今朝の新聞記事の見出しより。
いくら何でもこれはひどいですね。常用漢字がどうこう言ってもそれに従う必要はない。文章は見てわかるものを書かなければいけません。ここは「蔓延防止、躊躇なく」と書くべきです。これは見れば一瞬で意味が分かります。日本人はそこまで馬鹿ではありません。
常用漢字、以前は当用漢字、というのは明治期において日本語に劣等感を持った西欧崇拝者たちが唱えた漢字廃止論を踏まえたもので、今でもその息は絶えていないようです。
大体、日本でただ一人しか使わない、しかも今では使うこともなさそうな「朕」が生き残って「碍」が消されている。「障害者」はまるで害をなす人のようにその字面から多くの人がそう感じている、だから「障害」は「障がい」と書きかえる。何も知ったかぶりして漢字を使おうというんじゃない、ひらがなでいいところではひらがなを、漢字のほうが意味が通じるところは正しい漢字で書くことが一番いいのです。だから「障害」は正しく「障碍」と書くべきなのです。「害」と「碍」では音は同じでも意味は全く違います。
最近も何のメーカーだか、「肌色」と書いた商品を自主回収したとか。いつのまにか「肌色」が差別語扱いされて言葉狩りの対象にされています。大体、差別だ差別だと言い立てる人が一番根深い差別者なのです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます