明日におあずけ!

もう師走。
今年のうちに鰻の蒲焼きリベンジできなかったかぁ…
(*´~`)

ゴージャスで映えるグランピングして来ました

2022年11月28日 | 日記

え〜…














冗談はさておき
( ゚Д゚)y─┛~~

(↑いきなりサムネ詐欺かよ)





前回、12kgの荷物担いで自宅〜暗峠〜生駒山登って35km歩いて帰って来て心折られたじゃないですか。





何度も載せてる画像ですけど…虫けらの如く非力な体力の僕がこのような重装備を担いで鯖街道を踏破しようなんざ絶対に無理だという身の程を思い知らされた訳でありまして



これらの教訓を踏まえた上で新たに導き出した鯖街道攻略の糸口ってのが
(↑まだ諦めて無いんかい)



『暑くもなく寒くもない季節・気候を最大限味方につけて限り無く荷物の軽量化に努める』という事。
( -`ω-)✧




で…
前回の反省点を踏まえ新たに再構築した縦走の為のUL(ウルトラライト)な仕様がコチラ↑☝


え?
大して変わって無いがな…って?
( ゚Д゚)y─┛~~





判りやすく前回のパッキングと今回のパッキングを上下で見比べてみますと





先ず…2日間で80km近くも縦走するにあたり快適性よりも軽量化を最優先するというコンセプトから

○チタンの折りたたみテーブル(←こんな物無くても苦労しない)

○湯沸かし兼食器代わりに使おうと考えてたチタン製クッカー(←最悪チタンのマグカップだけでも最低限の湯が沸かせるし、食器に移さずとも登山食の包装だけでも食べる事が可能)

○道中温かい飲み物を摂る為の900ml登山用水筒(←寒過ぎない時期なら不要)

○ヘッドライト用の予備用単四電池8本(←本体内蔵のバッテリーのみで20時間以上使えた)

○1つだけだと心細いかな…との理由で2つ用意していたモバイルバッテリー(←リアルタイム更新せず、機内モードでヤマレコのみを使うなら1つ持っていれば充分)

などを省き




担ぎ疲れないようにとフレーム内蔵のザック(60ℓ)を使っておりましたが今回は思い切ってフレーム無しで簡易防水機能付き(←故にザックカバーも不要)の軽量ザック(30ℓ)に変更




インナー・フライの二層構造の正式なテントからビバークに使われるペラッペラで超軽量なツェルトに変更
(その代わりフレームも付いてないのでトレッキングポールを支柱に代用して立てなければなりませんし結露しまくります)




極寒期でも無い限りー4℃でも耐え得るゴージャス仕様なシュラフまでは別に要らないのではなかろうか?ということで
ザック内の容積と重量を抑える目的でダウン量600gから350gのシュラフに変更
(ただし当然ながら保温性能も落ちてしまうので快適使用温度が5℃くらいまでとなっちゃいます)




で。
荷物に加えようか最後まで悩んだのがバーナーと110サイズアウトドアガス缶とマグカップとチタンスプーン

そのままでも噛じられる『0秒チキンラーメン』はさておき、
モンベルのアルファ米、サタケのカルボナーラとかはお湯で作れば美味しく食べられるのは判っておりますが最悪これらは水だけでも作れる仕様との事なので…

もしこれらを水だけでも満足に食する事が出来たならば本チャンの鯖街道へはバーナーやガス缶類すら持って行かなくても良くなり更なる軽量化が見込めるという訳で。




今回のザックは超軽量(505g)につきサイドポケットすら有りませんので水を入れたバッグをザックに内蔵させ、チューブから給水するハイドレーションシステムにもトライしてみる事に。
(^m^ )




それと、
今まで激しく脚を酷使した際にほぼ100%の確率で痙攣やこむら返りに襲われている僕の為にお客さんが教えてくださった芍薬甘草湯なる物も初めて買って来たのですが…効果や如何に?
(・∀・)
キクンカネェ?




これらをパッキングして計量してみましたところ…



水や食料を含まないベースウェイトが実に
4.5kg!
(´✪ω✪`)

スゲー!


そこへ水1.5ℓや登山食、行動食を加えたパックウェイト(総重量)でも前回の12kgから
7kgまで削ぎ落とせました
(´✪ω✪`)




ちなみに徹底的な軽量化のコンセプトのもと、当然ながら替えの下着類なんぞも入れてませんので家を出たら帰ってくるまで同じインナーで過ごします
(´✪ω✪`)
(臭くても死なへん死なへんw)




来シーズンが来るまでにどうしてもこのUL仕様の装備を実戦で試してみたく
思い立った先が葛城山(960m)。キャンプ場に電話すると余裕で予約が取れたので野営地はここに確定。
登るルートは幾つか在って電車で奈良側へ回ってそこからロープウェイ使うだの登山道使うだのする人が殆どなのですけど
僕の住んでる所から電車やらを使って奈良側へ回ると意外と時間が掛かっちゃうんですよね

なので効率を考え無駄の無い大阪側からのマイナールートで登る事にしたのですが自宅から葛城山登山のスタート地点となる麓の弘川寺まで歩こうとすると…日曜深夜の時点ではまだ雨が結構降ってる予報だったので




雨が上がるであろう夜明けから徒歩ではなくチャリンコで弘川寺まで走り(23km)、


葛城山を1泊しながら往復(11km)し、



帰りは石川〜大和川沿いを通る南河内サイクルロード(24km)をノンビリと走って来ようかなと♪
(・∀・)b
オホホホ♪



チャリ→47km
登山→11km
(トータル58km)




□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


…という事で
すっかり雨も上がった月曜の7時半に7kgのザックを担いで出発




およそ1時間後、石川を通過
道中、中華製ハイドレーションで水を飲む際に滲み出てきたケミカル臭が多少気にはなりましたがギリギリ許容範囲という事で。
( ゚Д゚)y─┛~~
(神経質な人はムリかもw)




休憩のアラームも鳴ってたのでキッチリと栄養補給。
前回の暗峠では帰りの石切から一切行動食を摂らなかった為にハンガーノック状態になった反省から今回は頑なに一定の間隔で水分と栄養補給をするというルールを設けております
( 」゚Д゚)」




さぁ石川を越えたら弘川寺までもうひと踏ん張り…ってところなんですが…
グーグルマップのアホナビが『こんな道通れるか!』みたいなとんでもないルートに導きやがったせいで予想外に時間と体力と気力を奪われたりしながら





葛城山に登る前に念の為ハイドレーションへの水を補給しておくべくコンビニに立ち寄ったついでにプチ休憩




最低でも9:30くらい迄には弘川寺に到着している筈の予定が結局10時になっちゃいまして…
こんなペースだとこれからの葛城登山も予定を大幅にオーバーしてしまいそうな予感…
(=ω=;)
ダイジョウブカ?




