明日におあずけ!

もう師走。
今年のうちに鰻の蒲焼きリベンジできなかったかぁ…
(*´~`)

続・中ボスに…2024( ꒦ິ꒳꒦ີ)ズタボロ後編

2024年02月29日 | 
(前編からの続きになりますが…長文につき休憩を挟みながらお読みくださいまし〜)
m(_ _)m





乗り換える近鉄八尾駅まで近所の停留所から始発バスに乗ってくつもりがタッチの差で乗り遅れ(←出発の準備がトロ過ぎ)てしまい、いきなり出鼻をくじかれ




近鉄八尾駅から電車で出発地である関屋駅へと移動し、駅ホーム待合室で身支度を整え(既に雨降ってるのでゲイターはカッパの内側へ装着)たら




いよいよスタート!ですがこの時点で既に予定時刻を45分も超えちゃってました
(´ㅂ`;)
(↑こういった些細なミスの積み重ねが後々痛いしっぺ返しになろうとは想像もしてませんでした)




しかも!
駅からいきなり方向を見誤りなんとなく屯鶴峯方面へと向かって歩いてったら…何だかんだと遠回りする羽目となり結果的に無駄な距離と時間を費やしてしまい…
(↑たかが葛城山へ向かうくらいだから…という緊張感の無さから、前もって取り付きまでの道順をしっかり調べていなかった報いですね)




屯鶴峯看板




ダイトレ起点の石



せっかくなのでチョロッとだけ屯鶴峯の景色を覗いたりしつつ



こんな感じで最初からルートを外れグダグダな感じで歩いて来たため



ようやくダイトレの入口に立てた頃には既に通過予定時刻を1時間もオーバーしてました
(´-﹏-`;)



登り始めて間もなく、雨で泥濘んだ斜面(↑ココでは無いですよ)で二上山方面より下山して来られた軽装の老齢男性二人組のうち1人の方がルート標識の為に張られてるトラロープを手綱代わりに掴んで坂道を降りて来ようとしたところ、ロープが伸びてバランスを崩し鈍い音を立てながら蒲田行進曲の階段落ちばりに転がり落ちて来たので…一応声掛けしましたところお連れさんの手前で恥ずかしかったのか精一杯痩せ我慢されながら

男性『だ…だいじょうぶ…やよ…うふぅ…ウウ』
:( ´ཀ` ):


と立ち上がられ大丈夫そうだったので僕は先へ進む事に。
(´ㅂ`;)
オダイジニ





それにしても…予め聞いてはおりましたがダイトレは階段が多過ぎますねぇ(汗)
(´Д`;)

毎度やらかしてしまってる事ですが汗でフリースがビチョビチョだったにも拘わらず雨降りの為ザックに仕舞うのを躊躇し、熱こもりを感じながら歩き続けたせいで結局フリースを脱いだ時には汗を含みまくって重量を増してしまうという失敗もやらかしてしまいまして…面倒くさがらずにもっと早く調節しとくべきだったと反省
(↑後々コレも尾を引く事となった)


二上山の分岐を越えた頃には通過予定時刻を1時間半もオーバー。
遅れを取り戻すどころかズルズルと遅れが酷くなっていっております
(´Д`;)

エスケープし辛い奥駈なんかだと道中で絶対に膝をブッ壊せませんので、トレッキングポールや重心移動(←尾瀬の歩荷さんの動画を参考にしました)をいちいち確かめながら恐恐登っていってるのでどうしてもペースが上がらないんですよねぇ
(´Д`;)
(そういうのも含めてコレが僕の体力レベルの現状なのでしょうけど)




岩屋峠方面(左)と、鹿谷寺跡を経由して二上山登山口(右)へと別れる分岐点で雲海みたいなのが垣間見えました。



ヤマレコはココを二上山登山口の方向へエスコートして来たので右から降りて行こうとするのですが





この辺りは岩稜帯みたいな感じで踏み跡が不明瞭なのでルートファインディングに手こずります
(二上山は昔火山だったとかどうとか…シランケド)



荷物が軽けりゃ引き返すのも楽ですがザックが重たいだけに、怪しそうな道へはなるべく深く降りて行きたくないというのもあり




道迷いには至りませんでしたが、まごまごしているうちにココでもタイムロス
そっか…こういうのの積み重ねとかでも奥駈での山行時間とかも予定よりオーバーしていくんやろなぁ…
(´Д`;)




