オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

エソテリックP-02&D-02&G-02&K-05試聴♪

2012-04-28 11:47:17 | ハイエンド試聴
エソテリック新製品を試聴しました!

エソテリックはVRDS-NEOのメカで有名ですね。
コアの試聴ルームで使っているdcsのトランスポートもNEOメカを採用しています!

さて今回は
①CDトランスポートP-02 140万円
②DAコンバーターD-02 140万円
③マスタークロックG-02 35万円
④一体型CDプレーヤーK-05 55万円
です!

エソテリックはSACDをメイン?にしているので、DACもセットで、しかもクロックもセットで提案してきますが、あえてコアではそれぞれの技術や個性を見分けるために一台一台聴きました!

まずはフルセットのP-02&D-02&G-02で!

エソテリックらしい正確無比なサウンドですね♪
昔に比べると随分ソフトの個性を主張するようになってきました。

G-02は水晶を使っていますが、コアで使っているマスタークロックG-0RUとの比較は全然ダメでした。(^_^;)
しかも、分周回路を排除した22Mや10Mで入力しても、44.1kのルビには全然勝てません。(^_^;)
仕方ないですね。苦笑

それから、DACの聴き比べです♪

コアではdcsを薦めていますが、Elgar1394での比較。
dcsのElgarはもう型が1つ前ですが5bitのDACは今も基本的に変わってませんので現役バリバリです!

SACDは比較できないので、CDの44.1kで対等に比較!
dcsの圧倒的解像度ですね~~!(^_^)
これには根本的技術の差を感じちゃいます。

写真を撮るのを忘れてましたが、トランスポートも比較しました!

デジタルはやっぱりデジタル専門の会社が根本的な技術を持っているようですね。
CESに行ったときdcsの社長もそんなこと言ってました。(^_^)

そのほか、K-05も試聴♪

下に写っているATOLLのCD400とCDで比較しましたが、これもCD専用機には根本的に勝てないようです。

何でも再生できる機器は果たしてハイエンドなんでしょうか?
アップサンプリングもできて、クロックもたくさん受けれて業務用みたいですが、果たしてこれがハイエンドなんでしょうか?

AVアンプやミニコンポみたいな多機能なものと思想が同じに感じてなりません。

レコードプレーヤーのようにハイエンドはせめて専用機であって欲しいです!
またシンプルなところにハイエンドでピュアサウンドがあるんだと思います。

そんなことを感じさせてくれた試聴でした♪




ソニーSCD-1を修理して感じたこと。

2012-04-24 13:30:39 | 修理
今回はソニーの銘機SCD-1の修理依頼です。
症状は、ディスプレイが途中で点かなくなるというものです。

お客様は東北の方ですが福井まで送って来こられた理由は、ソニーで修理不能と言われたとのことでした。
テレビや家電製品と同じように、銘機であれ金額が安かれ高かれ、法律上メーカーとしても義務を終了すれば修理しないとのことです。

確かに部品在庫負担は大きいものです。
でも銘機であったり高額品のものは部品を持っていて欲しいのと、簡単に断らないで欲しいと思います。
もしメーカーで修理できなくても下請けを紹介するとか、何か対策して欲しいものです。

さて、前置きはそのくらいにして、
SCD-1の動作チェックから。

最初は点いてますが途中で真っ暗に。。(・・?

ディスプレーボードをチェックするために外します。
基板に振動を与えると症状が変化します!

LSIやFL管の基板をチェックします。

回路をみて全てチェックします。


拡大鏡で実装パーツなどをチャックするとハンダクラックが多く入っています。

200箇所以上ハンダ修正してディスプレイが完璧になりました!

振動与えても全く症状は現れません!(^_^)

他にデジタル系、アナログ系、電源系のコネクターの接触不良をチェックしてクリーニングします!
そしてテストランニングです!

表示も明るくなりました!!

