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1995年の阪神淡路大震災がきっかけとなり自動書記で突如絵を描き始める 絵の仕事は26年目 ブログ光のチャレンジは11年

☆ 「希望」という名の支え

2017-07-18 | 希望の光
今日はくもり時々小雨で比較的しのぎやすい一日でした。

夏は庭の手入れや草抜きがしにくく、ハーブも生い茂ったままで、今やジャングル状態です。


そんな中、ふと「カーラー」(水芭蕉に似た花)が咲いているのを見つけました。

今までは葉っぱのみで、ここに住んで以来花は一度も見たことが無かったのですが、

淡いピンク色の小さな花がひっそり咲いているのを、初めて見つけてとってもうれしかったです。

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ところで、日野原重明さんが今朝105歳で亡くなられたというニュースを知って、ほんとうにさみしいです。

私は新聞は購読していないのですが、朝日新聞の土曜日Be版だけは買って、

日野原さんのエッセイ『 105歳、私の証 あるがまゝ行く 』を楽しみに愛読していました。

心からその生き方を尊敬していましたので、大往生の「寿命」とはいえ、とっても残念です。


河合隼雄さんや舩井幸雄さんが亡くなった時もそうでしたが、たとえ個人的親交は無くても、

自分の前を行く人生の大先輩というか、素晴らしい「希望の光」
見えなくなるのは、ずっと目印にしていた遠くの家の明かりがふと消えてしまったような、シュンとした氣持ちになりますね。



クリスチャンだった日野原さんは、これからもきっと天国で益々ご活躍されるに違いないと信じていますが、、。

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時々切り抜きをしていたそのエッセイの中から、ほんの一部ですが抜粋して、
心よりご冥福をお祈りいたします。


2016年11月掲載 「変える勇気」だけでなく 下 

(前略)

変えられないと思うものでも、自分を変えれば変わる。

そのことにも、どうか気づいて頂きたいと思います。

自分の方から変われば良いのです。

二つの国が争っている時に、強い国の方から攻撃はしないから、そちらも反撃はしてくれるな、

というように、強い側があえて一歩身をひくというゆるしが必要なのです。

(中略)

度重なる災害に日本はみまわれています。

亡くなった人、失ったものを取り戻すことはできません。

けれど自分の心の持ちようは変えられます。

どうか傷ついている方々に「希望」という名の支えを差し伸べて下さい。



自分の命の時間を他者のために使うことで、自分もまた心の幸福感が得られます。

そう信じること自体が、耐える力と実行に移す勇気を与えてくれます。


変えることのできるものと変えることのできないもの。

それを冷静に見極めた上で、変えることのできるものは、勇気をもって変えてほしい。

私は読者の皆さんに、そうお伝えしたいのです。   (日野原重明氏の連載エッセイより)

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日野原さんはいのちの活動だけではなく、平和の活動にも熱心な方でした。

そしてまさしく有言実行の人でした。

どんなに多くのことを成し遂げ、夢を現実にし、たくさんの人々の心に「希望」の灯をともしてくださったことでしょうか。


マザーテレサにも等しい希有な存在であった日野原さん。

もう二度とこのような方は現れないだろうと思うと、ほんとうに惜しい方を失くしました。

けれども後を継いで、その意思を継いで、平和を守り、いのちを守っていくことは、たとえどんなにささやかであっても、私たち一人ひとりにも出来ます。

最後の最期まで決してブレることなく、一貫した信念を持ち、素晴らしい生き方を貫かれた日野原さん。


直接お目にかかったことも無く、ただ一読者に過ぎなかった私ですが、エッセイを通してどれだけ感動し、その言動にどれほどの感銘を受けたことでしょうか。

ほんとうに長い間ありがとうございました。


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