千葉にある日本音響エンジニアリングの研究施設にあるサウンドラボのメイン試聴ルームで試聴させていただきました♪
このお部屋はオーディオ業界では有名ですよね!
究極のオーディオルームの1つでないでしょうか!
柱状拡散体(AGS)です。
オーディオルームでよく使われる手段としては、吸音や反射や遮音ですが、これは音を止める手段が主で、チューニングではありません。
拡散体はコアが考えるルームチューニングと同じ考えです。
NHKのスタジオから開発がはじまり、今はANKHなど製品化されていて私たちオーディオファンにとっては欠かせないルームチューニングメーカーになっています。
オーディオやスタジオの音響設計だけでなく、騒音測定や無響室の国内トップシェアのメーカーです。
アンテナみたいなのは騒音測定用のマイクだそうです。
こんなメーカーの作る製品は全てコンピューターのシュミレーションや無響室で実測して設計していますので理論的に作られているんですね。
そんな、AGSシステム(ANKHの森)だらけの計算しつくされたオーディオルームで果たしてどんな音を出しているのか!?と気にならないわけはないですね。
部屋の広さは35畳ほど、四角ではなく計算された多角形の形をしていて、天井もかなり高く、しかもこの空間の外には人が歩けるほどのスペースがあってそこでも定在波補正をしています。
天井はコアでも同じ構造でした。(凄)
オーディオ機器=一流のオーケストラ
部屋=一流の音楽ホール
というバランスは 生演奏でもオーディオでも同じだと思います。
どちらが欠けてもダメですね。
そういう意味でこのラボは、オーディオ界では世界的に一流の音楽ホールだと思います。
そう考えると、オーディオ機器にばかりお金をかけたり、チューニングをしたりしても、バランスが良くないことが分かると思いますが、今のオーディオ界では 機器重視で、もう少し部屋のチューニングをやるべきだと思ってます。
そして、このラボは世界一流の音楽ホールに、マジコのスピーカーなど、世界一流のオーケストラもいますから ひとつの究極のオーディオ環境と言えますね。
さて、いきなりですが、コアでよく試聴で使ってる15曲ほどのサウンドチェックの曲でじっくり試聴させていただきました。
そして、実験で側面全面に暗幕(吸音)で覆い、AGSの効果をリセットして比較しました。
それから、後方サイドにシルヴァンを2台置いて試聴。
この究極のシステムを聴いてすぐに思ったのは、今まで自分のやってきたセッティング、ボイシング、ルームチューニングがいかに正当であったかと自信がつきました。
コアのレファレンスシステムがある試聴ルームは19年間3回も改修工事をしてあらゆるチューニング材を試し、解析して実測してきた試聴ルームですが、結構いい線なのがよく分かりました。
それと、もう1つ重要なことです。
この贅沢な空間をどうやったら普通のお部屋で必要最小限のANKHや組み合わせで再現できるか!っていうことです。
そのために色々実験や測定もさせていただきヒントを掴んできましたので、お客さまにANKHなどを納品させていただく際に色々お役に立てると思います。
是非、日本音響エンジニアリングのANKHやシルヴァン導入をお考えの方、是非ご相談下さい。
遠方でも出張セッティング、ボイシング、など行いますのでお気軽にご相談下さいませ♪