お客さんであるT君の職業は学校の先生。
知的な彼との会話においては、しばしばアタマの構造の違いを感じさせられる事があるのですけども。
(・∀・)
例えばあれは確か…ガンダムとかによく出てくる宇宙戦艦同士の艦砲戦のシーンについて話していた折
T君『そもそも宇宙ってドチラの方向が上とか下とかという概念の無い空間じゃないですか。なのに毎回どうして敵も味方も上下同じ向きに向き合って撃ち合うんでしょうかね?アレって違和感無いですか?』
(´^`)
僕『え…今までそんな考え方した事無かったけど…言われてみれば確かにそうやんねぇ。まぁ受け手が解りやすいようにと親切心から上下合わせてくれてるんやろけど…もしかしてそもそも作り手側もソコまで考察できて無かったのかしら!?』
( ゚Д゚)
(流石にソレは有り得ないか)
…とまぁ、
そんな何気無い1シーンをもってしても目の付け処の違いと言いますか…いわゆる理系男子から醸し出される『アタマの良さ』を感じさせられちゃうんですよね。
それに比べて僕は学生時代から理系科目が大の苦手で(恥ずかしながら中二の時の数学の通知簿は五段階評価で2でしたわクソガ)、ことさら文系科目に秀でていた訳でも無かったのですが理系よりかはマシだという事からこういった場合僕は『消極的文系脳』とでも申せば良いのでしょうか…(汗)
_φ( ̄ー ̄ )
(因みに美術の成績だけは良かったです)
T君のハナシに戻しますね。
そんな知的な彼ではありますがたった1つだけ弱点みたいな部分がございまして…
_φ( ̄ー ̄ )
その弱点というのが
『カット中に起きていられない』事なんですよね
_φ( ̄ー ̄ )
(ソレ…弱点って言うのか!?)
カットが始まり…櫛で髪を梳かれ耳元でカシャカシャとリズミカルなハサミの開閉音が鳴り出すや彼は一瞬で寝落ちしてしまいます
(V)( ̄ー ̄ )(V)
まぁ職人の立場からすればお客さんがそれだけ僕の事を信頼してくれているのだと捉えると嬉しい限りなのでしょうが…世が戦国の時代だったならば彼はソッコーで寝首をかかれかねない訳ですからコレはもう人として致命的な弱点と言っても過言ではありません!
( ゚Д゚)y─┛~~
(↑今…令和だゾ)
そんな訳でどれほどインテリジェンス溢れるT君であろうとも寝落ちしてしまえば生殺与奪の権限はポンコツ文系脳の僕が掌握しちゃってるって事になるのですが〜…
( ゚Д゚)y─┛~~
(↑それでマウント取ってるつもりかw)
そんなT君。
たとえ熟睡状態でありながらも更なる難題を僕にぶつけて来るんですよネ。
ソレと言うのが〜…
( ゚Д゚)
熟睡した彼は恐ろしいくらいに船を漕いじゃうんですよ
(V)(;´Д`)(V)
アヒー
その船を漕ぐレベルはもはやコックリ…コックリ…なんて生易しいものではなく
上半身が前後にグァングァンとスイングするほどのダイナミックな漕ぎかたなんですよネ
(〜;´Д`)〜
まぁそれだけT君がリラックスしてくれてる証拠なのでしょうけど、
(かつて怪しげな外国人のお客さんから鏡越しにガン見され続けた事(←click)に比べたら百万倍マシですがw)
如何せん刃物を使って作業をしている故、ギッタンバッコンと激しく船を漕がれると思わぬ事故になりかねないので誠にヒヤヒヤする訳なんですよ
(V)(;´Д`)(V)
どうしても起きていて欲しい時だけは声をかけ頭を持ち上げてT君を起こし、その都度
T君『嗚呼‥いつもスミマセン』
(=_=)
と謝って起き続けていようとしてくれるのですが…人間てのはそんな都合よく睡魔に打ち勝てるものでも無く少し経てば再びT君は夢の国フェナリナーサに旅立って逝くのであります…
(;´Д`)オーイ…
まぁお互いにこんな掛け合いを数十年続けて来てるのでコチラも慣れっこになってると言えばそうなんですがぁ〜‥
(;´Д`)
先日のT君は学校のテストの答え合わせに追われていたのか事の他お疲れ気味だったようで…彼と僕との長い歴史においても見た事が無いほど最高レベルのヘッドバンギングを魅せてくれたのであります
( ゚Д゚)(V)
頭の先から首、そして肩から腰へと余分な力みが取り払われた一切無駄の無い洗練された上半身のグラインド。
もはやそんな彼を叩き起こしてまでカットを続けようなんざ野暮ってなモンで…
暫し呆然と見惚れ佇(たたず)んでるだけの僕がソコにおりました
( ゚Д゚)(V)
(↑仕事しろよw)
そんな彼がやっとこさ夢の国から現世に還って来たのでありますが
T君『うわぁ…また爆睡しちゃってましたねスミマセン(汗)』
(=_=)
僕『いやぁ〜…今日は今までで1番ヤバかったねぇw
思わずT君の船を漕ぐ姿を観察させて貰ってたんやけど…ちょっとその時気付いた事があってさ。』
( ゚Д゚)
T君『え。何なんスか?(汗)』
(=_=)
僕『僕さぁ、前にバタフライを練習していた時に指先から頭、腰、脚の先まで理想的にうねるようなドルフィンキックが出来なかったんよね。ソレってやっぱり『こう動かさなければ』っていう力みが反って動きをぎこち無くさせてたんじゃ無いかなぁ?て気付いたのよ』
( ゚Д゚)
T君『ソレって…つまり…』
( ’ω’ )
僕『言ってみれば人間は寝てる時が1番緊張が解れて脱力できてる状態って事になるよね?