身支度を整え邪魔にならない所にチャリンコを繫がせて頂き





弘川寺の境内を通らせて貰いながらいよいよ葛城山・登山開始です
( 」゚Д゚)」
ヤッタルデー!





登り始めて早々、
チャリンコの疲労が押し寄せて来たのか太腿とふくらはぎがこわばりだしたので…
すかさず件(くだん)の芍薬甘草湯なる珍品(←コラコラ)を試してみることに。
(´∀`;)




こんな山にカニが





土砂崩れ





アラームが鳴る毎にキッチリと水分&栄養補給!





マイナーなルートなので僕以外登ってる人は誰ぁぁぁぁ〜れも居てませんw
(∫°Д°)∫




バテる事もなく割と着実なペースで登り続けていたように思うのですがココで思わぬアクシデント発生

もうすぐ四ツ辻というポイントに近付いて来た頃
おもむろに進路を塞ぐビニールテープが!
(;°;∀;°;;)
エエ!?





伐倒作業中につき…『立入り注意』とな!?
(;°;∀;°;;)

ロープ張られてるけど…でも『立入り注意』という事は別に『立入り禁止』って訳では無いので厳密に解釈すればココ…ロープくぐって通って行ってもエエんよ…なぁ!?
(;°;∀;°;;)
(恐る恐る進む事に。)





お。ホンマや
木を斬ってはるわ





アソコやココも。
杉(たぶん)の木屑の香りが漂っていて何ともエエ匂い〜♪









…なんて
気楽に登り歩いていたのも束の間






ナ!?
( Д) ゚゚




たたたたたたたたたたたたたた立ち入り禁止ィィヒィ!?
( Д) ゚゚





い〜やいやいや!チョット待ちなはれ!
立入り注意やったんちゃうん!
こんな所まで登って来て突然『この先立ち入り禁止』て言われても…迂回ルートなんて遠過ぎるって!なんとご無体な!
(°Д°; ≡ °Д°;)
(もっと早よ言うてぇな!)




とは言うものの…勃ちキン(←立ち禁な)のテープが張られてる以上、コレを無視して侵入しようものなら射殺されるやろし…シランケド
(°Д°; ≡ °Д°;)
(進退窮まるとはこの事か…)




困った困った…
こまどり姉妹…
(°Д°; ≡ °Д°;)

(↑オマエ…ホンマに困ってんのか?)




でも確かに…このテープのすぐ向こう側辺りで重機を動かしてる音も聞こえて来るので…


一か八かダメ元ながら重機で作業をされてるニイチャンにお伺い(←超低姿勢で)しました所…



作業員のニイチャン『あぁ〜、気を付けながらでしたら通って頂いても結構ですよ〜。『禁止』くらいに大げさに書いておかないと皆さん注意深く通ってくれませんからぁ〜w』
(-⊡ω⊡)ゞクイッ




僕『あぁ〜りがとおございますぅぅぅ〜!ココ通られへんかったら万事休すでしたわ』
( ꒦ິД꒦ິ)੭ु⁾⁾



作業員『谷のほうでもう一人作業してますのでその辺りも気を付けてお通りくださいね〜』
(-⊡ω⊡)ゞクイッ





…かくして
拓けた四ツ辻の所へ出てくる道の手前にも赤い三角コーンで立ち入り禁止の規制線が張られており(こっちは下山してくる者に向けての警告なんでしょうね)
気を遣いながらその規制線のテープを跨いで通過させて貰ったのですが〜…





運良く行きしなの作業員さんは快く通してくれましたけど…明日同じルートで山を下り(弘川寺にチャリンコ置いてますので)再びこの伐倒箇所を通過する際、職員さんが別の人に替わっていて…もしその職員さんがお堅い考えの方だったとしたら…

職員さんB『ルールはルールですので、安全管理の為に絶対に立入らないでください。別のルートへ迂回してください』
(乂`д´)ダメッ!ゼッタイ!
(コッチは遊びでやってんじゃないゼヨ)





…みたいな事態に為らない保証も無い…わなぁ
((((;゚Д゚))))
(今回通らせて貰えたのはたまたまラッキーだっただけで…)





…となると本気でルートを再考するべきか…
いやチョイ待ち!

伐倒作業される方々も人の子。常識的に考えて作業を開始するのが役所的に朝の9時だとすると…前もって規制線を張るにしても早目に考えて朝8時くらいからなのではなかろうか!?
(∫°Д°)∫
クワッ!




(5方向に分かれてる『五つ辻』まで辿り着きました)



じゃあ…明朝は5時台に撤収を済ませ、夜が明ける6時頃から下山を開始すれば伐倒ゾーンを規制線張られる前に通過できるんじゃ無いだろうか!?シランケド
( 」゚Д゚)」
(↑あくまでも希望的観測)



ん…何となく明日の工程が明確になって来ましたね。
鯖街道を歩く時はもっと早い午前4時には野営地を発つ予定だったのでコレも良い訓練だとポジティブに捉えましょうか
( 」゚Д゚)」




そうこう考えてるうちに随分上の方まで登って来ました
レーダーか何かかな?シランケド




葛城山頂はもうすぐ!




落ち葉の色合いがサイコーですね
(人´∀`*)
ステキ♥





うぉぉぉぉ〜
キャンプ場に着いたぜぇぇぇ〜!
(//≧∇≦)ノ"
(完ソロかなと思ってたらもうお一人先客のソロキャンパーさんが幕を張って居られました)





予め予約は入れておきましたが葛城高原ロッジにてチェックイン手続きをしないといけませんのでお金(800円)を払いにいきまして




ウッドデッキサイトもありますが僕のはフレーム無しの非自立式テント(ツェルト)につき、きっちりペグダウンしなければ立てられないので土場のフリーサイトにしました
先客のソロキャンパーさんに干渉しないよう1番離れたこの場所にツェルトを立ててみる事に致します




さてさて、そのツェルトですが…
自宅で一応立てる練習はしてましたけどフィールドで実際にペグを打って立てるのは今回が初めてなうえ、
鯖街道では初日41km歩いて激疲れの状況でツェルトを張らなければなりませんので手際良く張っていけるのかコレもまたドキドキではあるのですけども。


