今回も新作自主制作映画「プレゼント」で使われた機材の話です。
前回話した通り、メインカメラはショットガンマイクを使用することにしました。
しかし、メインカメラだけで録音するのは不安な事もあり、今回はサブカメラにピンマイクを付ける事にしました。
ピンマイクとは身体(首元あたりに)に密着させて、音声を直に撮る送受信機型マイクの事です。
私が購入したのは予算の関係もあり、韓国製のマイクを選びました。
購入してから気づきましたが、その製品のバージョンアップ版も売られていて、ちょっと後悔が残りました。
しかし、その製品を使ってみての評価は十分使えるマイクでした。
ただ音は、叫ぶなど大きな声を出すと割れてしまいますし、極端な小さな声も拾いにくいですが、それ以外は拾えてました。
ピンマイクの付け方はネットで、ある動画から学びました。
その方法は簡単で、養生テープを三角に折って、それにピンマイクを挟んで、衣服の襟元に付けるというものです。
ピンマイクの受信機でも音量の調整はできますが、サブカメラ担当のY氏はカメラ側でも音量の調整をしてました。
電力は撮影前日にフルに充電すれば、撮影日はよほど長い日ではない限り、持ちました。
何はともあれ撮影中は特に大きなトラブルもなく無事に過ごせました。
次に今回の撮影用に新しく購入したヘッドホンのお話。
このヘッドホンは録音技師のNさんが勧めていたものを購入しました。
購入したのちNさんから「壊れやすいから扱いに気をつけてください」と言われ、がさつな私は驚きました。
それで、実際、使う事になりましたが、撮影中、ヘッドホンをカメラにかけるクセがついており、かけてちょっとカメラから外れるとカメラの三脚の首がゆるい事もあり、カメラ本体が傾き、ヘッドホンが落ちることが多々ありました。
最初は驚いていたキャスト、スタッフも撮影後半になるとお約束になって、現場をなごませるのに役立ちました。
そんなヘッドホンも故障なく、こちらも無事に過ごせました。意外と頑丈でした。
以上が使った機材の話です。
つづく
新作自主映画、撮影中の現場の1コマです。演者にはピンマイク。私はヘッドホン。必須ですね。
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