さっき爆睡しているT君を観察していて本当に頭の先から一切無駄の無い上下動をしてたからさ。ソレこそがまさしく僕が目指していたドルフィンキックの滑らかな動きそのものだったわけ。
そこから察するに…あらゆるスポーツにおける究極的なフォームの極意ってのは『ココぞという時、如何に力まずに無駄の無い洗練された動きが出来るか』って言われ続けて来たことの真理を得たような気がしたのヨ!』
( ゚Д゚)
T君『単に僕は爆睡していただけですのに…流石、目の付け所が違いますねぇ』
( ’ω’ )
僕『あ!そうか…それで今やっと気が付いたような気がするワ』
( ゚Д゚)!
T君『今度は何ですか?』
( ’ω’ )
僕『英語で『水泳』というスポーツを表す事の語源について…みたいな事なんだけどさ。
水泳の理想的なフォームを突き詰めていった結論が脱力で…その脱力の究極系が睡眠だとすると…』
( ゚Д゚)b
T君『だとする…と!?』
( ’ω’ )
僕『水泳の事を英語で『スイミング』って呼んでるのは元々『睡眠』のing形から来た』んじゃないのかなぁ〜?ナンテネ。』
( ゚Д゚)b
睡眠グ〜!
T
君
┌
ソ
レ
は
多
分
違
う
と
思
い
ま
す
┘
( ’ω’ )
バッサリ
知的な彼との会話においては、しばしばアタマの構造の違いを感じさせられる事があるのですけども。
(・∀・)
例えばあれは確か…ガンダムとかによく出てくる宇宙戦艦同士の艦砲戦のシーンについて話していた折
T君『そもそも宇宙ってドチラの方向が上とか下とかという概念の無い空間じゃないですか。なのに毎回どうして敵も味方も上下同じ向きに向き合って撃ち合うんでしょうかね?アレって違和感無いですか?』
(´^`)
僕『え…今までそんな考え方した事無かったけど…言われてみれば確かにそうやんねぇ。まぁ受け手が解りやすいようにと親切心から上下合わせてくれてるんやろけど…もしかしてそもそも作り手側もソコまで考察できて無かったのかしら!?』
( ゚Д゚)
(流石にソレは有り得ないか)
…とまぁ、
そんな何気無い1シーンをもってしても目の付け処の違いと言いますか…いわゆる理系男子から醸し出される『アタマの良さ』を感じさせられちゃうんですよね。
それに比べて僕は学生時代から理系科目が大の苦手で(恥ずかしながら中二の時の数学の通知簿は五段階評価で2でしたわクソガ)、ことさら文系科目に秀でていた訳でも無かったのですが理系よりかはマシだという事からこういった場合僕は『消極的文系脳』とでも申せば良いのでしょうか…(汗)
_φ( ̄ー ̄ )
(因みに美術の成績だけは良かったです)
T君のハナシに戻しますね。
そんな知的な彼ではありますがたった1つだけ弱点みたいな部分がございまして…
_φ( ̄ー ̄ )
その弱点というのが
『カット中に起きていられない』事なんですよね
_φ( ̄ー ̄ )
(ソレ…弱点って言うのか!?)
カットが始まり…櫛で髪を梳かれ耳元でカシャカシャとリズミカルなハサミの開閉音が鳴り出すや彼は一瞬で寝落ちしてしまいます
(V)( ̄ー ̄ )(V)
まぁ職人の立場からすればお客さんがそれだけ僕の事を信頼してくれているのだと捉えると嬉しい限りなのでしょうが…世が戦国の時代だったならば彼はソッコーで寝首をかかれかねない訳ですからコレはもう人として致命的な弱点と言っても過言ではありません!
