Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

似たところもあるなとは思いましたが

2021-07-29 05:50:00 | 

毎晩ある程度の睡眠時間はとっているはずなのですが、どうも日中眠くて仕方ありません。睡眠の質が悪いんでしょうね。

昨日もパソコンに向かっていたら目を開けていられなくなり、タイマーを15分にセットして素直に?昼寝しました。家にいるときの特権。

 

さて、昔から本を読むことが大好きで活字中毒だと自己分析していたのですが、最近読書量がかなり少なくなってきました。

読みたいと思う本になかなか出会えないということと、老眼のせいであまり長い時間続けて本を読めなくなっているようです。

読む本は小説は全く手に取らなくなり、気軽に読める生活や生き方、そして暮らしに関するエッセイばかり。

今回読んだのはこちら。

               

著者自身の顔がこんなにはっきりわかる写真をカバーに持ってくる勇気?に脱帽。

引田かおりさんはお名前とか、ギャラリーとパン屋を吉祥寺で開いているということは知っていましたが、本を買って読むのは初めて。

引田さんについてなんとなく思っていたのは、おしゃれなギャラリーやパン屋を経営するくらいなのだから、きっとかなりやり手でセンスのよい人だろう、

くらいな感じ。その後一田憲子さんの本で、夫の引田ターセンさん(私はそのお名前から最初外国の方かと思っていたのですが、ニックネームでした)が

妻に対して絶大な信頼を寄せているような記述があり、ずっと気になる存在ではあったのです。

 

この本を読んでいくうち、僭越ながら自分との共通点があるようにも思えることがいくつか。

まず、ご主人の年齢から勝手に私より年上だと思っていたのが、どうやら同い年らしい、ということ。戌年だからか鼻が利く、というくだりで判断。

そして「改善・改革したくなる気質」や「せっかちなので『やりたい』と思ったらすぐに取り掛かって、早く結果を出したいタイプ」なんてところでは、

それは私のセリフだ!と口走りそうになったほど。

決定的に違うのは、「なんとなく」でも自ら仕事を始める実行力と経済的余裕かな。

私はこれまで、何かをやりたいと思ったときに、子どもが小さいから、とか、お金がないから、とか、何かと理由をつけてしたいことにブレーキをかけ続けて

きた結果、義母の介護からも解放された今になってやりたいことがない、というエアポケットに落ち込んでしまいました・・・とここまで書いて、前にも

書いたな、と気づいて確認したら、今月の初めのほうだったかに書いていました。やっぱり~(苦笑)

でもその後バイトの話がやってきて(と言っても決まってはいませんが)、4か月連続でのその仕事を受けてもいいと返事をしたとき、落ち込んだエアポケット

から上半身だけ身を乗り出したような気分になれたのでした。

引田さんにしても、以前は私と同じように悶々としていた時期があったようで、こんなにバリバリとやっている人でもそうなんだな・・・と安心?したりして。

そういう悶々とした気持ちになるのは、自分がいつも「食べさせてもらっている」立場にあるからなんじゃないかという気がしてならないです。最初から

共稼ぎでバリバリと仕事をしていたら、そんなある種卑屈な気持ちにはならないような気がします。逆を言ったら高慢で鼻持ちならない妻だったかもしれません。

バリバリと仕事、と書いて思い出したけれど、娘が派遣ではあるものの、大手通信会社に勤めていたときにランチを一緒にしたことがありますが、職場に

入ったわけではないけれど、オフィスビルの立ち並ぶ街中で仕事をしている娘のことがすごく羨ましかった私。

若い頃は結婚願望は全くなくて、キャリアウーマンになってバリバリと仕事がしたかったんですわ。

商業高校を卒業してすぐに就職していれば、その当時なら大手企業からの求人もたくさんあったので可能性は充分あったのに、そこで回り道をしちゃったんです。

まぁ回り道をしたことで相方と結婚出来たと言えばそうなんですが。それはそれで幸せなので。

おや?いつの間にか本の話じゃなくなっているような・・・・・・

 

この本の中でも、「人生は選ぶことでできている」という章があります。

大きな決断をするとき、自分だけが幸せになればいいと思わないことと書いてあって、さて、私はそうしてきただろうか・・・と胸に手をあてないけど(笑)

考えてみました。さっき、自分のやりたいことを犠牲にしてきたように書きましたけど、実際のところはとっても自分がかわいい奴なんですよね、私。

周りのひとのことももちろん考えてはきたと思うけれど、身勝手な部分もあったはず。

これって結構難しい問題ですね。自分の「好き」も大事にしたいし、かと言ってそれが周りに影響を与える場合には躊躇してしまうかも。

うまく折衷点を見つけて、全てがそこそこうまくいくようにしないといけないのでしょうね。

 

本の中には、引田さん愛用の品々などが数多く出てきますが、どれもさすがな品ぞろえ。経済レベルの違う私にはなかなか手が出せないものが多いですが、

そうしたいいものを常に探したり身近に置いてきたことが、今の仕事に繋がっているんだろうと感じました。暮らし方や生き方って、大事ですね、やっぱり。

 


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