オーディオスペースコア

福井にあるオーディオスペースコアというショップです。
ちょっと拘ったオーディオを楽しんでみませんか?

MAGICO社M9試聴しました♪

2022-10-14 12:06:05 | ハイエンド試聴

昨日はエレクトリ本社にお邪魔しまして、アメリカのハイエンドメーカーMAGICO社のフラッグシップスピーカーM9を試聴させていただきました♪

試聴音楽は、こちらから持って行ったチェック用に集めた16曲編集したガラスCDで全ての曲をじっくりと試聴し堪能させていただきました♪

このMAGICO M9というスピーカーは高さ203cm、奥行き102cmという超弩級クラスです!

重さは450kgで価格は1億2650万円(ペア・税込)となっております。

38cmウーハーx2本、28cmミッドバスx2本、15cmミッドx1、2.5cmツィターx1という構成です。

テクノロジーや材質等々の話はメーカーHPでご覧いただくとして割愛させていただきますが、密閉で38cmx2本は過去に聴いたことがありません。

また、専用チャンデバを使用して38cmと28cmのクロスのみ120Hzをチャンデバでクロスポイントにしていまして、上はパッシヴネットワークによってクロスをとっております。

やはりこれだけの大きさとクォリティーがあると、音量はそれ程でなくても全帯域でエネルギー密度が濃いですね!それでいて音数の多い場面でもそれぞれの音が一切交わらず分離しているのでスピーカーの域を超えているという感覚になります。

実物大のホール全体の響きやエアーボュームを表現できる!というイメージです。

誤解をされると困るので言いますが、単に大きいから低域が出るとかという感じではないんです。

強いて言うなら、エレクトリの試聴ルームも立派で広いんですが、更にもっと広い部屋のエアーボュームが必要だと思うし、M9の更なる真価を発揮すると思います。

このM9のサウンドは、たくさんの曲を聴き込むことで真価の片鱗をたくさん感じることが出来ました♪

また、これを聴くことで他のスピーカーの評価やセッティングなどに大いに役立つと思いました!

エレクトリの方々、貴重な体験をありがとうございました!


イタリア AUDEL社のスピーカー U-Basik 5/8 試聴出来ます

2022-10-10 15:25:29 | ハイエンド試聴
 


 
スタッフの三屋です。
今回は、輸入元のステラさんからイタリアのスピーカーメーカーAUDEL社のとてもお洒落なブックシェルフスピーカーをお借りして聴いてみました。
まずは、キャビネット材がバーチの積層材を使用しているので、見た目がお洒落で美しいです。大きさも 220(W)×210(D)×350(H)mmという大きさで、最近のスピーカーとしては珍しく奥行が短く、ちょとした棚の上や出窓の所に置いても邪魔にならず、スピーカー自体の存在感があまり無いのもいい感じです。専用の木製のスピーカースタンドも発売しておりますが、スピーカー自体に最初からスパイクとスパイク受けが付属しているので、もっと気楽な使い方も想定していると思われます。
 
面白いのは、キャビネットが前後で2分割していて、その間にはFENIXという次世代アクリル素材を使用して振動の減衰を速めているとのことです。バスレフのポートの形状も面白い形をしています。
現代の小型スピーカーとしては能率も高く、解放的な音で古い録音のものもから新しい録音のもまで上手くまとめてくれて、楽しく聴かせてくれるという感じです。
 
 
 


 
10月16日までの間、試聴可能となっておりますのでご興味のある方は、是非聴きに来て下さい。
 
 
 
 

アキュフェーズの P-7500 試聴可能です

2022-07-01 14:19:00 | ハイエンド試聴

アキュフェーズのAB級ステレオパワーアンプのフラッグシップモデル、P-7500が当店にて期間限定にて試聴可能です。

いつもはFM411MK3パワーアンプですが、期間限定で選手交代、YGアコースティックのHailey2.2をP-7500でドライブします♪

出力は8Ωで300Wx2で、ダンピングファクターは1000以上、S/N130dBとなっております。重量は、49kgで重いです。
 
試聴期間は、本日より7/10(日)までとなりますので、是非皆さん聴きに来て下さい。
 

アーカムのCDプレーヤーとアンプを試聴しました。

2022-05-21 16:02:39 | ハイエンド試聴
スタッフの三屋です。

英国アーカム社のSACD/CDネットワークプレーヤー CDS50 ¥143,000(税込)とプリメインアンプ SA20 ¥165,000(税込)を試聴しました。






アーカムと言えば、昔CDプレーヤーにdcs社のRingDACの一部を採用したことで話題になったことがありましたね。
しばらくの間、輸入されていなかったのですが、昨年よりハーマンインターナショナルさんが輸入を再開しました。

