鳥海山近郷夜話

最近、ちっとも登らなくなった鳥海山。そこでの出来事、出会った人々について書き残しておこうと思います。

古書買いは止められない

2021年11月06日 | 兎糞録

 先日ある本を読んでいたところ、久しぶりにこの本が読みたくなり、確か捨ててはいないはずと思い探したらまだありました。しかしこの焼けがひどい。かつてはタバコも吸っていたし、それrだけではなく保管状態も悪かったからなのでしょうけれどちょっとひどい。

 天も地も小口も焼けています。焼けは版面まで及んでいます。これでは読む気も失せるなあ、と思って探していたらきれいな本、しかも単行本で売っているものがありました。

 これ二冊でなんと五百円。送料は別ですけれど。1973年の初版本ですからなんと50年近く前の本。文庫本は1977年版ですからそう変わりません。きれいなのには理由がありまして、これ大学の図書館の除籍本なのです。前も二葉亭四迷全集、筑摩版を除籍本で、又姉崎岩蔵の鳥海山史も除籍本で購入したことがあります。やはりちゃんとした所に保管されていたものはきれいです。しかも大学生は本を読まないから二葉亭四迷全集なんかは開いた形跡もありませんでした。本を読まない学生さんと放出してくれた大学に感謝。しかしまあ、こういった除籍本を扱う業者は無料で仕入れてくるんでしょうかね。この平民社時代も二葉亭四迷全集も外箱付でした。図書館てのは箱は処分するものと思っていましたから二重に感謝感謝。

 


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