箴言集 「地獄に堕ちないための言葉」 大川隆法 著
「地獄に堕ちないための言葉」63 ある時、守銭奴が猿の姿に変えられていた。縄のついた、くり抜かれたヤシの実に米が入っていた。猿は、片手で米をつかんだまま離さなかった。猟師がやって来て、猿は逃げられずに射ち殺された。
コメント
欲張りが強いと、一旦手にした物は絶対に離さないのが生き方になるでしょう。その習性を利用した猟師が、ワナを仕掛けてみごと獲物を捕った諺がある。
猿だから、これが猿智慧というのだ!と猿をバカにする人間がいても、いざ自分の金銭欲になると、人間であっても猿以下になりますよ、との言葉です。
本来は魂ですから、その魂が人間の肉体に宿って魂を磨いているのです。
その魂が間違って欲に走れば、その欲にふさわしい肉体=猿になって、猟師に殺され、また生きた猿に戻って同じことを繰り返す地獄を作っているのですね。この地獄から抜け出すのは、簡単?です。欲を捨てることです。