先月のバイトのとき一緒に仕事をしていたOさんは、とても面白い人でした。
正規の職員とは少し違うようですが、歳の頃は私より10歳ぐらい下、なのかな?見た目の印象はもっと歳が近いような感じもするのだけれど、ご子息がまだ
20代半ばくらいなので、ある程度は歳が離れているとみていいでしょう。
物言いからして快活ではっきりしゃべってくれるので、耳のよくない私にはとてもありがたかった。
今回私は彼女の下で仕事を手伝う、というのではなく、ふたりして別の職員(こちらも正規ではないみたいで、嘱託?)から言われて、山ほどある書類を分類したり
コピー取りをしていました。
Oさんも初めてやる仕事らしく、何度か説明を聞きに行ってくれたりしたのだけれど、どうも私以上にそそっかしいというか、早飲み込みだけど早とちりも
しばしば。
ふたりでようやく一人前くらいの仕事ぶりだったので、今月私がいないとひとりでどうしよう!?と最終日には半ば本気で困った様子ではありました。
そんな彼女を面白い人だと思いながら仕事をしていたわけですが、あるとき、彼女が私が感じているよりはるかにジェネレーションギャップを感じていることを
知ることになったのです。
お昼休みを終えて仕事に戻ってすぐだったか、Oさんが私に「ねぇねぇ、私今日、ものすごーくショックなことがあったのよ」と話しかけてきました。
おや?Oさんがショックを受けるって、いったいどんなことなのかな?
「時任三郎って知ってるよね?」はい、そりゃもちろん。「彼っていくつくらいだと思う?」
うーん、私はその手のことに疎いひとなのでよくわからないけど、見た目よりはいっていたんじゃないかな?
「62歳なんだって。もうそれ知ってすごいショックでさあ」
・・・・・・え?
「そんな歳だって思わなかったし、しかもドラマで認知症の疑いのある役をやるって知って、余計にショックなのよー」
・・・私、時任三郎と1つしか違わないんだけど。
ってことは、私に対する彼女のイメージは(何かのときに年齢の話はしてありました)、要するに「年寄り」または「高齢者」ってこと、かな?
それを聞いて、別に彼女に対して「失礼な奴」とは思いませんでした。
なぜなら、少し前に何かで読んだんです。
「60代は70代を年寄り扱いして、自分は40代の仲間に入りたがる」みたいなこと。
Oさんの場合、この年代を10若くした感じなんだろうな、と思いました。でも時任三郎と同じ年ごろの私に対してこのセリフはないよね(苦笑)。
まあ悪気が全くないことはわかっていたので笑って「あなたも60代になったら、(50代と)そんなに変わらないなってわかるわよ」と言っておきましたけどね。
そりゃあ体力的とか認知力など、落ちているとは思うけれど、60代になったら衰えるだけでぱっとしなくなる、とは言い切れない。ですよね?ね?(笑)
多分彼女は、歳を重ねることにマイナスのイメージしか持っていないんだろうな。でもそれってもったいないような気がします。
まあ私もかつては、50代60代を迎えるときには、どうなんだろうなぁ、どうなるんだろうなぁって思っていましたよ。でもカレンダーを一枚めくるみたいに
パッと何かが変わる、なんてことはないですもん。
色が少しずつ変わるグラデーションみたいに、徐々に変わっていくんじゃないかなと私は思います。
ただね、重い病気などすると一気にそのスピードは加速します。義母が全くその通りで、去年夏に入院する前と退院後ではジェットコースターの一番高いところ
から真っ逆さまに落ちるくらいのスピードで変化しましたから。
ということは、やっぱり健康でいることが若々しく生きていく上で最重要なんでしょう。
この前、録画しておいた番組を観ていたんですが、その中に偶然録画した角野栄子さんの番組がありました。
御年82だったか3だったか。どちらにしても、とってもチャーミング。元々女優さんのような美人なのでなおさらです。
頭の回転も速いし、リモートで編集会議をしているのを観て驚き!
憧れる人生の先輩が、またひとり増えましたよ。私もあんなふうに歳を重ねたい。もちろん同じにはなれないので、私は私らしく。
さて、今日はこの後ヘアカットに出かけるんですが・・・未明の3時半過ぎにトイレに起きたあと眠れぬまま起床時間を迎えてしまいました。
片道1時間のドライブが不安だな~。来週は免許の更新に行く予定なんですが、その前に事故ったりしたらと思うとぞっとします。
ハンドルを持つと人格が変わる、ということはないけれど、アドレナリンが出るのか眠くなることがほぼないのがありがたい。でも過信は禁物なので、
いつも以上に気をつけて行ってきます。