CDS50の方は、SACD/CDネットワークプレーヤーで、Wi-Fiのストリーミングにも対応している多機能な今どきのプレーヤーです。
SA20の方は、最近増えてきているGクラスアンプです。Gクラスアンプは、AクラスとABクラスのハイブリッドで高音質と高効率を両立させた方式とのことです。デジタル入力とフォノ入力もMMまでならあり、これもまた今のニーズにマッチさせたものになっています。

デザインはとてもシックにまとまっており、サイズも横幅はフルサイズながら奥行と高さは抑えており、程よいコンパクト感があります。
音の方は、上手くまとめられており、この価格としては十分だと思います。この価格帯だとライバルは日本のメーカーになると思いますが、ひと味違うデザインや音で選んでも良いと思います。






オールインワンの製品では、物足りないと感じる方や、オーディオにはある程度こだわりたいが、ストリーミング等の利便性やデザインも重視したいという方、でもCDも聴きたいとういう方には選択肢の一つになると思います。




PCオーディオでも MC3+USB

2022-03-18 19:12:41 | ハイエンド試聴
スタッフの三屋です。

珍しくPCオーディオの記事です。
CDをメインで再生しているお客様が、最近になり家で余っている古い MacBookPro を音楽専用に使い始めてPCオーディオにハマり始めたとのことで、お店に持ち込まれ色々と実験してみました。
音楽のデータはCDを非圧縮AIFFでリッピングしたもの、再生ソフトは Audirvana を使用しています。






まずは、MacBookProのヘッドホン出力からクライオのマイナーな商品、ステレオミニーRCAピンジャックの変換アダプタを使用してピンケーブルでのアナログ接続から。
こんな簡単な使い方でもMacのおかげなのか、音に変な癖はないですね。しかし、音場は狭いし、音の線が細いのでCD再生の音に慣れている方には不満は残ります。






次に、当店でも発売以来ロングセラーのDAC、CHORDのQUTESTの当店オリジナルトランス式電源仕様を追加。接続はUSBになりデジタルになります。

さすがQUTEST。一気に情報量が上がり音が密になり豊潤になりました。

さてここからがこの実験の本題になります。当店でおすすめしております MUTEC のリクロックマスタージェネレーター兼USB DDコンバーターの MC3+USB ですが、CDプレーヤーに追加する際には、最終的には同社のリファレンスクロック REF10SE120 を追加することをおすすめしていますが、それがPCではどうなるのかが興味深いところです。






MC3+USBをMacBookProーDAC間に追加。接続はPCーMC3+USB間がUSB、MC3+USBーDAC間が同軸デジタルケーブルになります。

おおー。背景でざわざわしていたものが無くなり、ノイズっぽさも無くなって、聴きやすくなっているうえに情報量は上がっています。デメリットは全く感じられません。
ここまで良くなるのは、PCからのUSB出力に乗っているクロックの信号が、オーディオの製品とは違いノイズも多く不正確になっているのと、USBはDC5Vも供給しているためだと思われます。
それらがMC3+USBを通ることにより、リクロックされるのと同時にDDコンバートされてDC5Vも切れるので、ここまで良くなるのだと思います。

ここまで来るとPCの利便性を選ぶ方もおられると思います。






最後に禁断の超高精度クロックREF10SE120を投入。接続はMC3+USBにBNCケーブルにて入力します。PCーDACのシステムに対しては並列に接続する形になります。

さらに静寂さが増し、音のフォーカスが合っている感じです。やはりデジタルの世界はクロックは重要ですね。
CDの場合はここまでやりたくなりますが、PCの場合はMC3+USBだけでも、充分だと思います。






今回の実験で思ったことは、CD、アナログレコード、PC・ネットワークオーディオはどこまで行っても違うもので、それぞれ違う音だということです。
ご自身に合ったソースを選んでいただければいいと思います。