二上山登山口へ無事に降りて来たら車道沿い(竹内街道?)を暫し歩き



 
竹内峠から





竹内山方面を目指します





14:46
歩行時間を標準の1.1倍に設定しているにも拘わらず、その予定よりも更に2時間10分もオーバーして竹内山を越えて平石峠を通過
(´Д`;)
次は万才山を経て岩橋山を目指します





あまりにもの階段画像ばかりでキリが無いので画像は割愛しておりますが…とあるブロガーさんがこのルートの階段の数をカウントされた事があるらしく片道で5000段あるそうですね…
((( ;゚Д゚)))


階段の多さで有名な金比羅さんの最奥社でも1368段らしいので、その3.6倍の階段を14kgの荷物を担いで昇り降りしている訳ですから…奥駈とは別の意味で苦行ですよね
(´Д`;)

因みに蒲田行進曲の階段落ちの場合、段数が39段らしいので128回落とされる計算になりますわな
(´Д`;)
(↑落ちる必要無いけどナ!)




14:48
葛城山まで6.8km




15:12
予定より2時間15分オーバーで万才山を通過




15:26
残り6.1km



16:04
岩橋山を越える辺りから山の空気が一変し、雨風が強まってきました。
昨日葛城高原ロッジへ予約を入れた際にはあまり考えもせずヤマレコ1.1倍の到着予定時刻である17時前後での到着を伝えてましたが…こんな泥亀のようなペースだと18時はおろか19時をも超えてしまうと判断し、心配をかけまいとロッジに電話しようと試みるも電波が届かず泣く泣く機内モードに戻す(スマホのバッテリーを消費させない為)事二回。
(´×ω×`)
(ひたすら進み続けるのみ)




16:13

それに加えそろそろ陽が暮れて来そうなのでヘッドライトを装着せねばな…と現実的に考え始めたタイミングで思い出したのが…


(正月のイカ釣りの時に使って以来ヘッドライトのバッテリーに充電して無ぇ〜じゃん)
((( ;゚Д゚)))


奥駈のパッキング&総重量を想定して一応ヘッドライトもザックに入れては来ましたけど…まさか今日に限っては日暮れまで山行するなんてこれっぽっちも思っていなかった
((( ;゚Д゚)))
(↑愚の骨頂やな!💢)




16:25

まだ明るいうちに少しだけでもヘッドライトを充電し始めたいのは山々ですが(山だけに)、先述の理由で本日出番の無さそうなヘッドライト、モバイルバッテリー、充電ケーブル類を雨に濡らさぬようドライバッグに入れてザックの奥深くへ放り込んで来てしまっているので雨の中、泥濘(ぬかる)んでる地面にザックを置きザックカバーを外し手袋も外してザックの奥深くからソレらを取り出し充電するまでの行動になかなか移せないんですよね(汗)
(´Д`;)
(↑最初からちゃんと満充電にして取り出し易くしとけば良かっただけやのに…。てかモタモタしてるうちにホンマに陽が暮れてくるゾ💢)




さぁ…そして


画像はこの↑16:27(残り5.1km)から
















…17:37(残り3.5km)まで1時間以上も撮影すら出来ない状況に陥った訳ですが


遡る事ちょうど17時頃、久保辻辺りに差し掛かった所で身の危険を感じる程の暴風雨に脅かされ『コリャ駄目だ!』と意を決し、たまたま見つけた土嚢の上にザックをぶちまけ、風雨に打たれながらも手袋を外してザックの中からヘッドライトとモバイルバッテリーを取り出し、汗冷えもあってか低体温症になりかけて来たのでとにかく汗で濡れてたにも関わらず昼間に脱いだビチョビチョのフリースを着込みゴアのカッパを羽織りそのポケット内でライトとバッテリーをケーブルで繋げて充電をしながら先へ進む事に。
( °۳゜;)



自宅から入れて来たハイドレーション内の水2ℓも丁度飲みきってたのでウェイトの為に担いで来てた炭酸水600mlをハイドレーションへと補充をしている際に、ある思いがよぎる…



奥駈のトレーニングとかいう前に…今日行き倒れてしもたら何にもならんがな
( °۳゜;)

…という訳で忸怩(じくじ)たる思いで今回担いで来たウェイト調整用炭酸水7本のうち、4本の中身を山に捨て禁断の2.4kg軽量化を敢行する事に。
( °۳゜;)
(あともう少しだったのですけど…このような過酷な状況下で下手なプライドのせいで命を落とすような自体に陥るほうが賢明じゃ無いと判断しましてん(泣))




17:51
持尾辻バイオトイレ通過




18:01




18:24
残り1.8km




18:36




19:00
残り1kmの地点で機内モードを解除するや、やっと電波を捉える事が叶いロッジからの留守電メッセージがめっちゃ届いたので、すかさずロッジに電話!


スタッフさん『ご無事でしたか!こんな天候なので心配してたんですよ(焦)』


僕『ホンッッットにスンマセン!取り敢えず生きてますので!とにかく到着までもう少しですので急ぎます〜!』
⸜( ˃̣̣̥᷄ᯅ˂̣̣̥᷅ )⸝




かくして…






最終的にロッジへ辿り着いたのが





出発から11時間半後の19:45
( ꒦ິ꒳꒦ີ)





↑ヤマレコの計算方法が良く判りませんが…手持ちの計算ではスタートの関屋駅から葛城山まで標準のコースタイムは8時間半だったので遠回りしたとは言え今回僕が11時間半もかかってしまったという事は…1.35倍も山行時間に費やした事になるんですよね
( ꒦ິ꒳꒦ີ)


『14kgの重い荷物を担いで来たから…』というのは言い訳に過ぎず、大峯奥駈でもそれだけのザックは担ぎ続けなければならないので今の僕の体力レベルだと連日とてつもない山行時間の超過となり…それを延々繰り返すとなると判断力の低下から絶対にヤラかしてしまうワ
( ꒦ິ꒳꒦ີ)

…と、肉体どころかメンタルまでバッキバキに折られての到着となりました



□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
荒天のためロッジ宿泊者は僕1人だけらしいので到着後そのまま玄関に泥まみれのギアをブチ撒けさせて貰いチェックインを済ませ、



食事の前にユックリお風呂に浸かりたかったのですが食堂の利用時間が午後8時半までとなってるので案内された部屋で取り敢えずサポーターや汗でビショ濡れになった下着を着替えロッジ備え付けの浴衣をまとい濡れ鼠のような頭のまま急いで食堂へ!




夕食の鴨鍋は絶妙の状態にセッティングして戴いており




こんな悪天候のなか…よくぞ生きてロッジへ辿り着けた安堵感と疲労困憊のスパイスも相まってサイコーに美味い生ビールいただきました♥
(*´﹃`*)

(心底生き返りました(泣))



ただし、食後すぐに風呂へ入るとなると…ビール飲んでるので血圧が乱高下して僕の叔母みたく風呂場で亡くなりかねないので…この1杯だけに留めておくべきか一瞬悩みましたが
(*´﹃`*)




ソッコーでおかわり頂いちゃいました♥
ヽ( ・∀・)ノ┌┛Σ(ノ*´﹃`*)ノ
(風呂は翌朝に入らせて頂くという事でw)



その後は暖房の効いた部屋で快適に爆睡…のはずが



締めすぎて鬱血しないよう緩いめに装着していたおNEWの膝サポーターの左脚側が途中緩んでズリ下がったものの雨降りの為締め直せずに登り続けたせいなのか…夜中寝ている際に左太腿だけがアミバに秘孔を突かれたかのように痙攣しまくり小犬のように泣いてましたとさ
(|||°Д°)
(慌てて芍薬甘草湯飲みました)



(因みに夜中はロッジが揺れるぐらいの嵐でした)

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□




翌朝
雨は小雨になったものの風は依然として爆風
ん〜…葛城山はロープウェイでも降りられるので気乗りしなかったら帰りはロープウェイを使おうかしら。
( -᷄ _ -᷅ )

でも…厳しいのを承知で大峯奥駈のトレーニングに来たのにロープウェイで降りたとなれば…その時点でもう完全に奥駈の挑戦には白旗をあげるという事になりますし…ねぇ
(´Д`;)



悩むより先に朝風呂!
くぅ〜!サイコーに気持ち良い!
٩(*°ꇴ °)۶
(↑テメェ…言っておくけど奥駈は当然朝風呂なんかにも入られへんねやからな!)




