当方のお客様宅の長年ご愛用していただきましたExclusive2402をLINDEMANNのSWINGに!
大幅なスピーカー変更をしました。
何が大幅なのか?
方式が大幅な違いですね。
2402は大型ユニットを大きな箱で鳴らしドライバーホーンによって指向性をつけ遠くまで音を飛ばす劇場型スピーカーです。
SWINGは小径ユニットでバッフル面積を狭くし音回りがよい音場型スピーカーです。
どちらが良いか?というものではないのですが、音楽ジャンルの違いや録音年代の違い、重要視する音の部分の違い、部屋の広さなどでスピーカー選びは変わってきますね。
コアでお薦めしているのは音場型のスピーカーが圧倒的に多いです。
最近の新しい技術は音場型スピーカーが殆どですね。
最新録音など、正確無比なソースを鳴らす場合は音場型スピーカーがピッタリで、一方昔の録音なんかはその良き時代の機材でレコーディングやマスタリング、ヒヤリングしていたので、どちらかというと劇場型のホーンスピーカーがピッタリだと思います。
偶々ですが、このお客様はSWINGを探されてたそうでコアが先日県外まで引き取りに行ったSWINGを偶々ご来店して見た瞬間運命を感じたそうで即決されました。
でも、この正反対?の特性のスピーカー変更はとっても勇気が必要です。
大幅なスピーカー変更を決断された理由は、アンプのヒーティングなどで音がかなり変わり、気持ちよく音楽を聴くためには1時間以上音を鳴らしておかないといけないというストレスがあったそうです。
この症状はスピーカーを変更すれば解決するのでは?と思われたそうです。
実は他のお客様でコンプレッションドライバーを使われてるお客様にこういったお話が多いのです。
理由は定かではありませんが、想像するには、まず、
ホーン系のスピーカーは音の直進性があるために主となるオンの音の変化が大きく感じることが原因の一つだと思います。
また、コンプレッションドライバーとコーンウーファーでは全く音の出方が違うので中域だけがとてもリアルに聞き取れてしまう、また本来大きい会場で遠くに音を飛ばすためのコンプレッションドライバーなので至近距離過ぎるのも原因かと思います。中音域は人間が一番判断しやすい聞こえやすい帯域だからでしょう。
他にも音圧レベルの問題やエネルギーバランスの問題など色々考えられますが、音楽はオンの音や中音域だけで構成されていませんので、オフの音や倍音成分や間接音などが相まって一つのステージの中に立体となって音像が現れますので、トータル的には通常のオーディオ鑑賞では現代の音場型が理想になっているのだと思われます。
さて、2402はかなり大きく重いのでピアノ運送でクレーンを使って旅立っていきました。
旅立っていくと寂しいですね。
存在感あるスピーカーは特にそう思います。
そしてリンデマンのSWINGのセッティングです♪
こうやって実際スピーカーが入れ替わると、見た目も音も、部屋の広さの環境からするとこちらの方がピッタリですね♪
奥さまの一言「なんだか音もピッタリ!!」がとても印象的でした!(^^ゞ
スピーカー以外のシステムはかなりのレベルまで構築してきたのでSWINGに変更していきなり出てきた音は、素晴らしいハイエンドサウンドで、お客様も大変喜んでおられました♪
本当ならこういったスピーカーの大幅な変更は、捨てるものを覚悟して得るものを理解することが必要になってきますが、今回は捨てるものなど見当たらないくらい素晴らしく得るものばかりのサウンドになりました!(^^)v
この空気の変化はたまらないですね♪
おまけ♪
このお客様、1Fのリビングではインテリアも考慮して、英国NAIMのmu-soを置いていただけましたがこちらもとってもいい感じでリビング全体に音楽を奏でてくれています♪
こんなに良いならとカベコンの交換とリプラスのインシュレーターをなんとこのブルートゥーススピーカーに投入♪
見事に音質がハイエンドになりました♪(゜o゜)
元がいいとホント良くなりますね♪
音楽溢れるお客様宅のお話でした!
ありがとうございました!(^^)