オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

人気CDがようやく入荷!

2008-04-28 15:14:18 | Weblog
当店には、タイトル数は少ないですが音質や内容の良い曲が入ったCDを販売しています。
一応ほとんどが試聴用として使用している曲で、お客さんに「コレっていいね~。CD売ってるの?」って聞かれることが多く、直ぐに販売できるようになってます。
人気のあるCDはあっという間に売り切れてしまい、しかも輸入なのでいつ入荷するかもイマイチ定かではなく、突然絶版となってしまうものもあります。

今日はその中でも人気のCDがおかわりで入荷しました。(^^)v
コレの半分は既に予約は入っているので、もし興味のある方は早めに聴きに来てくださいね♪

コンサート活動に参加します!

2008-04-27 13:04:50 | Weblog
福井新聞社の風の森ホールにて毎月第3金曜日に各種コンサートが行なわれております。
そこのロビーでオーディオシステムを設置し、ご自宅にもコンサートホールと同じ感動を提案することになりました。
さしあたっては、風の森ホールですが福井県立音楽堂でも行なう予定です。

その為のディスプレー用のタペストリーが完成しました(^^)v

家電量販店で販売しているオーディオ製品は、国産のミニコンポや有名どころの海外製スピーカーなどがメイン。
チョット拘った製品となると輸入元の問題などで、量販店では扱えないものが多々あります。
そのチョット拘ったオーディオ製品たちをご紹介させていただき、良いオーディオに出会ってもらおうと思ってます。

オーディオ専門店がお奨めするオーディオシステムは一味も二味も違いますよ~


スイスメイド(^^)

2008-04-26 10:25:51 | Weblog
今日はアンサンブルというスイスの会社のCDプレーヤーを紹介します。

これはCD専用プレーヤーです。日本ではSACDがかからないCDPはないというくらいにSACDを推進していますが、実はピックアップや回路等の問題でCDを聴くならCD専用機の方が音質的に有利なのです。
そんなことも意識しながらヨーロッパ製品はCD専用機がほとんどで、SACDの必要性を疑問視しているメーカーも多々あります。

その一つがアンサンブルのDirondoPlayerです。
ピックアップはフィリップス社のM2PROのCD専用メカ。
それをアルミ合金削り出しのマウントにリジッドに固定し、そのマウントを特殊な素材によってシャシーに固定。
CDは軽量なカーボンスタビライザーによって固定する方式です。
また、デジタル基板も全てハンドソルダーに徹していて、デジタルでの音質の妥協を許しません。
普通デジタル回路はLSIやチップなどのピッチの狭いパーツが使用されるため、ハンダ層を使ったりロボット実装するのですが、アンサンブルは幾日もかけて手ハンダです。
実はコレが非常に音質に影響があることが、このCDPを聴くことで納得せざるを得ません。

また、一見チャチに見えるシャーシですが、折り曲げや抜き打ちの精度が素晴らしい。
リアパネルはRCA端子などの振動に影響あるものは、リアパネルのみフローティング構造シャシーになっていたり、インシュレーターは傷防止のゴムに見えますが、数種類の減衰ゴムの中からCDPに相応しいものをチョイス。
それが証拠に、同社アンプやDACなどのゴム脚と形は全く同じなのですが、軟らかさが全然違い、専用に減衰を合わせていることが分かります。

デジタル製品もオーディオ製品になるとやはりハンドメイドが基本なんだなぁ~と思い知らされます。

オーディオ機器は、家電品などの工業製品じゃありません!
工芸品の一種だと思います。

これからのオーディオメーカーには、そういった製品作りを徹して欲しいですよね。

エソテリック新製品セパレートアンプ試聴

2008-04-22 16:28:16 | Weblog
今日は、エソテリック社のC-03プリアンプとA-100真空管パワーアンプを試聴しました。(^^)

当方のシステムはプリはFM-155でパワーはFM411MK2ですが、パワーをそのままにして、まずは、C-03を試聴。
エソテリックの印象とは裏腹に、ちょっぴりウォームな感じです。
ただ、プリアンプの設計はそんなに簡単じゃなくて、音量での位相の問題など課題はまだまだありそうです。

次に、A-100。コレでプリパワーがエソテリックで揃った状態です。
この組み合わせはやはり試聴して音決めしているのが直ぐに分かりました。
音的にはまとまった感じで、しっくりきます。A-100は真空管ですが、しっかりとした音像があって駆動力も結構あります。真空管らしからぬ音って言われればそうかもしれませんが、SYSTEM8は十分鳴ってます。

次に、プリをFM-155に戻して試聴。FM-155とA-100の組み合わせです。
この試聴で分かったことは、プリの重要性はもちろんですが、A-100が意外に良かったこと。A-100はアウトプットトランスを使用しているにも関わらず、全帯域においてそれほど位相のズレやスピード感に違和感が無く、まとまってる感じです。
レンジが狭いのは仕方ないのですが、音楽を聴くスタイルとしてはなかなかいい感じでした。

