以前書きましたがCharles Tolliverの来日公演、後年、会場でのパンフレットだけ手に入れました。
TRIOのアルバムジャケットに使われたのはこのパンフレットのデザインです。
左国内盤CD,右英国盤CD。McCoy Tynerのコンサートは今は無き新宿厚生年金会館、そこの出口で配っていたのがCharles Tolliver初来日公演の案内。もしかしたらそれが右のアルバムジャケットのデザインだったかもしれません。厚生年金会館の外には左の図柄の看板が立っていました。郵便貯金ホール、今はメルパルク東京とか意味不明の名前で残存しているのでしょうか。A席2,000円、B席1,500円、当時はそんなお金もなかったんですね、McCoy Tynerのコンサート行ったら次のコンサートに行けなかったと。いまだにMcCoy Tynerのコンサート行かないでCharles Tolliverの公演行けばよかったと思い続けています。50年前の話なのですが。
パンフレットの中身は9割が物品販売の宣伝。MODERN JAZZ NARU、驚いたことに今も現役なんですね。お茶ナル、代々ナルと呼んでいました。細長いマッチ箱でした。代々ナルは予備校生のたまり場で行く気にはなれないところでした。そういえば知り合いが目白にジャズ喫茶を開いたことがありましたが学習院の高校生ばかりたむろして煙草を吸っていて商売にならなかったようです。確かChapeauという名前だったような気が。Chapeauは帽子ですが他に、すごいね、まいった、脱帽だよ、という意味があるそうです。検索しても出てきませんし知る人もいないようです。一度メルカリでマッチ箱が出品されているのを見たことがあります。グレーのフェルト地の外箱でピエロか何か書いてあったと思います。覚えている方いらっしゃいますか。
結構前にお茶の水に古書探しに行った時の写真です。日中は広い店内にBGM程度にジャズが流れるだけでした。
Charles Tolliver Live in TOKYOより一曲。当夜の出来事については最初に発売されたLPの解説に興味深いことがいくつか書かれています。(現在の手元にあるCDの解説には書いてありません。)中でもコンサートが終了後、「幕がおりるや、トリヴ ァーはおし黙ったまま足早に舞台の袖へ引込み、あの温和し いカウェルが興奮した面持ちでピアノを離れると、〈今夜は 最低だ〉とひとこと呟いたのである。」ライブの緊張感がまざまざと伝わってきます。演奏の中身は最低どころか最高です。
その中からクリント・ヒューストンのベースをフィーチュアした一曲STRETCH
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