朝風呂から上がったら…まぁなんてステキな朝飯なんざましょ♥
美味しすぎてご飯4杯もおかわりしちゃいました♪
٩(*°ꇴ °)۶
(↑いや…だから💢奥駈だと毎日冷えたアルファ米食わなアカンねやからナ!今日だけ特別やねんゾ!)





食堂のおネェさんと昨夜ズタボロで話せなかった道中の顛末や奥駈の事なんかの話をしていたら…ここ葛城や金剛山クラスの山でもナメてかかってレスキューのお世話になる人がいてたり、勿論大峯だと体力や経験的な難易度も上がるので体力が保たず判断力が落ちて怪我をしたり遭難したり亡くなる人が毎年出ているとか…噂とかではなく実に生々しいお話を聞かせて頂き
(_ _。)・・・



数日間の山行の期間中、一度や二度は己の限界を超えるぐらいの覚悟で奥駈への挑戦を思いつきはしましたが…決定的な山行時間の超過に加え未踏地のルートファインドや山岳天気の読み方やウェアのレイヤリングなど…まだまだクリアしないといけない課題が山積するなか単独行で限界の、そのまた更に上を毎日超え続けながら事故なく目的地を目指すには現状の僕のスキルでは無理があり過ぎると判断し、今年の5月での奥駈への挑戦は無理だという結論に至りました
(_ _。)・・・
(ダッセェ話になっちゃいましたが…無謀な挑戦こそ結果的に周囲へ多大なる迷惑をかけかねませんので)




食後に喫茶コーナーでコーヒーをサービスして頂き、未だ窓の外はこんな感じですがロッジの方々いわく山頂はこんな爆風でも御所方面(mirapapaさん側)へ降りていくルートならば意外と穏やかに下山できそうとの事で
そんな事を聞いたのにロープウェイで下山してるようでは自分自身に納得がいかないのでロープウェイは使わず自力で下山する事を決意…とは言えこれがもし大峯の山深くだったら、荒天だからと言って楽にエスケープできるような選択肢すらありませんからね




部屋に戻り荷物のパッキングに取り掛かります
7本担いで来たウェイト用の炭酸水のうち昨日の17時頃に中身を捨てたのが4本×600ml、ハイドレーションに補充したのが1本、昨夜チェイサー代わりに飲んだのが1本で計3.6kgは軽くなったのでザックの重量は10kgくらいにはなってるでしょうか
(ハイドレーションに2ℓの水はロッジで満タンにして貰いました)




チェックアウトを済ませロッジの方々に重ね重ね感謝の言葉を伝え(また泊まりに来ます!)、いざ下山
(๑•̀ㅂ•́)و



  
…と、その前に。昨日写真が撮れなかった山頂の画像を収めようとソッチ方向に進もうとしましたが未だエゲツない爆風でザックカバーや僕のイブファインとかが剥れ飛んでいきそうになったので回れ右して下山方向へ(汗)



北尾根コースだと昨日通ったダイトレと途中までルートが被るので今回は櫛羅(くじら)の滝コースから下山します




ほい




ほい




ほい…っと





標準コースタイム1時間35分のところを1時間45分、




まぁ…早くはありませんが遅過ぎる事も無く降りて来れまして




登山靴でアスファルトの下り坂を45分かけて御所駅まで歩きたくは無かったのでバスに乗って帰路に就きましたとさ





う〜ん…別に僕はアスリートを目指してる訳ではないので日常生活の全てをかけてまでゴリゴリのトレーニングをするような事は無いと思いますが
『ハイ!なのでもう奥駈諦めます!』…てすんなり終えてしまうのはなんだかモヤモヤしますし…だからといってこんな非力のままで奥駈に挑戦して後戻りできなくなって最悪な結末になるのだけは絶対に避けなければならないので…
これからは山嫌いにならないくらいの適度な距離感で近場の山とか登ったりしながら徐々に体力をつけていって、『ココまで出来たなら大丈夫かな』と自信がついたその時点で改めて判断したいなと思います
(´・ω・`)
(今思えば76km歩いたとはいえ奥駈に比べたら鯖街道(針畑越え)は随分安全だったんだなぁ…としみじみ懐かしんでおります)



以上…山の怖さと自分の不徳を思い知った葛城ハイクでした…
乙!
( 'ㅅ' )
(長文でゴメリンコ)




PS.


