オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

月一回の出張♪

2016-04-26 17:10:25 | 雑誌紹介
最近は月イチペースで東京など関東方面に出張しております。

先々月はオーディオ評論家宅へ、先月はTOKYO FMの収録、今月は出版社で取材でした。
最近は世界の大手自動車メーカーからの依頼でジャーナリストと一緒にカーオーディオとピュアオーディオとの対談取材のオファーもあったりして多忙な日々を送っております。







掲載されましたら順次紹介させていただきます♪


FMアコースティックフォノEQとコーナーチーニング納品セッティング♪

2016-04-23 16:09:26 | お客さま宅
今回やっと入荷してきたFM122MK2の納品と最近とっても評判のいいコーナーチューニングSFC-HDを納品セッティングしてきました。

まずはFMアコースティック社のFM122MK2というフォノイコライザーです。
電源ユニットはFM155と同じFM102を使用していますが、ヨルマデザインの電源ケーブルに交換しました。


そしてこのFM122MK2の特徴は環境に合わせたかなりシビアなセッティングが出来るのと、なんと言ってもFMクォリティーのサウンドというのが特記すべき点です。
そのセッテイングとはRIAAカーブを調整できます。

一応リストも付属していますので簡単にレコードにあわせることができます。


レコードとは溝を刻んでその刻んだ溝を針で読み取りますが、もちろんそんな1本の針で読み取るとどうなるかというと周波数の反応しやすい帯域とそうじゃない帯域がたくさん出来ますしノイズに弱い帯域もあります。
当たり前のことですが簡単に言うならフルレンジの小さなスピーカーでフラットな低域の音が出ないというのと同じです。
やはり出にくい音は出やすい音にあわせてやってフラットにしてやらないとまともになりませんから。
そのためにフォノイコライザーというイコライジングする必要があってそのRIAAという規格に準じているわけです。
しかし昔のレコードやメーカー、回転数によってRIAA通りに刻まれてないものが多いのです。
要するに、高域のきついレコードや低域が薄いレコード、逆にこもったような高域や低域がうっとうしいレコードなど微妙な録音が色々あるのは経験上ありますね。
なので物凄く簡単に言いますと自分で好きな音に出来るということです!!

で、カードリッジのインピーダンスや容量も合わせてセッティング完了♪






これはもうアナログの世界から抜け出せなくなりますね~~!!
FMワールドでもありますがこれぞ[アナログ」じゃなくて、これぞ[音楽」って感じで音楽に浸れます。

そして同じ録音のCDと比較♪

お客さんが一言[なんでCDも良い音なんだ??]と仰いましたが、確かにCDもかなり良い音に!!!???(゜o゜)

理由は…





コーナーチューニングをリプラスのSFC-HDを最初につけたからでした。(^_^;)


部屋の定在波の多いコーナーに設置するだけなのですが、お客さまのお部屋はちょっと奥まった部分もあります。
その場合のポイントは定在波の多いコーナーもそうですが、部屋の4隅に設置するのも基本です。

こんな感じで奥まってる部分を無視して4隅になる部分に貼ります。
これで音場が広大に構築され一体感が出ます!

今回は久しぶりのFMのフォノサウンドと、コーナーチューニングで空気にストレスのない染みきったお部屋になり、とても良いサウンドになりにやけちゃいました♪

どうもありがとうございました♪

メトロノームT3A Signatureのコンデンサー交換修理♪

2016-04-19 07:59:24 | 修理
当店でフルチューニングをさせていただきましたフランスメトロノームテクノロジー社のCDトランスポートT3A Signatureですが、最近リモコンが効かないときがある、臭いなどの症状があり修理させていただきました。

まずこのT3A Sigのチューニングの凄いところはマスタークロックが0.5ppmのニュートロンスターになっていることと、サスペンションサポート部分にHG-HR石英リングを使用している、それから電源部の量子ノイズを90%以上除去し正確なデジタル信号を形成しているBYBEEチューニング、Digital出力ワイヤリング同軸化、コアお奨めチューニングが全てなされています♪

