いやまぁ、別にチャモロ人から直接聞いたりした訳でもないんやけど・・・
向こうの人たちって、太った女性でも堂々とビキニなんよね
別に下腹が出ててもワンピースの水着なんかきてないし、気分も開放的で底抜けに明るい。
で、走ってる車も汚れてようがぶつけてヘコんでようが気にしない
年代物のバスでお客さんを乗っけててもお気に入りの音楽をドカシャカ鳴らしながら同僚とおしゃべりしながら陽気で
道路が陥没してチンサムロードでもノープロブレム
マクドの店員もお店のジュースサーバーからジュースを客の前で立ち飲みする
昔行ったニューカレドニアでも
「あ、バスなんて時間通り来ませんから。来たらラッキーくらいに思っといてね」
・・・
何が言いたいのかというと、これらの国の人たちは、細けー事にいちいちこだわらないってこと。
日本に帰ると早速、分単位にきっちりまわる社会が。道路もキレイ。歩道の縁石が欠けてたら市役所に言えばすぐ補修にきてもらえる。仕事になると自分より他人のためにでもきっちりとする。これ、昔に比べて劣化してきた部分があるとはいえ、まだまだ世界からみたら日本人はきっちりしている性格なんやと思う。清潔好きやし。
そんな性分だからこそ、資源の無かった小さな国が発する製品が、緻密で、カユイ所に手が届いて、しかも壊れにくいと評価され、高価でもホンモノを作り上げてきた
日本車しかり、マンガやアニメといったカルチャーもまだまだ他の国の追随を許さない
東日本大震災でも一部の不届き者は別として大多数の人たちは悲しみをジッと耐え忍び、自分よりも他人に何かしてあげられないか悩み、泣きたい気持ちを押さえ込みわが身を削ろうともがんばりつづけている人たち
でもね
そんな性分だからこそ、このちいさな国から毎年3万人も自ら命を絶つ人が出てくる
(↑震災の事とは今回直接結び付けて書きたくないので気にしないでください)
世の中には何事もきっちりしたがる人がいる。逆に何事にもルーズな人もいる。きっちりする性格のひとは物事を滞りなく進めないとイラ立つ。頼まれればやはりきっちり完遂するのでまわりも「ちゃんとした人や」とほめてくれる。自分以外の家族や他人のことまで背負い込む。勿論「自分がちゃんとしたらんと」なんて性格やから。で、思慮が深い為に先々の事まで考える。未来なんて誰もわかりっこないのにネガティブな可能性ばかりを拾うようになって頭の中はネガティブがループする。
いいかげんに生きると人生で転落していくのでは?と恐怖する。
今置かれてる平穏が壊れる事に恐怖する。
そう、僕の性格はこんなん↑でした
もともとは楽天的な性格だったんですよ。ハタチくらいまでは。「俺は世界の中でもラッキーな方やんな」なんて平気で思ってましたから。ポジの塊でしたね。
でも人生、いろいろあるじゃないですか。良いことももちろんいっぱいありましたよ。でも倒れてしまいそうな辛い事もやはりあるわけで。正直、「幸せになりたくない。それと同じだけの不幸に耐え切れないかもしれんから」なんて思ってましたもん。ネガの権化ですね・・・
僕の性格は母親ゆずりです。で、ただいまその母を療養の為に故郷に帰らせてます。
まぁ、病院に連れて行って思ったのがココロが疲れた人がいかに多いか。ほいで、お客さんからもたくさんの体験談をいただきました。僕もいつボーダーを越えてもおかしくないですし、誰でもその闇を垣間見るかわからない社会に私たちは晒されてると思いました。
当初、自分では解決もできない家族のことまで背負い込みながら仕事もし、正直僕も悪い方にスイッチが入りかけてました。
でも今は不思議と冷静でいられます。別にサプリメントやとか宗教にのめり込んだわけでもありません。
似たような境遇の、あるお客さんから「割り切ること」を教わりました。それからです、つらくても強く生きてる人たちが結構「割り切って」生きてるってことを意識しだしたのが。
世界中の人類、平均して結構イイカゲンです。でもそこそこ滅んでません。
人は必ず死にます。愛してる人が手を握っていても死ぬときは一人です。握っていなくても突然死ぬときもあります。やはり一人で死んでいきます。てことは、どれだけ家族や他人の事を心配しようがされようがその度合いに関係なくやはり死んでいくのです。臨死間近の絶望を他人がいくらはかったところで、死ぬときは一人です。心配してあげてる側の人がぽっくり死ぬときもあるんです。
だから、背負えるうちは背負えばいいですが背負いきれない事は背負わなくていいんですよ。背負ったところでココロが病んだら元に戻すのは己のチカラのみなんですよ?
他人が持ち上げられる精神のレベルなんてたかが知れてます。だからこれだけココロが弱ったまま抜け出せないでいる人が多いんです。
「こうでなければならない」って呪縛のなかでもがいている人がたくさんいてます。
堕ちていくのが怖いと恐怖する人がいてます。
一度、堕ちる覚悟を決めてみては?いいかげんに生きてもきっちり生きても理不尽なほど人生なんてあっけなく終わるかもしれないんです。
そこまで割り切ってしまえば、生きていくことってもう少し楽に感じるようになりました。病気になるほどまでの生真面目さは不要なんでしょうね
嫁さんは看護の仕事柄、若くても病に侵されて愛する家族と永遠にお別れした患者さんを看てきました。
彼女は言う。「だから生きてるうちにしたいことをしとかなあかんねんで」と。
・・・そうか。だからこの前バッグ買ったんか
PS・チャモロ人のルーズさは褒め言葉でっせ