鳥海山を覆うように雲がかかっていると数時間後には必ず雨になります。そんな状態から崩れた天気が続いています。古い葉書を整理していたら思い出しました。名前を忘れていたのですが、インターネットの発達した今、見つけることが出来ました。
(写真は"はるのブログ"さん https://ameblo.jp/halsa-n/entry-12203860096.html より引用させていただきました。ホーネンコーポレーション も吸収合併で今は無い会社です。)
またある記事にはつぎのような紹介があります。三十年も前の商品です。
食品ヒット大賞
シルバーメタリックのアルミ缶に濃縮コーヒーを炭酸ガスで密閉したのが「カフェ・イン・ボトル」、ノズルを押すとコーヒーがムース状に出てくる。最後の一滴までエアカット方式が利いてキャッチフレーズは“そのつど新鮮”。豊年製油がCIを導入しホーネンコーポレーションに社名変更した年の記念すべきヒットとなった。
結局コストが高くて商品として成り立たず生産中止になったらしいのですが、一時期鳥海山へはよく持っていきました。近所のスーパーで売っていたのですが結構高かったような気がします。
このカフェ・イン・ボトルを荷物に入れて鳥海山へ行ったある日、東雲荘へ寄ると、管理人の斎藤大さんが「今日は面白い人来っはげ会ってげ。」と言って引き合わされたのが写真家の石橋睦美さん。ちょうど、次の写真集の上梓を準備していたころでしょう。
1992年の発行です。ご本人から出版の案内が送られてきました。はい、もちろん購入させていただきました。
石橋さんはいつも奥さんと一緒に山に入っておられました。鳥海山中で何度も一緒になったのですが、ある日ちょうど持参のカフェ・イン・ボトル(その時はスプレー式珈琲とかってに呼んでいた。)を石橋さんご夫婦と一緒に飲みました。御浜の辺りだったでしょうか。その後再会した時、奥さんから「〇〇さん、この前のコーヒー美味しかったわよ。」と言われたのが今も記憶にあり、このカフェ・イン・ボトルは忘れられない飲み物です。今もあったら買うかなあ、難しいところです。どなたかこの珈琲記憶にある方いらっしゃいますでしょうか。
石橋さんに写真を撮るときに何を一番気をつけなければいけないですか、と聞いた時、「被写界深度をおぼえておくといいですよ。」と言われたのが記憶に残っています。その言葉は記憶に残っているのですが、実践には至らず今はプログラムオートで適当に撮影しているだけです。
我ながら何十年も前の話、よく続くものです。
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