その後に、パワーをコード社のSPM-1200Eに交換。FM-155とSPM-1200Eの組合わせ。
この組み合わせは以前にリファレンスとしてやっていたのですが、やっぱり素晴らしい組み合わせです。空気の張詰めた空間の中にリアルな音像。

で、最後にC-03に交換。C-03とSPM-1200Eの組み合わせ。
ウォームなC-03とクールな空気感のSPM-1200Eの組み合わせなので、音色での組み合わせなら中和されるはず。
しかし、良い結果は出ず。
C-03のウォームな部分が助長されてしまい、ぬるい音になっちゃいます。
難しいですね~

私の考え方なんですが…
オーディオ機器の全てのものは「一人歩き」出来ないと駄目って考えてます。
「相性」だとか「組み合わせ」だとかで、結果を出すのは非常に危険だし、あまりに素人的。
お客様に高価なものをお奨めするのにはやはり「一人歩き」できる製品じゃないと直ぐに入替しないといけなくなります。怒られちゃいますよね。

セパレートアンプはプリとパワーとの組み合わせで音決め、設計してしまうと、プリだけとかパワーとかだけでクォリティーが確保されないことが多いのです。
「プリとは何か!パワーとは何か!」を考えさせられるような製品探しをしているのですが、なかなか難しいものですね~。(^_^;)

テクノロジーだけで音を語ることは出来ない。
エソテリックはプリアンプ1年生です。パワーアンプもそんなに歴史がありません。
もし、このC-03がいとも簡単にプリアンプ界を震撼させるような音楽を奏でたとしたら、スタインウェイもストラディバリももうこの世の中から姿を消しているでしょうね。
ハイエンドオーディオとはそういう領域の世界だと思います。




試聴ルームの天井

2008-04-21 16:00:49 | Weblog
部屋はコンサートホールと同じで、スピーカーや機器は演奏者と同じ。
いくら一流の演奏家でも、多目的ホールなんかじゃあ、もちろんイマイチになってしまいます。
そういう風に考えると、オーディオルームは非常に重要です。

私がルームチューニングということに興味を持ったのはもう相当昔。
その時代にはまだオーディオアクセサリーにルームチューニング材としてカテゴリーが無いどころか、製品も皆無。
せいぜい吸音材(自作スピーカー用など)しか売ってなかったんです。

オーディオルームで一番の問題点は「定在波」です。
これは部屋という寸法に対し、ちょうど可聴帯域の低域部分に干渉する為に一番の問題点になるんです。
通常の空間には、6個の面があって縦横高で3組の平行面ができます。
そのそれぞれの共振周波数を掛け合わせた部分が定在波となり、音楽の低音部分に悪さをします。
低域が出すぎたりぼやけたり、逆に量感が無かったり。音階と音圧が定まらないのは、この定在波の影響が大きいのです。

そこで、この定在波を簡単且つ効果的にコントロールする方法があります。
それは「天井」です。

天井面は他の5面に比べて壁の露出部分が圧倒的に多いので定在波の影響が大きいのです。
よって、ここをひと工夫するだけで定在波を効果的に調整できます。

当店の試聴ルームは幾度と無く経験と手直しを重ねながら、ようやくその方法とポイントを見つけました。

当方のお客様で何人かのお宅を、この技術を使って設計施工しましたが、素晴らしいお部屋に仕上がってます。
長年のルームアコースティックに対する思いと、FFTアナライザーなど機器を駆使して編み出した結果がようやく芽を出したって感じです。



これは麻薬!?(*^_^*)

2008-04-20 12:46:16 | Weblog
これは、アメリカのバイビーテクノロジー社のスピーカーバレットです。
スピーカーの端子間に接続するだけの簡単装着です。

これも、量子ノイズを除去するのもですが、それの現在最高グレードで最新のものです。
初め見たときは「シリーズ接続は接点が増えるからなぁ~」っと邪道なアクセサリーだと高を括ってました。(^_^;)
でも、聴いた瞬間、全く接点が増えたと思える挿入感が無いのです。それどころか、逆に接点が減ったかのような静けさと解像度が増し、聴こえなかった音があるじゃないですか!(@_@)
ず~と、聴いていると音楽が浸透してくる感じで、もうこれが無いとしっくり来ないと思えるほどです。

これはもう麻薬的。(*^_^*)

バイビーの効果はヨルマデザインのケーブルやオリジナル商品にて体験しているので、傾向は同じなのですが、この「スピーカーバレット」は芸術的というか麻薬的。

もう試聴ルームのメインシステムに導入してますのでいつでも比較試聴できますが、価格も麻薬的なので興味のある方はお問い合わせ願います。(^_^;)

音質向上のお手軽アクセサリーというよりも、もう何もすることのない完璧だという方の、最後の仕上げにお奨めします。

ケーブルとは?

2008-04-19 12:10:49 | Weblog
お客様に導入していただいたビタスオーディオ社のデジタルバランスケーブルです。

エソテリックのエソリンクのデジタルケーブルとして導入したのですが、エソテリックの純正オプションのメクセルケーブルとの比較をした結果、価格は半分だけど音は断然ビタスの方が音楽を聴かせることに長けている。お客様もビックリしていた。

ケーブルとは…

まずは、伝送能力です。
システムの良さや個性をそのままノイズを増やさず、位相を曲げずに伝送すること。
これは、理論的に設計しないと難しいテクノロジーなので、現在多くのケーブルメーカーが出ている中、これを深く理解してるメーカーは片手ほどしかない。

次に、個性。
これは一見邪道な話しのように思いますが、機器との相性なども考えると無視できないこと。
この個性を持ったメーカーは五万とある。というか、個性は必ず出るのだけど、個性だけを特徴に売っていて理論は無視しているメーカーが多いのが事実です。

大きく分けるとこの2つのバランスを重視しないといけないんですが、当方が薦めているヨルマデザインはその両方に見事に当てはまる。

ただ、そのほぼ完璧といえるヨルマデザインでも1箇所違うメーカーにするとバランスが整うことが結構ある。
もしその1箇所に使うメーカーとして挙げるなら、今のところPADとビタスを薦めます。

理由は、個性でいうヨルマには無い独特のスケール感と滑らかさがあるんです。
それでいて、伝送能力もヨルマほどではないものの両者のバランスが悪くない。
また、録音の悪いソースやシビアすぎるシステムを上手に解してくれて、バランスよく音楽を聴かせてくれたりもする。

そういったことが、音楽をより楽しくするためのノウハウの一つなんです。

あまり理論的だけになってしまうと「音楽」を聴くよりも「音」ばかりになっちゃいますし、その反面、理論を知らないとせっかくの良い機材の特徴やクォリティーが発揮できなく、入替を繰り返す悪のスパイラルに陥ってしまいますからね。








新製品電源コンディショナー試聴(^^)

2008-04-18 16:33:47 | Weblog
今日はステラヴォックスが輸入開始した、米国RGPC社の電源コンディショナーを試聴しました。

試聴ルームのメインシステム、FM-411パワーアンプに接続して比較試聴しました。
この手の商品は他社にもたくさん出ていますが、RGPC社のRGPC600(右側)は他とチョット違うというので、試聴依頼がありました。
通常は絶縁トランスが入っていたり、LC回路が直並列に入っていたりします。
でもこれは、チョークコイルをパラレルで入っているために、直列のデメリットが出ません。要するにこの機器は一応リアにアウトレットが付いてますが、壁コンに並列につなげば良いことになります。

左側のモデルは通常の絶縁トランス方式です。その名も「pole Pig」!
「ブタも煽てりゃ電柱に登る」ですね。
フロントパネルがかわいいですよね。(#^.^#)

尚、試聴の結果が気になる方は直接お問い合わせ願います。m(__)m

CA-3プリアンプの試聴結果は…

2008-04-18 10:04:45 | Weblog
先日のフェーズテックのプリアンプですが、試聴してみました。
インピーダンス管理をしっかりしているので、まず小音量時にエネルギーバランスや位相特性が良いので非常にリアリティーが損なわれない。
しかし…

どのメーカーでもいえることなんですが、「これ!」といった魅力が無い。
つかみどころが無いっていう感じです。
多くの製品に一番欠けているなぁ~と思っているのが、「色彩幅」。

音にも色があって、(だから音色って言う)その「色」が表現仕切れてない。

機器の色を出すって言う意味じゃなくて、ソースの音楽自体の色をそのまま幅広く表現して欲しい。
画で言うと「白黒」になっちゃう機器が多いです。

その原因は大方分かっていて、このフェーズテックのCA3もそうだと思うのですが、高域方向でノイズっぽいので倍音が死んでる傾向なんです。
倍音は非常にピアニシモな信号、表現なのでノイズにめっぽう弱いんですが、これが上手く表現されて無いと、「色彩幅」がなくなる原因の一つです。
アクセサリー類で、高調波ノイズを除去してやれば出てくるのですが、機器自体でノイズに埋もれてると後処理が効き難くなるので、機器の選択が難しいんです。

なかなか難しいことですが、ここまで作りこんであるのに、そこらへんどを理解して詰めていれば芸術的な機器に生まれ変われるのでは…と。

惜しいプリアンプでした(^_^;)

プリアンプ試聴

2008-04-15 12:31:35 | Weblog
今回はフェーズテック社のプリアンプCA-3です。
フェーズテックは元々は電子設計の専門会社みたいです。
入出力インピーダンスを管理して、小音量時には特にインピーダンスの変化をしないように工夫しているみたいです。
そこらの考え方は、私の思っていることに当てはまるので非常に興味があるのですが…

実は先日から体調不良にて未だ真剣に聴けてません(T_T)
ブログも2日間、休んでしまいました。m(__)m

体調が万全になったら聴いてみようと思ってます。