非ご興味ある方は下記からご注文出来ますのでお待ちしております♪
https://www.as-core.co.jp/RSSSP25





インシュレーターのお話し

2021-07-06 14:39:02 | チューンナップ
スタッフの三屋です。
オーディオのアクセサリーには、ケーブル、ラック、ルームチューニング材等があります。そして、インシュレーターというものがあります。直訳すると絶縁するものということになります。
では、オーディオにおいて何を絶縁するのかと言いますと、 ”振動“ になります。しかし単純に振動を止めればいいのかというとそうではありません。
インシュレーターの素材にもさまざまなものがあります。
ゴム系、木系、樹脂系、金属系、石英ガラス、最近はそれらを組み合わせたハイブリット型も多くあります。
インシュレーターの使い方として分かり易いのが、スピーカーの下です。スピーカーは、音を発生させて振動しているからです。それともう一つ、スピーカーの場合は、エンクロージャーも楽器のように響いているので、設置面にそのまま置いてしまうと底板が響かなくなるので、インシュレーターは、底板を開放させて響かせるという役割りも伴います。
試しにお使いのスピーカーがそのまま置いてあるようでしたら、10円玉を片チャンネルに3枚入れてみて下さい。それだけでも音は変化するはずです。
市販のインシュレーターは沢山の種類がありすぎて、個人レベルでは、本当に良いのかどうか分からないまま使っている方が多いと思います。単純に振動を伝えないということでは、フローティングすれば良いと言うことになりますが、実際にやってみると良いことばかりではありません。それ自身が発生している振動の処理の問題があるからです。
インシュレーターの素材の違いによる鳴きの問題や、構造、振動の伝播速度の違い等から来る音の違いは大きいです。
もう一つ、皆さんも疑問に思ってらっしゃるかもしれませんが、スピーカーだけではなく、アンプやCDプレーヤーの下のインシュレーターでも音は変わります。
内部にある電源トランスや、コイルやコンデンサー等のパーツも振動しているのです。その振動をどう処理するのか、逃がすのか吸収するのか、止めるのか、そのインシュレーターの特性によって音は変わります。
アクセサリーに対する考え方ですが、好みの音色自体は、ハードの組み合わせによって出してやり、アクセサリーは、そのハードの持つ潜在能力を引き出してやるように使用することが大事だと思います。そうしないと、システムのクオリティを引き上げるというよりは、音色が合うものだけを使うということになり、いつのまにかシステム全体が、アクセサリーの音色に支配されてしまうという本末転倒な状態になりかねません。
でも実際には、人それぞれに音の好みというものがあり、原音(録音状態)の再生を目指すのか、それともとにかく艶のある音を目指す等の音の方向性の違いによって、使用するアクセサリーの選び方も変わってきます。
ただ、音色の違いやクオリティーの差などが数値化出来ない、楽器的な要素もあるオーディオの世界においては様々な製品があります。本当に理論的に突き詰められたものもあれば、アイデア商品的なものもあり、オーディオアクセサリー自体がオカルトと思われてもおかしくはありません。
オーディオのテクノロジーは、音響工学、電気工学、物理学、素材としては宇宙工学にまで及んでいると思います。それプラス、数値化出来ない楽器的な要素もあるために、難しくもあるし、面白いんだと思います。
まずは、インシュレーターによる音の違いなんかは実際に体験して頂かない限り分からないと思いますので、アクセサリーの比較試聴も行なっておりますので、お気軽にお店の方まで聴きに来て下さい。

YGアコースティックスピーカー最新Sonja3アップグレードしました♪

2020-11-26 13:54:54 | チューンナップ
今回、Sonjaの超最新ネットワークバージョン3にお客様宅までアップグレードしてきました♪
話によるとYG創立者ヨワブ氏の15年来の革新的なネットワークが完成したとこのとで、なんと位相差角3度以内の最終設計になることになりそうです。

中高域の2way部分だけのネットワークですが、クロスオーバーは中高音と中低域の2か所が大幅に改善されたとのことです。
これは微動だにしないアルミ合金削り出しのMIDユニット、ウーハーユニット、そしてハイブリッドツィーター、それから強固且つ定在波発生抑制を徹底したエンクロージャーあっての完璧なネットワークだ!!と、音が出た瞬間これは最終に間違いない!と思いました!


Sonjaのメインモジュールの中のネットワークを外し

下が従来、上が新ネットワークですが、面積で1.5倍、容積では2倍くらいあります!






















今回のネットワークは正直言って、一番です!!!
コスパも最高に高いです!!!
音の3D密度の次元が違います!!
色彩や音粒子の大きさはハイビジョンから8Kくらいになった感じです!!
あらゆる帯域、あらゆる空間に、音の隙間が全く感じられないとでもいいましょうか!

さすがヨワブ氏の自信作ですが、今後はもうこれ以上は無いでしょうね…

Haileyにも来年か再来年にこの最新ネットネットワークが搭載されると噂されますが、これは絶対期待大です!!
かなり、リーズナブルな価格になると予想できます!

私とアッカの社長と二人で完璧なトルク管理とワイヤリングで丁寧且つ完璧で左右きっちり合わせる作業を行いますので是非アップグレードして欲しい!!という方はご連絡ください!
もちろん音出しして調整セッティングも行います!!

価格はアッカホームページの価格表通り+私の出張費プラスアルファで行いますのでご相談ください♪
http://www.accainc.jp/priceyg_2018.pdf