TEACのパワーアンプを2機種試聴しました

2022-02-14 09:48:59 | ハイエンド試聴
スタッフの三屋です。
TEACのパワーアンプ APー505とAPー701を試聴しました。
いずれもD級アンプというもので、オランダHypex社製のNcoreというモジュールが使われています。このHypexといえば、某ハイエンドスピーカーのウーファー部のアンプに使われていた時代もあり、ご存知の方もおられるかもしれません。
このD級アンプというものは、D=デジタルというわけではありません。アンプの動作方式の1つです。一般的には、A級、B級もしくはAB級が使われていますが、C級というものもあり、そのあとに生まれたものなのでD級となっただけです。現在はG級まで存在しています。
D級アンプにもいくつか種類はありますが、入力された信号を高速スイッチングさせて矩形波に置き換えて増幅させるというPWM方式が多いようです。メリットとしては効率が高く、小型化も出来て発熱も抑えられるということです。デメリットとしては、スイッチングによる高周波ノイズがあるといわれています。ですからひと昔前は、サブウーファーに使われることが多かったのですが、近年はオーディオアンプ用に改良したものを色々なメーカーが採用してきています。
まずは、弟分のAP-505の方から試聴。システムはプリアンプが当店お薦めのベンチマークのLA4、スピーカーがディナウディオのHeritage Special にて。
見た目がコンパクトなのに、パワーメーターも付いていて業務用っぽいデザインで剛性感がありそうな感じです。
音の方は、さっぱりしていてレンジもそこそこ広く解像度もそこそこという感じで、正直少し力不足で物足らない感じがあります。この機種はBTL接続もできるので、2台使用してバイアンプや左右独立で鳴らすというグレードUPの余地は残されています。
続いて、AP-701の方を試聴。こちらの方はNcoreを2基搭載しており、出力もAP-505の2倍の260W×2 4Ωになっており、電源トランスも大容量トロイダルトランスを搭載し、バッファアンプもディスクリートとなっております。業務用のような見た目はそのままに、大きさはフルサイズになります。
音の方は、予想以上に違いました。駆動力も高くてレンジも広く、音の密度感が高いです。
D級アンプは、あまり差が出ないかと思っておりましたが、やはり設計による差は大きく出ますね。
このD級アンプの方式は、近年進化してきていると思いますので、今後の進化にさらに期待したいところですね。
ご興味のある方は、当店にて2月20日(日)まで試聴可能です。是非お気軽にお越しください。

事前告知♪ソウルノート期間限定試聴できます♪

2021-12-13 18:51:06 | ハイエンド試聴
Soulnoteは国内で最近話題のブランドで、どれもが拘りの設計やパーツを使用して注目を浴びている製品を多く作っております。
理詰め設計がどれだけ感情を揺さぶるのか!?、理論と感性のバランスがどのように取れているのかを体験したいと思い、期間限定でまずは下記の2機種をデモします。

まずは、

A-2というプリメインアンプです。
標準価格550,000円(税込)

スピーカーはDynaudioのHeritageSpecial及びConfidence20あたりで鳴らす予定です♪

それから、

S-3 Ver.2というSACD/CDプレーヤーです。
標準価格1,518,000円(税込)

こちらはメイン試聴ルームのYG Acousutics Hailey2.2のスピーカー、FM Acoustics FM155Mk2R&FM411Mk3のセパレートアンプで鳴らす予定です♪
そして10Mのクロック入力したりして、当店のメインSACD/CDシステムdCSの3点セットとの比較になるかと思います。

試聴期間は2022年1月3日(月)~10日(月・祝)までです。

ご試聴ご希望の方は、事前に電話またはメールにてご予約をお願い致します。

どうぞご来店をお待ちしております♪

パラダイムのFounder40Bを試聴しました

2021-11-30 11:15:19 | ハイエンド試聴
スタッフの三屋です。
パラダイムのFounder40Bというスピーカーを試聴しました。
このカナダのパラダイム社の上位のクラスのスピーカーは、ベリリウム振動板を採用しているので有名ですが、このFounderシリーズはアルミとマグネシウムを採用しています。





スピーカーを持つと、ズシリと重く剛性も高い感じで、エンクロージャーの造形も凝っています。内部は定在波を防ぐのと同時に、補強も兼ねたブレーシング処理がされているとのことです。
音は、能率92dB・8Ωなので鳴らし易く鳴りっぷりがいい感じです。ツィターの周りは少しホーン状のようになっているので音が前に来る感じがします。ワイドレンジ感もあり、上位のモデル程は音に特徴はありませんが、その分無難にまとまっている感じがします。