しかし、今回お預かりした時のサウンドはどうもなんとなく生ぬるいぼんやりした音でした。
内部をチェックしましたら電源の電解コンデンサーの何個かが液漏れを起こしていました。


HG-HR石英リングが特徴的です♪




液漏れして膨らんでいるので傾いています。



基板も腐食しています。








色々調べましたがどうも温度に問題があるようです。
純正はBCの85℃が付いてますがレギュレーターの発熱に耐えれないようです。
これに限らず基本設計の設計上の問題って結構あります。

そこでBCの125℃をチョイスしました!

30個全て交換です!

ハンダはW/S社SIGを使用!!


軽くサウンドチェックしましたが全然違います!!

素晴らしいトランスポートに生まれ変わりました♪

これで末永く安心していい音を楽しんでもらえると思います♪







リフォームでオーディオルーム完成♪

2016-04-03 12:22:55 | お客さま宅
お客さま宅の洋室をオーディオルームにリフォームしたいとのご依頼を受けましてこの度完成しましたのでご紹介します!

元々は別のお部屋の空いている和室でオーディオを楽しまれておりましたが、今回洋室の空きが出来たのでご予算の範囲内で出来る限りオーディオ用にリフォームさせていただきました。
今回床と壁のリフォームです。

改装前の洋室。
この面にオーディオを設置するので真ん中にある扉を左側に変更する工事も行います。


反対側のリスニングポジション側。


床はフローリングですがリビングに使っていたので畳を敷いてました。


大工工事、電気工事、クロス工事など業者の方々にオーディオ仕様の細かい指示を聞いていただきます。


壁から工事します。
こちらの面はオーディオを置く面で中央のドアは撤去して左端にドアを新調します。

断熱材がない部分は共鳴するので対策が必要です。


オーディオを置く側の床だけ補強と共振点をずらすために床を一部開けます。


すると問題発生です。
ツカの一部が腐っています。前回リフォームした会社が土間に直接ツカを差し込んだためヌキまで腐ってしまっています。






そしてその部分だけを作ってはめ込みます。




そして補強と共振点をずらします。




床は予算の関係もあって既存フローリングの上に貼りますが強固になるので一番シンプルで安くていい方法です。



床を張るときは不要共振が出ないようにします。


オーディオを置く壁面の真ん中のドアを撤去し壁に、そして左側に新規の簡易防音ドアをつけます。


断熱材がなかった面にもしっかり充填して共鳴しないようにします。




オーディオ用電源は分電盤を手元に置きループノイズを極限にまで下げます。
2回路ですがもちろん2回路はL1で同相に統一します。


そして約1ヶ月かかりましたが見事完成です♪


そしてオーディオのセッティングとボイッシングです。
壁の距離を測り第3次までの定在波の干渉ポイントを避けた位置を計算して仮置きします。

キズがつかないようラッピングしています。


ボードを水平にしてボード上でスピーカーの位置決めをしてしまいます。


ボードで水平、スピーカーも水平にします。

スピーカーは位置調整の為、ボード下のインシュレーターが滑るようにフェルトを挟んでおきます。


システムの組立です。


配線です。


一次反射ポイントの割り出しです。
一次反射ポイントにリプラスのパネルを置きディフュージョンします。




システムはdcsのCD/SACDシステムにFMのプリなど。


1時間くらい再生して調整、位置を大方割り出し、あとは馴染むのを待ちます。
低域の位相は計算とシミュレーション通りいきなりピッタリです!!


とってもスケールがあって潤いがあってリアルなサウンドになりお客さまもとっても喜んでいただけました♪
あとは色々モノを置きだしてから馴染むのを待って再調整で詰めていきます。



どうもありがとうございました。
楽しく感動的なオーディオライフをお送り下さい♪