栄冠は君に輝く

（7月某日
高校三年生のX君より予約の電話）



X君『もしもし…
スミマセンが○日の遅い時間で予約取れないでしょうか…』



僕『あ〜、○日だったら夕方6時半いけるけど、その時間やったら大丈夫そう〜？』




X君『部活（野球部）が終わるのが遅くなったら、もしかすると6時半より少し遅れるかも知れないんですが…』





僕『あ〜別に大丈夫やよ〜、その後は予約取らないようにしとくし〜。
じゃあ一応○日の6時半頃でお待ちしてますね〜！』






（そして数日後の7月○日
約束の時間どおりにX君来店）






僕「進学校の三年生やのに今頃になっても部活あるんや〜、大変やねぇ〜」
(･∀･)




X君「ええまぁ…。
でも明後日からの大阪大会が終わればそれでもう引退ですし」
(･ω･｡)



僕「あ、そっかぁ〜…いよいよ引退なんかぁ…





…X君は小学生の頃からずっと野球一筋やったもんねぇ…
長かったのに今までよう頑張ったよね。お疲れさんやね」
(≖人≖)
ｼﾐｼﾞﾐ…




X君「それでですね…
今日の部活終わりに三年生だけ集まって話し合った結果、『これでホンマに最後やから皆で気合い入れる為に最低でも3ミリ以下の丸坊主にしてこようゼ！』…ってなったんですよ」
(･ω･｡)




僕「オオ〜、青春だねぇ〜！気合い入ってるよねぇ〜！」
( ﾟ∀ﾟ)
ｱﾂｲﾈ！





僕「んじゃ〜X君、何ミリのバリカンいっとく〜？」
( ﾟ∀ﾟ)
3?
2？
ｿﾚﾄﾓ…1？







( ﾟ∀ﾟ)








( ﾟ∀ﾟ)









X君「9ミリでお願いします」
(･ω･｡)







( ﾟ∀ﾟ)









( ﾟ∀ﾟ)













僕「
　キ
　キ
　キ
　キ
　キ
　 、

　キ
　ュ
　ウ
　ゥ
　ゥ
　ゥ
　┃
　て
　!!!」
((((；ﾟДﾟ))))