オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

あの有名なスペクトラルを試聴しました♪

2016-02-26 17:53:32 | ハイエンド試聴
昔からとても興味のあったメーカーです。
アンプ界では泣く子も黙る存在、Spectral社を試聴しました!
その拘り様は半端ではないので日本でも販売代理店が数件あるのみというメーカーですが、今回縁あってスペクトラルを聴く機会を設けていただきました♪

あの素晴らしいレコーディングで有名なリファレンスレコーディングスのチーフエンジニアでもあり、HDCDの開発者でもあるキースジョンソン氏が設計するアンプです!

あのリファレンスレコーディングスのCDのクォリティの高さを聴いたことがある方なら誰もが興味を持つと思いますが、私もそのひとりでキースジョンソン氏の手がけたアンプ、スペクトラルはどんなサウンドなのか!!??

全シリーズ、推奨するケーブルも一つ一つヨルマデザインと比較したり、YBAシグネチャーのCDPやプリ、パワー、FMアコースティックのプリやパワーと徹底比較しました!



回路や内部のパーツの使い方、選別、種別など、YBAやFMアコースティックと共通する思想が非常に多いメーカーです。




プリのボリウムカーブはリファレンスレコーディングスのマスタリングでキース氏が自ら操作するフェダーのカーブと同じ条件を採用。
YBAの考え方と同じで、アンバランスを推奨しています。

バランス回路は全てがバランスしていないとアンバランスである!という考え。
むしろアンバランス回路のグランドをしっかりすることで非常に安定した信号を伝送できるしオーディオレベルの長さなら全くノイズの心配など要らないという考えです。コアで考えてることと同じだったのは驚きですね!

スピーカーをC1で鳴らしてみたり、非常に鳴らしにくいとされるライドーのスピーカーなど色々鳴らしてみました!




スペクトラルは音の為だけに全力を尽くした設計でYBAシグネチャーやFMアコースティックに非常に共通する技術、作り、思想ですね!

FMアコースティックは現在一番買いやすい?価格でいうとFM155のプリが200万、FM411MK2が900万超えで1100万を超えます。(~_~;)
YBAシグネチャーもプリとパワー合わせて約600万!(^_^;)
スペクトラルはプリパワー合わせて約250万円と、頑張れば手が届きそうな価格だしハイエンドオーディオではこのくらいの価格は結構どこのメーカーでもあります。
他社のアンプも素晴らしいものたくさんあります。
80点の優秀なアンプはたくさんあります。
でもあと20点はどうしようもないくらいバランスが絶妙でテクニカルな部分が完璧に近く技術的な裏づけがパーフェクトに近いくらいないと出ない音なのです。

FMアコースティックやYBAシグネチャーは95点!
スペクトラルも見事に95点!

残り5点は好みに与えられたアドバンテージみたいな印象です。
勝ち負けではなく音楽にドキドキする緊張感があって躍動する演奏者の顔が見えるくらい、オーディオで聴く音楽ってこんなにドキドキワクワクするんだなぁ~と感じられることは大切な共通点です。

これからコアではハイエンドアンプメーカー三本の柱となります!
ご興味ある方は是非ご来店下さい♪(^.^)

TAD社TAD-CE1スピーカー試聴♪

2016-02-22 11:02:17 | ハイエンド試聴
TAD社の話題のスピーカーを当店の試聴ルームにて試聴しました!
昨年の東京インターナショナルショウのアンプメーカーの多くが採用していたので気になっていました。



このサイズで3ウエイ、よく出来ていると思います。
サウンドもTADらしくモニター基調でしっかりした骨格とキッチリ鳴らすタイプです。
個性があるほう?かと言われればない方です。
無難に誰もが楽しめるタイプですね!

しかしいつもここでつまずきます。
バイワイヤリング端子です。(^_^;)


TADに確認したら上に繋ぐのがいいそうです。
多分帯域が広い方という認識なのでしょう。
ハイエンドスピーカーなら距離が同じになるジャンパーワイヤーを開発して付属して欲しいですね。
下に繋ぐのと上に繋ぐのと音が全然違いますから、メーカーの音はどちら?といつも思います。

さて、スピーカーチェックに欠かせないソフトはこの2枚。
低域の分解能を見るのに非常に分かりやすいです。



エンクロージャー設計が中途半端だと簡単に破綻しますし、ネットワークはもとよりエンクロージャーの位相設計がなされている機種は音階の階層が手に取るように分かります。
こんなに極端な差が出るチェックCDはスピーカー泣かせかも知れませんね。(^_^;)

もちろん低域だけでなく全ての帯域ので分解能が高くなければ音楽の解像度は見えてきませんので念入りに試聴します!!

毎日何らかの試聴しておりますがとっても勉強になるしお客様にあった製品をご提供できるよう日頃心がけております♪

LINN社LP12アナログケーブルをJORMA社UNITYに交換作業♪

2016-02-06 15:29:59 | チューンナップ
今回はLP12のアームケーブルの交換です。

通常DINタイプですとそういうケーブルが売っていて交換するだけなので誰でも簡単に出来ますが、まずはヨルマにはアームケーブルが出ていないこと、またLP12のNAIMアームはDINじゃないこと、なので加工して交換するしかないんですが、UNITYのケーブルは42万円もするのでお客様サイドでなかなか加工する勇気?もないかと思います。(^_^;)

アナログ用なのでそのまま使用するとノイズの問題があるのでシールド加工をします。




LP12のアームベースを外し小さくて細かいコネクターに太くて硬いUNITYをテンションをかけないように取り付けます。






LP12の場合はこういった作業台で作業をするとしやすいです。




作業は寝てしますが…(^_^;)




アームをつけて完成です!!


早速セッティングをされたお客様からご連絡を頂き、凄い!!素晴らしい!!の一言!!
とっても嬉しい感想をいただきました!(^.^)
スーパーなLP12の完成です♪

どうもありがとうございました♪

WADIA9修理♪

2016-02-01 18:09:37 | 修理
最近WADIAの修理品はもとより、修理困難な修理品が全国各地から毎日毎日送られてきます!!

1980年~2000年バブル終盤、メーカーが総力を上げて開発製造したハイエンドオーディオたちがそろそろ修理出来ない時代に突入してきています。

今回はWADIA9のD/Aコンバーターの修理依頼です。
WADIA9は当時250万くらいした最高級品で未だにファンがたくさんいます。
筐体もアルミ合金削り出し、惜しみなくコストがかけられた時代で、CDフォーマットなら最高峰の能力と音質です。
残念ながらメーカー修理不能対象機種です。


片chノイズが出るという症状でしたが今回はもっとも致命的な故障。
なんとデジタルボリウムなどを形成しているDSPチップがNG。
AT&T社のDSPです。









世界中からパーツを探し何とか奇跡的に入手成功!




他にOPアンプも不良でしたがこちらは比較的簡単に入手。

今回致命的にも関わらず250万円を復活できてよかったです!

お客様も大変喜んで頂いて嬉しいです!

修理できずに困っているハイエンドオーディオをお持ちの方、是非こちらからお問い合わせくださいませ!(^.^)
http://www.as-core.co.jp/repair