ちなみにダイソーのエマージェンシーシートを2枚買って来たので1枚はグラウンドシート代わりに敷き、もう一枚はツェルトの中に敷く作戦です
( 」゚Д゚)」




グラウンドシートの上にツェルトを乗せてから
ペグハンマーなぞ軽量化のため当然持って来ておりませんのでそこら辺に落ちてる石を使って各隅にペグを打っていき、
続いて延ばしたトレッキングポールを自在付き細引き2本で立ち上げ、ツェルトの両端から吊り下げるような手順で張ってみました。
フレームが無いので風で室内がペシャンコにならないようサイドも細引きでテンションかけて室内空間を確保しております

ツェルトの出入り口にポールを近付け過ぎると出入りし難くなるとのアドバイスから多少ツェルトから離してポールを立てたのですが…あまり離し過ぎるとどれだけテンション掛けてもツェルトの全高が下がってしまうんですよね…
(それでも上手い人は何とか対処するんでしょうけど)





ツェルトの中にもう一枚のエマージェンシーシートを敷き詰め、サーマレスト(マット)を拡げた上にシュラフを敷きました




いや…まぁ…張ったばかりで結露もしてないし
これだけの空間があったらヨユーじゃね?と
素人なりにツェルトを設営出来た事に感慨を深めてたのも束の間の事だった…とだけ言っておきましょうか(意味深)




無事に幕も張れた事ですし
午後3時まではロッジの食堂が営業してますので昼食はご褒美としてガッツリ食堂飯を
頂きマンモス
(人´∀`*)



鴨肉丼が名物らしいのですがツェルトの設営やらで身体も冷えてたので温かいうどんとミニ鴨肉丼のセットにしました♪
(人´∀`*)




山頂で生ビールが頂けるなんてサイコーっすネ♥
\(//Д//)/♥




お腹ペコペコだったのでうどんも鴨肉丼も格別に美味しかったです!





キャンプ場利用者は今日は18時までロッジのお風呂が利用できる(混雑時は早まります)そうなのですが
アルコールを摂取しちゃってますし身体を落ち着かせる為に一旦ツェルトに戻りまして荷物の整理がてら夕食について思案…





冒頭でも書きましたけど…悩んだ末に結局今回は万が一の際(どうしても寒さに耐えられ無かった時)の保険の意味でバーナー類を担いでは来ましたが
鯖街道本チャンにトライする際、軽量化を重視してガスバーナーやガス缶、及び調理器具の一切を持っていかずに乗り切れるのかどうか身を持って確認する為に…
やはり敢えて水だけで登山食を戻して食べてみる事に決めまして


夕食の主役はアルファ米(白米)と画像右のビーフシチューを水で戻して食ってみようかなと。
(0秒チキンラーメンと画像下のカルボナーラはどうしてもお腹が満たされなかった時用にキープ)




その後大してする事も無くツェルト内で暫しウトウトしていたら風呂に入りに行く頃合いになったので貴重品とタオルだけ(←替えの下着は敢えて持って来てませんからw)持ってロッジへと向かいかけますが…夕暮れに照らされた絶景が拝めそうだったので先に山頂へ行ってみる事に。




おお〜懐かしい山頂のモニュメント♪てか妙にキレイになってるので建て替えたのかな!?
確か高2か高3くらいの頃に登って以来なので…実に30年振りの山頂になりましょうかw
(人´∀`*)




ん?葛城山にもライブカメラあったんや♪
(知りませんでした)

調べると10分おきに静止画を撮影してサイトにアップしてくれるとな!?
もうすぐ4時50分だから…丁度撮してくれるんちゃうん?
(//≧∇≦)ノ"



…て事で
(//≧∇≦)ノ"




いつ静止画が保存されてるのかシャッター音もならないので
(//≧∇≦)ノ"



もう…ええかげん撮ってくれてるやろう…と思えるまで山頂で独り両手を挙げて固まっておりました成果がコチラ↓






おかげで身体の芯まで冷えちゃいましたが…
この時間帯は山頂に僕しか居らず秋の夕暮れの絶景を独り占めしてやりましたとさ
(//≧∇≦)ノ"




ほい、風呂!




最初は他にロッジ利用のお客さんが二人入ってはったのですが
ツェルト泊で湯冷めしないよう身体の芯までしっかり温めておこう、と1時間近く半身浴をしているうちに風呂に残ったのは僕だけになったので風呂上がりに撮影させて頂きました
因みに入浴料は500円ですがキャンプ場利用者は半額の250円で入れるので替えのパンツが無かろうが絶対に入浴しとくべきですね!
(人´∀`*)
(ただし湯冷めは自己責任で)




湯上り後にロッジの売店で缶ビールとポテチ買いました♪





外灯が無い所だと6時過ぎでこんなに真っ暗。
ツェルトにヘッドライト置いてきたのでスマホのライトを照らしながら戻ります





白樺食堂裏の展望台からも夜景が見えるそうなので行ってみましょか
(↑だから早く戻らな湯冷めするってばヨ)




コレは多分山頂から東の方角になるので奈良県側の夜景になるのかな?
(/・ω・)
(残念ながらmirapapaさんを見つける事はできませんでしたけどもw)





途中でカロリーメイトの自販機があったので明日の為に2つほど買って帰りまして
(後にコレがniceな選択となる)





ツェルトに戻って来ましたが山頂に吹きつける風を受けながらもしっかり持ち堪えてくれてますね
ヨレた所は自在金具でテンションを張り直します




さあぁ〜て、アルファ米は水だけだと戻すのに1時間近く掛かるらしいので米だけ先にセットしときましょうかね






セットと言っても開封してスプーンやら取り出して規定量までハイドレーションから水を注ぐだけですけどw




米が出来上がるまでする事無いですし、ジッとしているだけでも身体が冷えてくるのでシュラフに潜り込んでスマホでも弄って待つとしましょうかね
(気温でも調べてみようかしら)






ぬぉっ!既に外気温は8℃…





しかも夜明け前には3℃まで下がるんかい(怖)
(((;゚Д゚)))

(シュラフの快適使用温度を下回ってるやないかい!)




