オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

YGアコースティックHailey1.2最新バージョンを再展示しました♪

2018-06-25 16:39:13 | コアお奨め!
コアのレファレンスシステムのスピーカーにはYGアコースティック社のHailey1.2を導入していましたが、その展示品はいつもお世話になっているお客さま宅に納品させていただきました。

再度レファレンススピーカーを色々検討しましたがやっぱりYGの圧倒的なパフォーマンスには及ばず、再度Hailey1.2を展示で注文。
約2ヶ月して完成しました!

お客さま分と2セット連番でやってきました♪


仕様は位相差5度以内をさらに絞り込むコアこだわりのシングルワイヤー仕様です♪


さらに今回のHailey1.2は低域のネットワークのインダクターが最上位機種XVと同様のViceCoilを採用しています!!
従来よりリニアリティーでなんと60%アップ、残響損失率は 24%の向上で、音質は想像をはるかに超えたクォリティーに驚きました!

従来のインダクターはこれ!(写真はSonja用)


最新ViceCoilインダクターはこれ!(同上)

アルミ合金のフレームにガッチリ固定し、コイルの巻き線はリニアモーターに採用されている方式を取り入れ大幅な特性を得たようです!
この技術を今回の展示したHailey1.2に採用されています♪

さてお客さま宅にも設置!




調整はコアで行ってからお客さま宅のセッティングに反映させる予定です!


まずはコアの試聴ルームでセッティング!














理論値と音がこれだけ正確にリンクしているスピーカーは他にないです!!
さらに今回のHailey1.2は、音場の空気の密度にばらつきが全く無く均一なので音と音が見事にハーモナイズしています!
完全にS/Nも上がっていて3Dレベルで干渉がないのが目に見えるほどです!!

極めてナチュラルなのに極めてリニアリティーが高くテンション幅が圧倒的です!
ここでまた私なりの言葉が生まれてきました!
「これはスピーカーの域を超えている」
スピーカーなのにスピーカーが鳴ってる感じがしないんです。

ここからはちょっとした四方山話です。
前回展示してあったHailey1.2の位置に戻せるようにマスキングテープでインシュレーターの際に貼ってマーキングをしておいたのですが…

ある帯域で音像がほんの少しブレるので左chのスピーカーの左前の脚の位置をこれだけ(3mm程度)動かしたらピッタリきました!!

それだけ今回の最新バージョンHailey1.2は正確なんですね!!
驚きました!(^・^)

常設展示しておりますので試聴されたい方はご予約の上ご来店お待ちしております♪


YGアコースティックSonja1.3を2.3にアップグレードしました♪

2018-06-23 19:12:56 | チューンナップ
今日はYG AcousticsのSonja1.3のお客さま宅に最新仕様Sonja2.3にアップグレード作業をしました!

実はこのSonja世界第一号機なんです!


ワールドプレミアムの時にラスベガスまで行って音を聴いて注文した覚えがありますね。

今回のアップグレードはSonjaXVと同じ技術、仕様で、大きくはツィーターの変更とネットワークを見直し、インダクターの最新バージョンです!

見た目ではツィーターだけですが音は…
後で少し書きます。

アップグレード前のツィターです。


ネットワークはウーハー用とMIDとツィター用です。


新しいリブの付いたツィーターはこんな感じ

アルミ合金を削り出してこのリブを作ってるそうです!


MIDとウーハーはそのままです。


ネットワークはごっそりと交換ですが、前回のネットワークは2つに別れていましたが、今回のは大幅に見直されて1つになっていてシグナルパスが最短になっています。

これはMID、ツィーターのネットワークです。






ウーハーはこれです。




これを

これに交換!


リアパネルごと交換して完了!

外したネットワークはこれだけです!


メインモジュールを上から下ろして上げるのは2名でやっとのこと。


もう片chは外さずに作業しました!

アッカのK社長は僕のファコムのラチェットセットのエクステンションに感動してました。笑

早速工具買うそうです。笑


これがアップグレード後の写真です。

リブがほんのり見えますね!



こんな感じです!


音はほんと凄いです!!
さすがYGです。
理論や数値を音として見事に具現化できるのにはいつも脱帽です。
いつもYGには本当にビックリします。
低域は音階に全くブレがなくさらに見えるような音像。
空気感の密度は隙間無く立体的でステージが見えるかのようです!
厚みがあるのに細部まで繊細でどんなに音が出てきても混じることなく極めて正確でそして極めてナチュラルです。
このサウンドは好みの問題ではなく100%クォリティー向上でここまで表現できている、他に類を見ないメーカーだと改めて思い知らされました。






SfesⅥ世界のオーディオ70ブランドフェア大盛況でした♪

2018-06-18 16:30:30 | オーディオショー
6/16、6/17の両日、福井金津創作の森で行われましたSfesⅥ世界のオーディオ70ブランドフェアですが、天気にも恵まれて1200人以上のお客さまにご来場頂きました!