音もこの年代とは思えないほどのクォリティーになりました♪

こうやって部品がなくてもクラックなどの接触不良による故障は80%以上です。
なのでメーカーも見ずに修理できないとは言わず、とりあえず見て修理できるものはして欲しいです。
アッセンブリー交換としての部品がないなんて言わないで欲しいですね。

これでこのSCD-1は今後も長くご愛用できるようになりました♪
末永くご愛用くださいませ!







エイリアルアコースティックスMODEL7T試聴♪

2012-04-23 17:16:27 | ハイエンド試聴
今日はエイリアルアコースティックス社のMODEL7Tを試聴しました!


このSPもバイワイヤー対応で4端子ですが、接続はどこにするのが正しいのか??
問い合わせるとさすがエイリアルだけあって明確な答えが来ました。
答えは「バイワイヤーです」とのこと。

試しにまずは下(ウーハー側)に+-をつないで試聴。
「高域がチリチリして音圧バランスが変です。」
次にクロス接続(+をツィーター側、-をウーハー側)です。
「高域のチリチリした音が消え、バランスが全然いいです!!」
次にバイワイヤーアダプターを使用して同一条件接続。
「全然いいです!!!」

ということでメーカーの言っていることが正しいことになります♪
さすがです!!

昔某メーカーで、バイワイヤーを採用しているスピーカーメーカーの技術者の方に聞いたところ
「どっちでもいいです!」
との返答があったことを思い出しました。(^_^;)

これだけ音が違うのに「どっちでもいいです!」って言うのは変ですね。(^_^;)
明確な答えを出して欲しいものです。

エイリアルのMODEL7Tはこういったつなぎ方で非常に分かりやすい性能と設計なのが良く分かります!

音はフルレンジみたいに軽く素直な音調です。
それでも低域もしっかりと出ていてモニター基調の音ですね♪

接続でこんなに変化するだけにシビアなスピーカーだと思います。
いろいろ鳴らしこんでみる価値のありそうなスピーカーは久々です。

とっても綺麗な塗装でブラックメタリックです!









http://www.ak-associates.co.jp/hotmedia15/docs/newpage3.html

CDソフト入荷♪

2012-04-17 15:24:49 | ソフト
今回まとまって入荷したのでブログでご紹介します♪

コリンメイ(Corrinne May)のサイン入りのアルバムを追加でお願いしていたものがやっと入荷!!
プロディーサー兼ニュージシャン&コリンメイのご主人であるケビンフーのアルバムも入荷!
こちらもサイン入りです♪



コリンメイとケビンはシンガポールでニューアルバムのレコーディングとマスタリングでしばらくLAを不在にしていましたがやっとLAに帰ってきたので送ってもらえました!(^^ゞ

また、シンガポールで既に発売していますが、日本やアメリカではまだ未発売のニューアルバムを1枚コリンメイのサイン入りで貰いました!!(^o^)
ありがとうございます!!!!



とってもメロディアスでいい曲ばかりです♪

こちらも順次販売用を交渉していますので入荷までしばらくお待ちくださいね♪

さて、Best AudioPhile VoiceシリーズのⅣがXRCDになって新登場です!!

コリンメイのサインいりCDを買い逃した方や是非欲しい方などご注文お待ちしています♪
品切れの際はご了承くださいね(^^ゞ

人気コーナーチューニング比較試聴♪

2012-04-06 09:52:15 | 比較試聴
今回、コーナーチューニングのルームチューニング材の比較テストです!
色んなものと比較して凄くよかったリプラスのSFCを薦めておりますが、最近人気のアルテのテトラとの徹底比較です!

なぜリプラスのSFCを薦めているかといいますと、このコーナーチューニングを部屋の4隅につけるだけで解像度が増しサウンドステージが立体的になるんです!
かなりビックリしますよ♪
他社にはない圧倒的なパフォーマンスなので薦めています!

一方アルテのテトラはカッコいいし雑誌等でよく見かける人気のコーナーチューニングです♪

まずはコアの試聴ルームのSP側のコーナーに設置♪
アルテのテトラです!

浮いてる感じでいい感じです!


リプラスのSFCです!