そろそろ1時間近くになったのでフリーズドライのビーフシチューを作りましょう
用無しで転がってるウィンドマスター(ガスバーナー)が何とも寂しげですね
(因みに葛城高原キャンプ場は炊事場エリアしか火気は使えませんのでフリーサイト(土場)のテント内であってもバーナーは使っちゃ駄目ですヨ)




マグカップにアイラップを被せ、ハイドレーションから水を注ぎ入れまして





そこへビーフシチューの素をドボン





あとはひたすら混ぜます
作り方には『お湯を注いでトロみが出るまでかき混ぜる』と書いてありますが
勝手な自己判断でマニュアル無視の水のみで調理してるので混ぜても混ぜてもいっこうにトロみが出てきよりません…
(=ω=;)



しかも水だと脂分もうまく乳化できないみたいで…カップの縁に得体の知れない脂っ気が固着しちゃっております
トロみも無く全然美味しそうに仕上がってませんがメーカーには何ら落ち度も無い事だけはご理解くださいませ
(=ω=;)




それにしても…
何と申しましょうか…このドブを掃除したかのようなビジュアル…
(=ω=;)






お♪
米は流石に水でも戻せる仕様なので見た感じは普通っぽく出来上ってますね♪






ではでは
こんな感じで本日の晩飯を頂くとしま〜す
Ψ( ̄∇ ̄)Ψ





米は…冷やご飯なので決して炊きたてご飯のような感動はありませんが全然食べられるレベルです
ただシチューはやはりシャバシャバでトロみが無いのも相まって想像とは別な食べ物になっちゃってました
(-∀-;)




売店で買ったポテチの塩っ気とシチュー、米の三角食べ(たまにビール)を繰り返し





なんやかんやで全てを完食。
お世辞にも美味しい物ではありませんでしたが縦走に必要な最低限のエネルギーも登山食で賄う事が出来ましたし
この経験によって鯖街道縦走に調理器具を持って行かない自信と決心がつきました
( 」゚Д゚)」

今回は白米&オカズというチョイスにつきオカズである水戻しのシチューでヤラカシましたが
ソレらを教訓にして次持って行くならば米自体に味がついてる『五目おこわ』類を選ぶ事に致しますワ!
( 」゚Д゚)」


(ていうか…全ての栄養補給をカロリーメイトで済ませるという荒業(あらわざ)も頭によぎりましたけどw)




被せていたアイラップを外せばマグカップもキレイキレイ






海もそうですが山のゴミも自宅まで持ち帰りましょう





昼間はそうでも無かったのですが夜がふけるにつれツェルトの内外の温度差も顕著に出て来始めたようで…
ツェルトを触ると薄っすら結露による湿り気が確認出来たので




空気の通りを良くする為にツェルト両端に付いてるベンチレーション(空気穴)を開放。
快適なテントと違い生命を守る為の最低限のビバークギアにつき虫除けのメッシュなんかも付いてませんので使用する季節によってはライト点けてると虫に入られ放題となります
(;°;∀;°;;)
(↑大の虫嫌い)




という訳でトットとライト消してシュラフに潜り込んで寝ると致しま〜す♪
(つ∀-)オヤスミー









(-_-)zzz









(-_-)zzz











(…それから5~6時間は熟睡してたでしょうか…)







ピトッ
(顔面に滴る水滴)
ウオッ!!
( ̄□ ̄;)!!






ぬぉおぉお…
ある程度覚悟はしていましたけど…ベンチレーション開けていてもツェルト内にはおぞましい程の結露が!
( ̄□ ̄;)!!





フレームが無いので風に吹かれる度に水滴が滴(したた)り落ちて来るんですよね…
(;°;∀;°;;)





シュラフ自体は撥水加工されてるので保温効果はある程度保たれてるようですけど…
なにせベンチレーションを開けてるのでツェルト内の温度はほぼ外気温(3℃)と変わらぬくらいまで冷え込んでますので350gのダウンシュラフの性能では快適使用限界点を割り込んだ状況かな…と。





特に足元に冷気を感じてるせいか末梢の血行が落ちてきたみたいで足首から爪先にかけて筋肉がこわばりだしたので…(痙攣の予兆)
マミー型シュラフの中でこむら返りに襲われたら無理矢理立ち上がろうとしてシュラフどころかツェルト自体までビリビリに破く事になる(←ケンシロウかよ)かも知れないので
真夜中の3時頃にシュラフから手だけ出してザックの中から芍薬甘草湯を取り出しハイドレーションの水で服用しました




それから再び寝ようとしましたが足先の冷えと尿意が気になり(←ビールなんて飲むからや)結局眠る事は出来ず2時間くらいシュラフにくるまって寒さに耐えていただけでした
(。•́﹏•̀。)
(寒過ぎるのでトイレに行く為だけに外に出る勇気すらない)




そろそろ起きて朝食を摂ろうかと思いましたが炊事場エリアまで湯を沸かしに行くのも面倒くさいし、あくまでも今回は火気に頼らない事を目的としていたので
昨夜買っておいたカロリーメイトをシュラフの中で食っちゃいました




昨今は何もかも快適にセッティングされたグランピング施設とかで優雅に過ごすセレブな人達が沢山いらっしゃるみたいなのでしょうが…






気温3℃のなかビチャビチャのツェルトの寝袋内で凍えながら夜明け前にカロリーメイトを貪(むさぼ)ってる僕って…なんて優雅な朝食の風景なんでしょう♥
(人´∀`*)

(↑ウソつけ何の罰ゲームやねん)




朝食も摂ったし
意を決して身支度しましょうかね




…て




起き上がった途端にツェルトの天井に頭が触れて結露で髪の毛がズブ濡れに
((((;゚Д゚)))))))
(気温3℃やで!)





いつもは再出発前にサポーターで脚を固定する際には必ずボルタレンのジェルを塗りたくるのですが…
ただでさえ激寒のツェルト内なのに素足を晒してメントール入りのジェルなんて塗った日にゃ…ガチガチに体感温度が下がって発狂するかも知れなかったので悩んだ挙句、今回はボルタレンジェルは塗れませんでした(泣)
(。•́﹏•̀。)
(自分史上こんな事態は初めての経験です)





ザックの中に寝袋を仕舞い、ツェルトを撤収するべく(その前に先にトイレw)外へ出ます





オオオ…
何とも神々しい朝焼け…
( 」゚Д゚)」
(因みに今朝もmirapapaさんの姿は見つけられませんでした)




内部は結露、外側は夜露でビチャビチャのツェルトをはたいてからビニール袋に丸め込み(撤収の早さはテントより断然ツェルトですね)パッキング完了





昨日の登りの際は冬用インナーだけでフリースやレインウェアはザックに入れて担いでましたが
今朝は寒いので全てのウェアを身にまといトレッキングポールもザックから外して下山に使うのと、ハイドレーション内の水も下山に要りそうな量以外は捨ててますのでザックを担いだ時の感触が『軽っ』と驚きましたネ
( ゚Д゚)




ソロキャンパーの人も撤収作業してはりましたので一言挨拶だけ交わし、下山を開始します





五つ辻





舗装された急な下り坂はほぼ後ろ向きで下りてますので太腿へのダメージがほぼありません♪
( 」゚Д゚)」
(くれぐれも自己責任で)






四ツ辻まで下りて来ましたが…目論見どおり早朝につき伐倒作業が始まっておらず通行禁止の規制線も未だ張られていません!
( 」゚Д゚)」
カッタナ!