こちらはミュージアム1のクルマ展示ブースにブルメスターのメルセデスベンツSクラスの展示です!










こちらはミュージアム2のホワイエです!




















ミュージアム2の会場内のシステムです。
































試聴の様子です♪






































外ではチアダンという映画のモデルになった福井商業高校OBの全米ナンバーワンのJETSもゲストで登場♪




創作の森の湖畔をクルーズ試乗♪


プロドライバーによる試乗♪




今回ご協力頂きました輸入商社やメーカーの皆さまと記念撮影♪

次号ルクプルでお一人ずつご紹介いたします♪

今回のSfesⅥの皆さまと記念撮影♪


とても素晴らしいイベントとなりました。
ご来場いただきましたお客さまやご協力頂きました各商社の皆さま、福井ヤナセの皆さまには大変お世話になりました♪
また来年もSfesを開催する予定ですので宜しくお願いいたします。


機械式腕時計ショップWING富山店様にこだわりのオーディオ導入♪

2018-06-11 11:53:09 | お客さま宅
富山県富山市にあるこだわりの機械式腕時計正規販売店のWING富山店さまにオーディオを導入させていただきました。

WINGさんは北陸に4店舗も展開する腕時計の専門店で有名店です!
https://www.wing-rev.co.jp/

あくまで私の主観ですが、
あえてブランド重視ではなく、本来の機械式時計の素晴らしいロマンのあるメーカーだけを扱う本質をついたお店だと思いました。
コアのオーディオの価値観と一致する部分が多くオーディオもコアのこだわりをご提案させていただきました。

概観はこんな感じでとっても素敵です♪

※写真はWING様より

スピーカーはイタリア製のソナスファベール社です。

バックにはブライトリング社のブースですが箱が置いてあるだけで様になります!

見えない底にも手を抜かない職人技が見て取れます。

この価格ではあまり見かけなくなった素晴らしい本国イタリア製品ですね!

アンプはオーストリア製のAyon社です。
あまり馴染みないメーカーかもしれませんが、オーストリアで有名なハイエンドスピーカーメーカー「ルーメンホワイト」と同じ会社です♪

真空管はKT150を使用し、3極管接続モードも選べてバイアスもコンピューター監視の真空管アンプです♪


スピーカーケーブルはアメリカ製のノードスト社を選択しました♪



ケーブルは隠したいのが普通の心理ですが、あえて見せる演出と、このデザインには伝送理論に基づいた機能美であることがポイントです!

オーディオラックはイギリス製のクワドラスパイア社です。

こちらも、平行する面をなくしラウンドすることで内部共振定在波をなくしシンプルな構造で音質と美しい機能美デザインを確立。

電源にもこだわりを♪

こちらはメイドインジャパン製のオーディオリプラス社のエアクラフトアルミ合金削り出し電源タップ。
機械式時計のメカのこだわりにも似た特別な金属の削り出しです。

スピーカーを駆動するエネルギーの源は100%コンセントから来る電力を使っていますが、外から色んな高周波ノイズが殆どここから混入していて、このタップで誘導し熱変換することができ、想像以上のS/Nにいつも驚きます!

そして音源はWINGさまのご要望であらゆる音源に対応したいということであえてこちらをチョイス♪
日本のメーカーでマランツ社のCDネットワークレシーバーです。

あえてなぜこれかと思うかもしれませんが、これ1台でネットワークを組まなくても簡単に再生できるのが魅力なのと、この手のネットワーク音源は5年もすれば色々規格が変わってそのうち新しいのもに入れ替えを余儀なくされる可能性があるので、あえて拘りのハイエンドを選びませんでした。

真空管アンプやスピーカーやラックやケーブルや電源周り(音源以外)は10年経っても20年経っても規格は変わりません。
なので、それらはめいいっぱいこだわってもいいのです。

設置後は電源極性チェックしたりしてボイッシング終了後は、小さな音量でもお店いっぱいに音楽が浸透する空間になりました♪

















とっても素敵なお店です♪
趣味性の高い製品を扱うお店に趣味性の高い家具やオーディオがあって空気感や細部にまで抜かりなく、そして店員さんの知識も価値観も高貴で、全てが合致していて素晴らしいです。

是非、ご興味ある方はWINGさんに足を運んでみてくださいね♪

横浜のお客さま宅にアンプの終着駅「FM Acoustics」納品してきました♪

2018-06-05 09:05:06 | お客さま宅
お蔭様で最近FMアコースティックの問い合わせや修理、技術的なお話など、全国各地から受けております♪
日本で3店舗のみの特約店ですのでコアは全国どこへでもお伺いいたします!!