ごく普通でいい感じです!笑


試聴結果は!!
アルテは吸音なのでスピーカーの外側まで音場が薄い感じでスピーカー間にエネルギーが集中する感じ。
しかし音楽性や躍動感が少し薄れた感じです。

一方、SFCは解像度は圧倒的に高いのと、音像が立体的で凄くリアルです。音色が豊かでスピーカーの外側までステージが見えます。

結論:コーナーは吸音重視よりも拡散重視するほうがかなり有利と判断。
そういえば米国エイスナーブ社のコーナーも拡散系でした。

次はリスナーの後ろに設置♪
アルテのテトラです!

こんな感じです!


リプラスのSFCです!

こんな感じです!


試聴結果は!!
アルテはやはり音場がスピーカー付近に固まっていて音がスピーカー間で鳴ってる感じです。
それと少し音が遅い感じになりました。

SFCはやはり音場が部屋全体に広がるので、まず解像度が高いのに驚きます。
スピーカー間の音も立体的で音色も非常に豊富です。

結論:リスナー後方のコーナーも拡散が圧倒的に有利みたいです。
天井のコーナーなので部屋全体に音を行き渡せることの重要性をつくづく感じました。

コーナーは定在波があるので効果的に吸音してやるほうがいいみたいですが、それだけではダメみたいですね。
また、リプラスは後ろで定在波を吸音して、表面では拡散するというハイブリッドのせいか、やっぱり凄かったです!

また、素材の考え方が大きく違うみたいです。
アルテは構造での理論があるみたいですが、素材は一般的な樹脂で出来たダンボール状のもの。
リプラスはミクロ構造と素材と両方の理論があるみたいで、見た目は違う金属をコーティングしたものが何枚も重ねあってます。
ケーブルも同じですが、素材と構造、両方が確立してないと駄目みたいです。

ルームチューニングもすごい技術が音に大きく貢献していることが今回の試聴で改めてわかりました。

価格はアルテ2個55000円、リプラスは2個39800円。





オラクルDelphi納品セッティング♪

2012-04-02 12:59:41 | お客さま宅
前日はオラクルCD2000MK2を納品セッティングし、翌日は別のお客様に同社Delphiを納品という、なんとも奇遇な日でした。(^^ゞ

CD2000MK2は何度も納品しているのであえてアップしませんが先日コアでセッティングを済ませていったので納品は素早く見事なサウンドでお客様もご満悦でした♪


今回Delphiは一からのセッティングなので3時間かかってじっくりセッティング!
まずは今までご愛用になられていたAVIDのDIVAを試聴♪
6年前に納品と部屋もコアで作ったのでなんだか懐かしいサウンドです!


なごり惜しくもDIVAともお別れということで、お客様自ら分解して箱にしまってもらいました。


その間に私はDelphiのセッティングの準備です!!


アームはRegaのRB1000なので直接ハンダしないといけないのでアームベースがハンダを外さないと抜けません。(^_^;)

直接ハンダなので音質はいいんですけどお客様自ら作業は難しいですね。

箱から丁寧にパーツを出していきます!


これがメインシャーシの裏側です!
今しか見れませんので。(^^ゞ

削り出しが美しいですね!!

メインシャーシとサブシャーシを仮組します。


で、ターンテーブルやレコード、スタビ、すべて乗せてからサスペンションセッテイングです!

これはCD2000MK2と同じ要領なのでノウハウを生かせますね♪
この状態でサスペンションの動きを確認しないとダンピングオイルを入れてからでは手遅れですよ!

で、この硬いオイルを注入していきます!


各部繊細な調整をしていき、音だしです♪


いきなりいいです!!!
DIVAとは次元が違いますね!(゜o゜)

お客様も驚きとご満悦の様子です♪



アナログ派のお客様でしたが、オラクルは素晴らしいプレーヤーだと思います!

のちに落ち着いてきたら再度サスペンションのセッティングが簡単に出来るようお客様にレクチャーして帰りました♪(^_^)

どうぞ末永くご愛用くださいませ♪