( ゚Д゚)y─┛~~
(↑今…令和だゾ)
そんな訳でどれほどインテリジェンス溢れるT君であろうとも寝落ちしてしまえば生殺与奪の権限はポンコツ文系脳の僕が掌握しちゃってるって事になるのですが〜…
( ゚Д゚)y─┛~~
(↑それでマウント取ってるつもりかw)
そんなT君。
たとえ熟睡状態でありながらも更なる難題を僕にぶつけて来るんですよネ。
ソレと言うのが〜…
( ゚Д゚)
熟睡した彼は恐ろしいくらいに船を漕いじゃうんですよ
(V)(;´Д`)(V)
アヒー
その船を漕ぐレベルはもはやコックリ…コックリ…なんて生易しいものではなく
上半身が前後にグァングァンとスイングするほどのダイナミックな漕ぎかたなんですよネ
(〜;´Д`)〜
まぁそれだけT君がリラックスしてくれてる証拠なのでしょうけど、
(かつて怪しげな外国人のお客さんから鏡越しにガン見され続けた事(←click)に比べたら百万倍マシですがw)
如何せん刃物を使って作業をしている故、ギッタンバッコンと激しく船を漕がれると思わぬ事故になりかねないので誠にヒヤヒヤする訳なんですよ
(V)(;´Д`)(V)
どうしても起きていて欲しい時だけは声をかけ頭を持ち上げてT君を起こし、その都度
T君『嗚呼‥いつもスミマセン』
(=_=)
と謝って起き続けていようとしてくれるのですが…人間てのはそんな都合よく睡魔に打ち勝てるものでも無く少し経てば再びT君は夢の国フェナリナーサに旅立って逝くのであります…
(;´Д`)オーイ…
まぁお互いにこんな掛け合いを数十年続けて来てるのでコチラも慣れっこになってると言えばそうなんですがぁ〜‥
(;´Д`)
先日のT君は学校のテストの答え合わせに追われていたのか事の他お疲れ気味だったようで…彼と僕との長い歴史においても見た事が無いほど最高レベルのヘッドバンギングを魅せてくれたのであります
( ゚Д゚)(V)
頭の先から首、そして肩から腰へと余分な力みが取り払われた一切無駄の無い洗練された上半身のグラインド。
もはやそんな彼を叩き起こしてまでカットを続けようなんざ野暮ってなモンで…
暫し呆然と見惚れ佇(たたず)んでるだけの僕がソコにおりました
( ゚Д゚)(V)
(↑仕事しろよw)
そんな彼がやっとこさ夢の国から現世に還って来たのでありますが
T君『うわぁ…また爆睡しちゃってましたねスミマセン(汗)』
(=_=)
僕『いやぁ〜…今日は今までで1番ヤバかったねぇw
思わずT君の船を漕ぐ姿を観察させて貰ってたんやけど…ちょっとその時気付いた事があってさ。』
( ゚Д゚)
T君『え。何なんスか?(汗)』
(=_=)
僕『僕さぁ、前にバタフライを練習していた時に指先から頭、腰、脚の先まで理想的にうねるようなドルフィンキックが出来なかったんよね。ソレってやっぱり『こう動かさなければ』っていう力みが反って動きをぎこち無くさせてたんじゃ無いかなぁ?て気付いたのよ』
( ゚Д゚)
T君『ソレって…つまり…』
( ’ω’ )
僕『言ってみれば人間は寝てる時が1番緊張が解れて脱力できてる状態って事になるよね?
さっき爆睡しているT君を観察していて本当に頭の先から一切無駄の無い上下動をしてたからさ。ソレこそがまさしく僕が目指していたドルフィンキックの滑らかな動きそのものだったわけ。
そこから察するに…あらゆるスポーツにおける究極的なフォームの極意ってのは『ココぞという時、如何に力まずに無駄の無い洗練された動きが出来るか』って言われ続けて来たことの真理を得たような気がしたのヨ!』
( ゚Д゚)
T君『単に僕は爆睡していただけですのに…流石、目の付け所が違いますねぇ』
( ’ω’ )
僕『あ!そうか…それで今やっと気が付いたような気がするワ』
( ゚Д゚)!
T君『今度は何ですか?』
( ’ω’ )
僕『英語で『水泳』というスポーツを表す事の語源について…みたいな事なんだけどさ。
水泳の理想的なフォームを突き詰めていった結論が脱力で…その脱力の究極系が睡眠だとすると…』
( ゚Д゚)b
T君『だとする…と!?』
( ’ω’ )
僕『水泳の事を英語で『スイミング』って呼んでるのは元々『睡眠』のing形から来た』んじゃないのかなぁ〜?ナンテネ。』
( ゚Д゚)b
睡眠グ〜!
T
君
┌
ソ
レ
は
多
分
違
う
と
思
い
ま
す
┘
( ’ω’ )
バッサリ