今回は以前からお世話になっております横浜のお客さま宅Y様へFMAの納品です♪

福井からは片道500km!
お客さまの大切な製品だし、金額も金額だけに自走してお持ちしました♪




7時間掛かってようやく夜に横浜入り!


ホテルの客室からは横浜の素敵な夜景です♪


翌朝、色々セッティングのシュミレーションを考えながらホテルを出発♪


実はY様は福井に一度比較試聴に来られ、コアがお奨めする3大メーカー、FMAとYBA-SIGとSpectralの3社の中から選びたい!とのことで、とってもナチュラルで素朴なのに圧倒的なニュアンスの差でFMAを選ばれたという経緯がありました。
しかし、とっても高額なアンプゆえに果たして自分のシステムや部屋でFMAの良さがちゃんと出るのか!?ということでしたので、先日ご自宅での試聴をしていただき、今回スイスのFMA社にオーダー、1ヵ月経って入荷し導入に至ったというわけです♪

プリアンプはFM155MK2R、パワーアンプはFM411MK3です♪
これ想像以上の組み合わせなんですがパフォーマンスを発揮すべくケーブルの加工なども済ませYさま宅にて納品セッティング♪

先日Yさまご自宅にコアの展示のFMAを持ち込んだときに色々アクセサリーや電源タップの見直しなどしたんですが、さすがFMAだけあってアクセサリーの効果や設置工夫の効果が顕著に出て鳥肌モノの芸術的な音が出たのでそのままご提案通りとなりました。

ここに書くのは全ての工程ではありませんが抜粋して載せました♪

FM411MK3のACプラグ交換。
これはリプラスの人気品で想定外のコスパです!!

そしてFM155MK2Rの純正インシュレーターは単なるスポンジなのですが、これをコアお奨めのインシュレーターに交換!
軽いので3点支持ですが、インシュレーターとボディとをそのままではなく薄いテープで3点支持で動かないように留めます。
これはリンギング防止にもなり意外と効果大なのでお奨めです!




そして念には念を!ということで、FM411MK3のSPターミナルのクリーニングですが新品なのに結構黒く汚れが取れます!
アルコールではなく特殊なオイルで汚れを分子レベルで浮かせます。


それから、純正のFM専用バナナは工具を使ってキッチリと締めこみます!
これは以前にも実験で書きましたが、DFが全然違ってきて音が全く違いますので手締めはNGです。


FM411MK3の足元はGRインシュレーターを使いますが、ここでもノウハウあり!
FM411MK3は5点支持なので5個を純正インシュレーターの下に敷きますが…

純正インシュレーターの真ん中の脚が0.8mm程度浮いているんです!!
これはコアの展示も同じで歴代のFMAのパワーアンプ全てがそうでした。
多分ですが、FMAでは普通にシャシにインシュレーターを5つつけてるだけに過ぎないと思いますが、真ん中の脚が浮いているのは構造上の問題だと思います。
そこで真ん中の脚に0.3mm程度シムスペーサー的に入れていき、インシュレーター5個の圧力が同じになるようにします。
こんなことですがこれもかなり音に影響あるんですよ!!!


他にもいろいろたくさんチューニングポイントありますが書ききれないのでこのくらいにしますが、やっぱりFMAのサウンドは別格です!!



スピーカーはC1ですが、今まで聴いたことのないC1のサウンドにビックリします!
C1の能力の高さにも驚きます!!

ちゃんと真ん中で聴かなくても、時々「ん??」って振り返ることが何度もあるくらいドキッとしてあたかもそこで演奏しているのか?という錯覚をします。
これがFMAです!

同じアンプでもこれだけ訴えかけてくるものが違うと不思議な感じがします。
内部の回路や部品、設計を見ても、見た目では他社と大きくは変わりません。
やけにシンプルだな~と思うくらいです。
多分ですが、アンプを作りたい!!と思った最初の思想が違うんだと思います。
それはマニュエルフーバー社長と以前話をした時に、とてもそれを感じたんです。

生演奏を再現したい!という思いが強く伝わってくるアンプは今までFMAほど強く感じたアンプはなかったですね。

毎日が音楽三昧で楽しくて仕方ない感じで、Yさまには大変喜んでいただきました♪
今回もどうもありがとうございました♪