R(←のちにコロ助に感染)が山形旅行のお土産に買って来てくれたケンシロウの芋焼酎…製造元がまさかの佐賀県だったというw







中ボスに手こずるようでは…2024( ꒦ິ꒳꒦ີ)前編

2024年02月24日 | 
(今回は自戒を込めた内容になっております)
m(_ _)m


息子が北見から帰って来たものの友達と山形へ旅行に行くと言い出し
嫁さんは沖縄へ旅行に行くとの事で…


せっかくの店の連休を独りでダラダラ過ごすなんて勿体無い!と感じた僕は日曜日の仕事の合間に思いつくまま葛城高原ロッジへ宿泊の予約を入れちゃったんですよね
(」³Д³)」





目的は勿論、大峯奥駈のトレーニングを兼ねての事なんですが。直線距離で100kmの道程をもし5日間で歩くとしたら…1日平均で約20km、山行時間も標準タイム(←絶対にムリ)で歩けたとしても毎日12時間超という過酷な行脚となるので



葛城山を単体で登るだけでは仮想大峯奥駈にしては負荷が軽すぎるな…って事で金剛山系を縦走するいわゆるダイヤモンドトレイル(通称ダイトレ)を経由しながら起点である屯鶴峯(どんずるぼう)から二上山(←ピークは巻きます)・竹内山・万才山・岩橋山などを通ってゴールである葛城高原ロッジを目指そうではないか♪と思いつきまして。
(・∀・)

とはいえ標準コースタイムで8時間半のところを1.1倍のペースに設定しての9時間半の山行時間、距離にしても15km程度なうえに今回は疲れて辿り着いた先には温かいお風呂と夕食の鴨鍋がご褒美として待ってくれているという本チャンの大峯奥駈に比べたらユルユルな感じではありますが今年1発目のハイクなんで別にこれくらいでもエエんちゃうかなと。
(ơ᷄ᗜơ᷅๑٥)ゝ


天気は月・火曜と小雨程度の予報ですが…奥駈の道中でも必ず天気が崩れる場面に遭遇するでしょうから前もってそういった経験をしておく事も貴重な学びの機会だと思いますので、こんな天気をも承知の上でダイトレを歩く事を決意致しました
(๑ÒㅅÓ)


ロッジに予約を申し込む際におおよその到着予定時刻を聞かれたので『ヤマレコが示す到着予定時刻(←標準コースタイム×1.1)通りだと17:00頃には着くかなとは思いますが、色々あるでしょうからそれより1時間くらいは前後すると思います〜♪』と特に深く考えもせずお伝えしたんですよね…
(´-﹏-`;)
(あ。もうオチがバレちゃいましたかね)



今回はロッジに泊まるのでシュラフもツェルトも必要ありませんが奥駈を想定してのトレーニングなのでパッキングやウェイトも含めて実戦的に歩きたいので敢えてコレら奥駈の装備一式全てを担いで行きます



鯖街道の時にはZライトソル(銀マット)を雨蓋(トップリッド)に挟んで歩いてましたが…道中、枝に引っ掛かったりして危うく抜け落ちかけた事があったので今回は無駄にザック内のスペースを占領されますが某ユーチューバーさんのアイデアを参考にザックの中へ入れていく事に致しました。
副作用的にザック内部にスクエアな内殻ができるので荷物の揺れも抑えられるというメリットも見込めるのだそうです
(*^^*)




行動食は1日分なので家に残っていたカロリーメイトを1時間に1本づつ摂取する予定
奥駈の道中の筋肉疲労を回復させる狙いで今回の山行からアミノバイタルも試してみようと思っております
(良いアイデアは積極的に取り入れます)



奥駈を5日間で歩くとぶちまけましたが現実的には余裕を持って5泊6日で行くと想定すると山上ヶ岳の宿坊と弥山小屋で食事が戴けるのを差し引いたとしても予備食&非常食あわせて1日3000kcalを摂取するのに最低でも3.5kgの食料及び行動食は担がなければならず、あと水も常時3.5〜4ℓ担ぐとなるとザックの総重量は13〜14kgになる見込みですので(因みに鯖街道の時のパックウェイトは9kgでした)家にストックしてある600mlの炭酸水7本(計440g)にハイドレーションに2ℓの水を加え