ホッとしたところで身体も暖まってきたので防寒着をザックになおしたり行動食タイム




無人の重機の横を通らせて貰い





ズンズン進みます♪





だいぶ光が射して来ました
(๑´∀`๑)





アラームが鳴ったので再び行動食タイム。
因みにこのアミノ酸ゼリーは僕の口には合わなかったのでリピ無し




おお〜!
山頂から2時間で弘川寺まで下りて来れました♪





チャリンコも無事でしたが想像以上に夜露でビチャビチャに塗れてたのには驚きました
( ゚Д゚)






弘川寺から暫くは下り坂でペダルを漕がなくて楽でしたが防寒着を纏っていないので逆に身体が冷えて寒かったです





ワールド牧場の横を通り





石川に辿り着くまでまたしてもグーグルマップのアホナビがとんでも無い農道とかへ導きやがったのでまたまたメンタルを削がれました
( °۳゜;) ヒィ…ヒィ
(なんか僕に恨みでも有るんかネ…)





帰りは初めて南河内サイクルロードを走ってみたのですが…当たり前ですが信号も無く気持ち良く漕げますね!行きもコッチから来たら良かったです。
河川敷で寛ぐ人々やウォーキングしてる人、そして清々しい景色も相まって退屈しませんでしたよ〜
(´✪ω✪`)






石川と大和川の合流地点まで辿り着きました





柏原のホールとかを見ながら最後の行動食タイム





ワッセ♪ワッセ♪
(↑昔R達を連れて釣れない鯉釣りをしたポイント)





ハイ♪トーチャーク!
オツカレー♪






(片付けを終えてから近所の吉野家で肉&米&酒チャージ!)




まとめ


○UL装備としては基本的にこのパッキング(フレーム無しザック・ツェルト・350gシュラフ・水はハイドレーション・替えの下着無し・バーナー及びクッカー無し・予備モバイルバッテリーは1つ・エマージェンシーシートは2枚)でも充分可能

○バテたりハンガーノックにもならなかった事からやはり定期的な水分&行動食の補給は重要だし食べていけば荷物はいずれ軽くなっていくのでカロリーメイト類は予め沢山持っていくこと

○シュラフの性能を補うべく使い捨てカイロ(マグマ)は持っていくべき

○何だかんだと筋肉を酷使していたにも拘わらず今回は一度も脚の痙攣やこむら返りに襲われなかったので…芍薬甘草湯も持って行こう(←軽いし)


○登山食は白米だと水戻しのオカズにガッカリさせられる確率が上がるのでご飯自体に味付けされた物を選ぶ

○アルミペグは折れたのでチタンペグに変更する


…くらいでしょうかね
(`◇´)ゞ




というわけで〜





大勢の仲間達と焚き火なんぞ囲みながらワイワイ御馳走食べたりとセレブ感溢れるグランピングを楽しんで参りましたとさ〜♥
(↑しつけぇなぁw)

乙!
(`◇´)ゞ







PS.年内最後の更新になるかも知れないので皆様良いお年を〜
(・∀・)





中ボスに手こずるようでは…(´Д`;)

2022年11月07日 | 日記

…はい。
てな訳で先週は天気が良かったので急遽、鯖街道針畑越えに向けての足慣らしに往って参りましてん
(まぁ結果はタイトルどおりですケド)



その足慣らしとして先ず選んだ行き先ってのが全国屈指の急勾配で知られる国道308号を直登しての暗峠(くらがりとうげ)
(・∀・)
(そのエゲツなさを知らない人はググッてみてネ)




12kgの荷物担いで暗峠を登る…
(・∀・)


かつて高野山直登ルートである京大坂道の作水坂(さみずざか。通称びっくり坂)で死にかけた事のある僕にとりましてはドチラのほうが辛い坂なのかこの脚で確かめてみたかった難所でもあるんでゲスよね
(・∀・)b



因みに作水坂を登った時のシチュエーションたるや…酷暑の8月に夜中じゅう自宅から橋本まで40km歩いてか-ら〜の〜…途中で飲水が無くなり熱中症で倒れそうになりながら(←実際には倒れてた)登ったのでトラウマ補整もあったかも知れませんが…何れにせよ個人的にはあの作水坂を超える難所は存在しないと自負しておりますけども…
((((;゚Д゚))))




今回の目的が針畑越えの為の足慣らしである事に加え、ヤマレコアプリやプロトレック(腕時計)のコンパスや高度計を使いこなすという観点から単に暗峠だけを登って下りてくるのでは無く、ちょいとルートをアレンジしてみようかなと。
(・∀・)
(色々と課題を設けます)




先ずは自宅から暗峠のスタート地点である枚岡神社までの13kmの道のりを夜中のうちに歩き




枚岡神社で少し休憩したのちヤマレコを起ち上げ暗峠を目指します。
登った道を降りてくるとヤマレコの実力が試せないのでそのまま尾根を伝って生駒山の山頂(標高650mくらい)へと登り、これまた全く通った事の無いルートをヤマレコとコンパス&高度計を頼りに石切神社へと下りて来ようかなと。
(この区間でざっと8km)



石切神社にはガキの頃に初詣に訪れた際、オヤジに美味しい明石焼き屋さんに連れてって貰った思い出があるので出来ればソコにも寄りたいゾ♪
( 」゚Д゚)」





で…そのまま電車に乗って帰って来れたらラクなんですけどあくまでも針畑越えの足慣らしが目的なので帰りも自宅までガッツリ歩きます
(石切から自宅までは14km)


ちなみに上映時間に間に合いそうならば途中にあるアリオ八尾に寄ってMAX真吉様・どススメのインド映画『RRR』も観て帰りたいのですが〜…ペース的には結構ギリギリなんでコレは多分無理かも。
( ̄∀ ̄;)



…てな訳で日曜の仕事で疲れてヘロヘロだったんですけど鯖街道アタックの2日目なんて絶対にヘロヘロでしょうから…敢えて疲れを抱えてる状態で12kgの荷物を担いで暗峠を経由しながら生駒山を縦走し、トータル35kmを踏破するべく日付の変わった月曜深夜1時36分に自宅を出発!