最近は小型スピーカーを各社それぞれ個性あるものを発売しており、激戦区となっており、選ぶ側としては面白い状態ですね。小型2ウェイならではのまとまりの良さを活かしたハイエンドなモデルも続々と登場しています。









アキュフェーズE-5000プリメインアンプ期間限定試聴できます♪

2021-11-09 09:21:49 | ハイエンド試聴
新製品のフラッグシッププリメインアンプE-5000が当店で試聴できます♪
期間は11/27(土)~11/29(月)までの3日間です♪

AB級の究極のプリメインアンプのサウンドを是非当店にてお確かめください♪
試聴スピーカーはDynaduio Confidence20及びHeritage Specialで行う予定です♪

E-5000メーカー詳細ページ

営業時間は、月~土:11:00~19:00、日:11:00~18:00です。
福井市新保1-808
TEL 0776-52-2952

ご来店お待ちしております♪

GRESIMブランドのアクティブオーディオボードを試聴しました♪

2021-10-28 12:45:15 | ハイエンド試聴
これは画期的といいますか、日本的といいますか、乗せた機器の振動を検知して即時に逆相振動によって打ち消しあう(多分)という凄いオーディオボードです。
話によりますと、電子顕微鏡や天体望遠鏡などの超倍率の場合、少しの振動によって被写体がぶれてしまい正確な分析が出来なくなるので、このボード上にそういった機械を設置して振動が全くない状態で分析できるという、業務用の凄い機械を作っている会社からのオーディオ用として発売されたボードだそうです。

当店では、YGアコースティックのRack1.1という同じような考え方のボードの音に衝撃を受けて、かなりの衝撃の音と販売台数を誇ってきましたし、当店の試聴ルームでも採用しているのがパッシブ式のオーディオボードです。
なので、これは是非聴き比べしたいと思いしばらくの間お借りして色々試しました。


このアクティブオーディオボードはHIBIKI-65という名称です。
乗せる機器の重量や重量バランスを検知して振動を制御します。
この構造や方式ですとあくまで低周波には効果があるとは思いますので本来ならばアナログプレーヤーで試したいところですが、当店ではパワーアンプとSACD/CDトランスポートで試してみました!

まずは、FM411MK3のパワーアンプで試しました。


パワーアンプはYGアコースティックのボードを常設しているので、単純にボードとしての比較です。
アナログプレーヤーのように、低周波に影響する製品ではなく、高い周波数の振動抑制となると、素材の固有振動数が音質や音色に大きく関わってきます。
内部のアクチェーターに使っている素材や構造上の複雑な接点振動なども音に出るようです。

正直これはアクティブオーディオボードが本領発揮してるとは思えないので次は駆動系で試してみました。

そして、次にdCSのSACD/CDトランスポートで試しました。

アナログプレーヤーみたいに駆動系の振動があるので本領発揮して欲しいです!

これは結構効果があったので動画を撮りました♪

まずはHIBIKI-65なしのデフォルトの動画です。
アクティブボードなし

無しとは言っても、当店で昔からあらゆる比較試聴を繰り返してやっと見つけたお薦めのドイツコプラーレ社のボード上です。

そして、ボードを設置して質量や重量バランスなどを検知測定してセット完了です!
アクティブボード設定中

マニア心をくすぐる動作をしております。笑

HIBIKI-65ありの動画です。
アクティブボードあり

振動するメカにはやはり低周波振動の影響を受けているので定位の正確さやエネルギーの損失を感じないです。
ただ低重心となり少し演奏が遅くなったような感じを受けます。
多分これは素材の固有振動や高周波振動による構造の音でしょう。
それとCDトランポはアナログプレーヤーとは影響が大になる周波数帯域が違うのでそう言った影響があるのだと思います。

やはりメーカーが推奨するように、アナログプレーヤーだと本領発揮するのでしょうね!
フローティングし振動をコントロールすることで音質の影響を多大に受けるアナログプレーヤーのように、低周波振動抑制効果が抜群に効きそうです。
メーカーのHPやカタログもアナログプレーヤーに限定したようなことが書いてあるので、今回アナログで試せなかったのでは残念ですが、CDトランポでもその効果の大きさは十分感じてもらえると思います。

アナログプレーヤーでは床の振動やハウリングなどの振動は理論上ゼロになると思いますし、トレース能力は抜群にアップするでしょう!

詳しくはメーカーホームページをご覧ください