14kgくらいになるようパッキング致しました





今回は出発の朝の時点から雨でしょうから靴の内部を濡らさないよう初めてゲイターを装着して臨みたいと思います
(ง •̀ω•́)ง




長くなったので一旦分けます
(ズタボロの後編へつづく)








歩こうと思ってたら爪を割ってしもた( °Д°)

2024年02月09日 | 旅行
ハイ…タイトル通り爪を割っちゃいましてね(汗)
( -᷄ ω -᷅ )
↑バカw


…と、それはさておき。そもそもどうして久しぶりに歩こうなんて思い立ったのかと申しますと…ですね

話は随分前に遡(さかのぼ)るのですが〜…

昨年、自身初の野営を試みながら鯖街道を踏破(←click)するにあたり…それより前の一昨年辺りから長期縦走に関する情報などを収集していた折、



日本最古の修行道『大峯奥駈道』(おおみねおくがけみち)なるデンジャラスクレイジーなロングトレイルの存在を初めて知ったのでありますが〜
( ⊙_⊙)




大峯奥駈道をご存知無い方の為にザックリ説明させて頂きますと、

山岳信仰である修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)又の名を役小角(えんのおづぬ)さんが八世紀初頭に定めた和歌山熊野から奈良吉野までの峰々を結ぶ日本最古の修行の道であり、ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部にもなっている熊野古道最難関のコースなんですよね
( ⊙_⊙)
(弘法大師さんも修行で歩いたんだって)


事前の準備を周到に整え踏破できたとは言え、決して楽勝なんかでは無かった昨年の鯖街道を以てしてもそれは昔の行商さん達が鯖とかの荷物を運ぶ為に整備された街道の跡を辿っただけの事であり…
(と言いつつも爪を剥がし獣に怯え野営しながら800m級の峠を3つ越え76km歩いただけでもひ弱な現代っ子の僕にとっては人生最大の挑戦には違い無かったのでありますが〜…)
( ⊙_⊙)


こと大峯奥駈道に至っては平面距離だけでおよそ100km近くあり、沿面(実歩行)距離に至っては約170km(怖)


近畿最高峰である八経ヶ岳のピーク(1915m)を含む高度1200〜1900m級の急峻な山々(累積高度7000m超)の稜線を縦走し続けなければならないそうで…
( ⊙_⊙)


鯖街道は道中至る所に川が流れていた為、浄水器さえあれば必要な時に必要なだけの量の水が容易に確保できたのに対し、大峯奥駈の場合その標高の高さ故に水場も乏しく確保できそうな箇所を常に計算に入れ、先々必要になるであろう量の飲み水をも余分に担ぎ続けなければなりません
( ⊙_⊙)
オモタイ…



奥駈の道中は6mの垂直降下などの危険な鎖場も点在していたり、


降水量の多い大峯山系は嵐に見舞われるリスクもあり視界不良やルート崩落及び道迷いで遭難して命を落とす人もいらっしゃるそうで(大峰山脈で遭難死した人のニュースは過去に何度も)



エゲツない山奥の為に携帯も繋がらず万が一アクシデントに見舞われた場合エスケープルートも少ないので撤退の判断を誤ると冗談抜きで命に関わってきます


それ故に修験道の方達の白装束は修行の途中で行き倒れた場合、そのまま死装束になり金剛杖は墓標の代わりとし、まさに命をかける覚悟で修行に臨まれているそうで…
(-_-;)
(僕は山伏でも何でも無いッスけど)



…とまぁ
(-_-;)



大峯奥駈を深く知れば知るほど今の自分にはとてもムリだ(怖)
( ›´ཀ`‹ )

と当時の僕は白旗あげてたのですが…


綿密なる準備や計画のおかげか、念願だった鯖街道を昨年なんとか無事に踏破できた事により



舌の根も乾かぬうちから僕の頭の中は奥駈の事でいっぱいになっちゃってたんですよね
(;^ω^)

(↑お前ェ…確か鯖街道以降は身の丈の範囲内でノンビリ楽しむ…ってホザいてなかったっけ💢)