く…やっぱ今迄で1番荷物が重たいぜ…
(°Д°)





八尾の志紀を抜け





恩智辺りを歩いてる時に1時間ごとに鳴るようセットしておいたアラームが鳴ったので





まだそんなに疲れてはおりませんが交差点の植込みに腰掛けて行動食とお茶を摂ります。
今迄はバテバテになってから食べ物を摂取してましたが…長距離ランナーさんとかはバテる前に定期的に栄養を補給されてる事に今更ながら気付いたので今回は疲れてようがそうでなかろうが1時間ごとに必ず休憩及び栄養補給を行なうルールに決めております
( 」゚Д゚)」





再び歩き続けておりますと…闇夜に突如現れたハイブリッド鹿小僧




再び休憩のアラームが鳴ったタイミングでファミマを見つけ、イートインスペースが使えたので暫し一服
(๑´∀`๑)タスカルワー





水越の交差点を越え





車道に沿って歩かなければならなくなったので





両足にLEDフラッシュライトを装着。
コレはマジで心強いアイテムです



六万寺に来ると生駒山を緩やかに登っていけるであろう『らくらく登山道』の案内がありましたが…こんなルートじゃ針畑越えの足慣らしにならないので当然スルーします




住宅街でありながらそこそこ坂道に差し掛かってきた所で休憩のアラームが鳴りましたがもうすぐ枚岡神社なのでそのまま歩きまして




5時08分
枚岡神社に到着




ここからいよいよ屈指の急勾配、暗峠を登りますのでその前に栄養補給をば。
ファミマで買っといたオニギリに、温かいスープを頂こうと熱湯入りの水筒を取り出し




実戦を想定しマグカップを汚さぬようアイラップを被せてアツアツのスープを頂きます♪
多少飲みにくさはありますが…片付けが一瞬で終わりますので作戦通りかなと
Ψ(*´ч` *)




さぁあ〜て、いよいよヤマレコを立ち上げてこれから生駒山を徘徊しに往きまっさる〜!
( 」゚Д゚)」




枚岡神社の境内の左から登って行きます



空が白んできました





国道308号を暗峠に向って登ります

















坂w
(;°;∀;°;;)






ふぅ〜






腰掛けて一服





有名な急勾配ヘアピンカーブ
(∫°Д°)∫






湧き水
(飲めません)






そのすぐ傍で何やらヤバそうな生活感を感じるスポットが…





山肌に朝陽が当たってきた




カメラを横に撮ったら良かったかも





地鶏
(↑自撮りな)




お。石畳が見えて来たってことは…





ヤター!




暗峠に到着しましたゼ〜♪
d( •̀∀•́ )b



ん〜…
確かに国内屈指の急勾配に偽りは無いのでしょうけど
個人的には高野山の作水坂のほうがトラウマ度は高かったよう…な…
まぁ気温とか装備とかも同じ条件では無いので一概には決めつけられませんが…気になられた方は一度その脚で確かめに逝かれてみてはw
(∫°Д°)∫
(学文路から京大坂道を登っていく道中に作水坂がありますがくれぐれも自己責任で♥)




ヨシャヨシャ。
とりあえず栄養補給しとこけ




峠に住まれてる可愛らしいお婆ちゃんと談笑しながら一服した後
この暗峠の石碑を左に入った細い登山道から生駒山頂を目指します
こっからがヤマレコの本当の出番でゲスな




本日初めての未舗装路に突入




高度もジワジワ上がってきてます




見晴らしの良いエリアに出てきました




(*´∀`*)




自販機があるしゴミ箱もあるので




ココで糖分も補給する事にしました
炭酸飲料のファンタグレープみたいなシュワシュワな喉越しを想像してたら無炭酸でガクッとなったのはご愛嬌




スポーツようかんも食べたこっちゃし
あともう1踏ん張り行きましょけ




ヤマレコのルートが示す方向に道らしきものが見当たらず再度コンパスを照らし合わせて見つけたのがこの入り口。




グーグルマップではこんな道…網羅しきれてなかったんちゃいますかねシランケド
さすが登山アプリのヤマレコ




トレッキングポールで羽虫や蜘蛛の巣を払いながらも
電波塔の所までやって来ました
子供の頃から東の方角の生駒山を見渡した時にいつも見えていた電波塔がコレらだったんですねぇ〜
いや初めまして。






とか何とか言うてるうちに生駒山上遊園地(頂上)に到着〜!
( 」゚Д゚)」





見晴らしサイコー!
( 」゚Д゚)」ヤホー




じゃあ今度は石切のほうへ下っていきま〜す





ヤマレコが無かったら判らなかったかも知れない…下山道






下りに入った途端、容赦なく膝に激痛が襲って来ました!
いつもより重い荷物を背負ってるのでトレッキングポールを使っていてもヤバい痛さです
( ;∀;)





あまりにもの膝の痛みに耐えかねロキソニンを飲もうとリュックをおろし、中腰の姿勢になりかけたところ



今度は両太ももが痙攣を起こしやがった!
((((;゚Д゚))))




うぬぅおぉおぉおぉおぉ!
(°Д°; ≡ °Д°;)



イダイ!マジでヤバいゾ!
(°Д°; ≡ °Д°;)


お客さんから『足が攣った時には芍薬甘草湯がエエよ』って教えて貰ってたのに…買うの忘れてた…(泣)
( ;∀;)





すったもんだありながら
ようやく痙攣の波が穏やかになって来たので再出発
正直…こんな山の中でどうなるかと思いましたわ
( ;∀;)






クソ…
何やねんこの下り坂





んふー…






お地蔵さん





手すり付きの階段は太ももに負荷が掛からないよう後ろ向きで降りていけるので個人的にはボーナスステージだと思ってます




汗かいてきたのでレインウェア脱ぎます





暗い夜道を一人で歩いて来ましたスミマセン




生駒山頂から2時間かかりましたが石切まで降りてこれました〜!





いやぁ〜懐かしい!
ガキの頃、初詣にオヤジと兄貴と3人で40年前に来て以来っすね
(´✪ω✪`)





参道の商店街を見やりながら下っていきます





懐かしい





逆光





地鶏





ハイ
思い出深き明石焼きのお店『たこつぼ』さんに到着〜♪




早速、明石焼きとぉ〜
お稲荷さん3つとぉ〜
車じゃないのでビールもいっちゃいましょか〜♪
\(//Д//)/♥





そうそうコレ!
明石焼きの出汁が入ったこのタコ型の焼物!
40年前に来た時の記憶そのままです
\(//Д//)/♥




嗚呼ァ…この優しくも懐かしい味…
\(//Д//)/♥





もう…電車で帰ろっかなw
\(//Д//)/♥

(↑ビールなんて呑むからヤ)





てな訳でココからは自宅まで14kmを歩いて帰りますが…やはりインド映画の上映時間までにアリオ八尾へは立ち寄れそうに無いので真っ直ぐ自宅へと向かう事に致します





参道を下りていきますと





ゴンさん御用達の石切カクマンさん




石切神社
沢山の人がお百度参りしてはりました




生駒山を見渡せる下界まで下りて来ました






花園ラグビー場の横を通り






そこから2時間掛かって久宝寺の辺りまで戻って来たのですが…
よくよく考えると石切を出発して以降ずっと休憩無しで歩き続けてましたわ(汗)
(;°;∀;°;;)




そもそも自宅を出てから生駒山頂までの道中は1時間毎に休憩と栄養補給をしていたお陰なのか…重たい荷物を背負ってた割にはそんなにバテてはいなかった筈なんですよね…
(;°;∀;°;;)


ところがどっこい下山ターンになってから休憩ルールをないがしろにしだし…
挙句、明石焼きを食べながらビールなんか飲んじゃってからはペース配分もグダグダで…
(;°;∀;°;;)





もう…最後は完全なガス欠というか…自宅に辿り着くのもやっとという感じで本当に倒れそうなくらい疲弊しながら自宅に帰って参りまして…





1:30にスタートしてゴールしたのが16:00…
距離にして35kmの距離を歩くのに何だかんだ休憩も含めて14時間半も掛かっちゃってるんですよね
( TДT)


これがもし実際の鯖街道針畑越えを想定するとなると…
初日が日曜の仕事を終えてから特急とJRを乗り継いで起点となる小浜まで移動し(←既に疲れてる)
日付が月曜に変わるくらいの時刻からスタートし、800m級の峠を1つ越えながら41km歩いて激疲れの状態でテントを設営しなければならず…今回のようなたかだか650m級の峠を越え35km歩いただけで倒れてるような事ではおハナシにもなりません…
( TДT)

そのうえ2日目は暗いうちににテントを撤収し、4:00にはキャンプ場を出発して夜明けと共にオグロ坂、花背峠とこれまた800m級の峠を2つ越えながら35kmを歩いてゴールの出町柳まで辿り着け…る気が全くしないワ(汗)
(;°;∀;°;;)





ソッコーで風呂に入り(もはや爪が剥がれぬよう、指に巻いてたテーピングを剥がす気力さえ無く)、僅かでも体力が戻って来たならば観れなかったインド映画の代わりに近所のインド料理屋さんにでも食べにいくというオチを考えつくも疲れ過ぎてそのままカップラーメン食べて明くる日まで泥のように寝てしまってたのが実情で…
( TДT)





結論。

この作戦での踏破はムリ

( TДT)…






やっぱ峠を越えながら長距離を縦走するのに12kgの荷物ってのは…僕の体力的には重すぎる
( TДT)


寒い時期に挑もうとするからそれなりの装備を担いでいかなくてはならない訳で…しかしながら僕の目的は単純に『鯖街道針畑越え』を踏破する事なので、考え方を改めて季節を最大限味方に出来る5月とか10月辺りにUL(ウルトラライト)な装備で挑むべきではなかろうか…な…と。
( TДT)


あと…途中で酒なんて絶対に呑むもんじゃぁ〜ございませんね…
( TДT)
(↑身をもって知りました)



1時間毎の休憩や栄養補給などのペース配分もかなり重要、芍薬甘草湯も忘れちゃダメ!
( TДT)



まぁ…ヤマレコや腕時計の計器類のお陰で道迷いの懸念が払拭できたのは唯一の収穫と致しましょうか



てな訳で色々反省点が見つかったので縦走計画は最初から練り直しまぁぁぁぁ〜す…
( TДT)

乙…

好楽の飽き (´Д`;)

2022年11月04日 | 日記

前回の記事で『11月の連休中に天気が良ければ野営しながら80kmほど縦走してくるかも〜』…なんてお伝えしておりましたが
コメント欄のやり取りで既にご存知の方もいらっしゃると思いますが…実は連休の日を待たずして今年中の縦走の計画自体が取りやめになっちゃったんですよね…
(´Д`;)


なにゆえ今年の縦走を断念せざるを得なくなったのか…改めてその経緯を説明させて戴こうと思います
(´Д`;)
(興味無い人はスルーしておくんなまし)



そもそも重い荷物を背負ってまで何処をほっつき歩こうとしていたのかと申しますと




『鯖街道』だったんでゲスよ
( 」゚Д゚)」




え?
鯖街道なんて聞いた事無いですって!?
…まぁザックリ言いますと
(゚д゚( ::: * ::: ) =3 ブッ






その昔、若狭湾(福井県小浜)で水揚げされたサバを都である京都(出町柳)まで運んだ幾つかの街道を総称して鯖街道と呼んでいたそうですがシランケド
そのルートは色々とあったみたいで現在は車で行き来できるよう舗装路になっちゃってる所もございますが…そのようなルートの中でも車が通れない、800メートル級の峠を徒歩で3ヶ所越えなければならないものの、そのかわり小浜から出町柳の区間を最短で往けるというガチハードなルートってのが『針畑越え』なんですよね
( 」゚Д゚)」




僕が初めて鯖街道の存在を知ったのは二十代前半の頃に『クイズ紳助くん』という番組内で若手芸人さん達が体を張る企画で…誰も踏破する者が居らず確か数回目のチャレンジでやっと一人(竹内ゆうじさん・故人)だけが達成した…よう…な!?
(∫°Д°)∫
(記憶が曖昧でゴメリンコ)




それ以来、いつか僕も死ぬまでに富士山登頂と鯖街道は達成しときたいな…という野望を持ち続けてたんですよね
そのうち富士山は高山病で死にそうになりながらも剣ヶ峰まで登頂(←click)できたので残るラスボスは鯖街道のみになってたのですが〜…
(・∀・)