備忘録として現時点で立ててある大まかな計画(仮)としましては↓


○熊野→吉野への順峰(じゅんぷ)ではなく、吉野→熊野へと向かう逆峰(ぎゃくふ)で挑戦する
(昔は順峰が主流でしたがアクセス等の兼ね合いから近年では逆峰で登られる方が圧倒的多数だそうです)

○5月GW明けの定休日に数日間臨時休業(お客さんゴメンナサイ)させて頂き4泊5日ないし5泊6日で山行する予定
(ただし鯖街道の時と違い100%天候を味方につけるのは不可能なので相応の準備(雨対策)を整え多少の雨天でも決行するつもりですが、あまりにも荒天予報の場合は無理をせず日程を含め臨機応変に再調整する)

○出発当日は日曜の仕事を終え吉野駅より3駅手前の近鉄六田駅から、奥駈本来のスタート地点である第七十五靡(なびき)『柳の渡し』より夜の内から歩き始める
(夜から出発する理由は…もし山上ヶ岳の宿坊へ早目に到着できた場合、可能であれば先達さんに『西の覗』の行場へ案内して貰い崖から吊り下げられてみたいからw)←オトサレテシマエ💢

○体力的に余力を残すためピークハントを絶対な目的とはせず、奥駈道のルート上で安全な巻き道があれば積極的に活用する

○前半の北奥駈エリアには山上ヶ岳の宿坊と弥山の小屋があり食事にもありつけるので食料の軽量化、ツェルトを濡らさ無い事による軽量化が見込めるので事前に宿泊予約を入れておく

○太古の辻以降、南奥駈は食事の提供こそありませんが「新宮山彦ぐるーぷ」様達が建ててくださっている持経・平治・行仙の小屋があるので最大の難所とされる笠捨山〜地蔵岳を雨天でアタックしなくて済むよう天候及び体力面を考慮しながら延泊など有効利用させて頂く

○どうしても荒天が収まらない予報であれば無理をせず太古の辻から前鬼方面へエスケープする(ここで選択を誤ると最悪死んじゃいますので)

○行程上逆峰はゴールの本宮から18km手前の玉置神社駐車場で前日ビバークしなければならないのでご多分に漏れず僕もそこでツェルト泊とする。せっかくなので玉置神社も参拝しとこうかしら(信仰心ありませんがw)

○増水していなければゴールである大斎原(おおゆのはら)大鳥居の前にある熊野川を渡渉する(めちゃくちゃ足の裏が痛いらしいのですが…それだけの為に余計な荷物となるサンダルを携行するのか思案中)

○軽量化の為に無駄な着替えを担がないのであまりにもドロだらけな場合帰りの電車で引かれぬよう本宮大社周辺の土産物屋で記念のTシャツでも買って着替えて帰るか、もしくは最終のバス(16時台)に間に合わなければ安宿に泊まって洗濯して帰る…という手も(←乾くんか?)

○鯖街道よりも標高が高いので防寒対策は万全に

○マダニに噛まれて撤退を余儀なくされた人もいてるので熊鈴も含めそこら辺の対策も万全に。

○山上ヶ岳の宿坊と弥山小屋泊の分は食料が削れるが荒天の南奥駈エリアで足踏みさせられる可能性もあるので可能な限り軽量化を試みつつ食料及び行動食は適量を携行する(←簡単じゃないけど)


…等々。
そういった諸々の準備と並行して持病の膝痛を悪化させないよう最近は股関節や足首のストレッチに加え、トレッキングポールの正しい使い方や山道での負担の掛かりにくい歩き方などをトレーニングし始めていたんですがその矢先に



(↑出血が落ち着いた、ケガから4日後の画像)
不覚にも風呂場で足をぶつけてしまい親指の爪が半分の位置で横方向に真っ二つに割れてしまったんですよね
:( ;´꒳`;):




もぉぉ…こんな時にナニやってんだか…
:( ;´꒳`;):
アッホヤネェェ(泣)





以上、オチの無い長話でスンマセンでした
:( ;´꒳`;):人
ゴメリンコ





PS.カニ(ズゴック)のお造りはフレキシブル・ベロウズ・リム部分(←判る人はマニア)で停滞しとりますw
:( ;´꒳`;):
メンドクセェ…