鯖街道は道中携帯電話の電波が届かないうえ高野山や比叡山の時のように宿泊できる施設も無さそうなのでテントや寝袋、そして食料類全てを担いで縦走しなければならず…
昨年グーグルマップのみで比叡山登ろうとして危うく道に迷いかけた事からもお判りのように山登り初心者の僕なんかが容易に挑めるような相手では無いな…と、5・6年前に若狭の観光協会から取り寄せた針畑越えのルートマップを拝見した当時から挑戦を躊躇し続けていたんですよね
(•ω•` )



しかしながら昨年、自宅から比叡山延暦寺の鐘を撞きに歩いた総距離がおよそ76km(ほぼ鯖街道と同じ)だったという事もあり、脚力的には不可能な距離では無いという手応えは掴めたものの…僕が針畑越えに挑むにあたって残された懸念材料というのが


『野営道具一式を担いでそれだけの距離が歩けるのだろうか?』

『携帯電話の電波が届かなくとも道に迷わぬよう、GPSと本格的な登山アプリを使いこなせるのだろうか?』

『これからの季節、不意なアクシデントにより比良山系の山中で野垂れ死なないよう出来る限りの対策がとれるのかどうか?』



…という事になりまして。
(∫°Д°)∫



観光協会から取り寄せたルートマップによると針畑越えの総距離が76km
寒い時期なので当然温かい食事をとらなければならないので最低限の火気(バーナー)で湯を沸かして登山食が作れる合法的な場所…という事から距離的にも小浜から41km歩いた地点にある久多のキャンプ場で野営をする予定。
予約をすればバンガローにも泊まれるらしいのですが…万が一チェックインに間に合わなかったり(←高野山の宿坊に大遅刻した経験アリ)、2日目に残り2つの山を疲れた身体で陽が沈まないうちに越えられなかったり出町柳までどうしても辿り着けなかった場合を考えると今迄のようにテント無しで縦走を試みるのは自殺行為になるでしょうからねぇ
( ゚Д゚)




…という訳で熟慮に熟慮を重ね僕がチマチマと針畑越えを見据え準備してきた軽量かつ安全性を兼ね揃えた装備類が前回も出したコチラの画像。
大荷物につき容量60lのリュックに




二層(フライ&インナー)ながらアマゾンのセールで1万チョイくらいでゲットした1.9kgのテント




そして氷点下でも耐えられるナンガのダウンシュラフ600
(その下の青いのはリュックの雨カバー)




嵩張りますが…エア式だと穴あきが怖いので寝る時のマットはサーマレスト1択




この赤いのは湯が沸かせる自宅や火の使える久多のキャンプ場でお湯を入れておいて、道中火気が使えないエリアでもアツアツな汁物や登山食が食べられるようにと買った保温力抜群な登山用水筒(900ml)
水筒の左下にあるのはアルコール除菌シートなんですけど…地味にズッシリと重たい(汗)




んで、これらが湯を沸かしたり登山食類(下のやつ)を食べる為の容器となるクッカーやバーナー、燃料は1番小さなOD缶110サイズ。先割れスプーンもマグカップも軽量化に特化して全てチタン製にして毎回洗わなくても良いよう自衛隊の演習でも使われてるアイラップを被せて食べようかなと。(持って行く際には箱から出して中身だけにします)



最低限文化的な食事をする為のチタン製折りたたみ式お膳



ヘッドライトに予備の単4電池8本、テント内でヘッドライトに被せるとランタン代わりになるシェルカバー、黒い巾着内には虫除けのネット



カラビナが付いてるのが熊鈴(2日目のオグロ坂では熊の目撃情報アリ)
オグロ坂と花背峠の間が八丁平という湿地帯でそこ以外にもヒルが出没するらしいのでヤマビル忌避剤
右横のは高野山や比叡山でも車道を歩くのに命を守ってくれたLEDフラッシュライト



1つだけでは万が一スマホの電池切れが怖いので10000maのモバイルバッテリーを2つ、コード、腕にスマホを着けられるホルダー



ゴアテックスのポンチョ上下




膝や踝(くるぶし)、ふくらはぎ用のサポーター
それと最低限、1回分の着替え(濡れたりした時に備えて)



1日目に浸水した橋を渡る時に靴ごと被せる為のビニール袋兼ゴミ袋
薬やエイドキット等小物類はジプロックにIN



観光協会から取り寄せたルートマップはビニールケースに入れておきます
このルートマップは国土地理院の1/25000の地図を使用してくれてるので万が一何らかのアクシデントでスマホの登山アプリが駄目になった場合でも腕時計(ソーラーなので電池切れの心配無し)のコンパスで方位と高度さえ判れば何とかなるかなと。
右の丸いのはゴアテックスの帽子ね。虫除けネットが使えるようキャップではなくこのカタチに拘ってます



…とまぁ
身に付ける物以外のこれらのギア類をリュックにパッキングした状態で重量を量ったところ10.5kg。
実際は水筒に900mlのお湯を入れ、飲み歩き用の500mlペットボトルも併せるとなると総重量は12kg…といった所でしょうか




ていうか





普段ドライヤーくらいしか持たない非力な僕がこんなの担いで山越え谷越え76kmも歩けんのか!?
(;°;∀;°;;)

(めっちゃ…不安)




あと…登山用アプリが使いこなせるかですよね



このヤマレコっていうアプリはキャッシュとしてスマホに地図データを貯めておけるので途中で携帯の電波が届かなくても(バッテリーの消耗を抑えるのに機内モードにしていても)GPSからの信号さえやり取り出来れば、かつてこのアプリを使って針畑越えを歩いたユーザーの軌跡をトレースしながら歩けるので致命的な道迷いのリスクが避けられるという…まさに夢のようなツールなのです(ていうか昨年の比叡山登る時にもコレ使っときゃ迷いかけずに済んだんじゃ…)



既に針畑越えの地図データもスマホにダウンロードし、自分が実際に歩くであろうルートマップも作成したのですが



今まで一度も使った事が無いのに…果たして当日ぶっつけ本番でも正しく使いこなせるんかいな!?
(;°;∀;°;;)
という懸念(汗)




…ちゅうぅう訳でぇぇへぇえぇ〜…
(;°;∀;°;;)





たまたま今週の休みの天気がすこぶる良かった事もあり、針畑越えに挑む前に荷物の重量問題とかアプリの問題、紙地図でも腕時計の方位・高度計を頼りに地図が読めるのかとか、バッテリーの持ちや体力的な事とかの懸念材料を払拭すべく予行練習に往って来たというお話は…長くなったのでソレはまた次回の講釈で。
(∫°Д°)∫ガンダーラ♪ガンダーラ♪…
(西遊記かよ)