月曜日、畑に着いてほどない頃、広報無線が流れました。のんびりとしたチャイムのあとに
〇時頃~ 〇〇地区で~ サルの~ 目撃情報が~ ありました~ サルを見かけた方は~ 役場までご連絡くださ~い というこれまたのんびりとしたアナウンス。
畑の家に到着する前の道中に見かけたんですよ、サル。子ザルでしたけど、もしかしたらそれ?
数年前にはクマの目撃情報が流れたことがありましたが、畑からはかなり離れたところだったし、幸いサルもイノシシも出たことがないからクマは大丈夫とそのときは思ったけれど、
こう全国あちこちでクマによる被害が報じられるとそれなりに心配にはなります。
でも広報無線の語り口はどことなくの~んびりとしているので、あまり緊迫感がない。もうちょっと普通にアナウンスしてもいいんじゃないのかな。
さて、その今回の畑の初日はあれ?と思うほど暖かくて。さすがに夕方あたりになると冷えてはきたので、当然のように薪ストーブのお世話になります。
夜中に薪をくべないと朝すごく寒い思いをするのですが、薪が順調に燃えているときにはそれは暖かく、いやそれを通り越して暑いほど。微妙な温度調節が出来ないところが玉に瑕で
暖かくしているのに窓を開けるという真逆なことをしています。私はあまり暖かすぎると鼻詰まりになって、呼吸が苦しくなるんですよ。ほどほどの暖かさで充分。
今回はそれほど夜間の冷え込みもありませんでした。それというのも雨が降ったから。冷え込みはないけれどこれがやりたい相方は、起きるとすぐ完全に鎮火していたストーブに
また火を入れました。これ、というのが
トースト・オン・ザ・ストーブ。ストーブの上でパンを焼くこと。
ポップアップトースターも買ったのにねぇ。でもこのトーストの焦げ色を見たら、いつもはごはんを食べる私もついそそられてパンにしちゃいました。相方のトーストは実際には
ホイルの上ではなく、直にストーブの上に置いて焼いたのでより色が濃いめ。
隣に写っているのは味噌汁の鍋ですが、保温するにもちょうどいい火加減と言いますか。やかんに水を入れておいてもじわじわと加熱されて静かに沸騰します。光熱費がかなり節約
できますね。
薪に使っているのは、相方が仕事で伐採などした木の幹や枝などを長いこと保管して乾かしたもの。薪代もかかっていません。
それでも凍結防止にパネルヒーターをつけっぱなしにするため、電気代は人が常時いないのにかなりのお値段。もったいないけれど仕方ないと諦めています。
うちの薪ストーブではこんなふうに保温やトーストくらいしか出来ません。家も小さいからストーブも小さくて、庫内で料理をすることはほぼ不可能。調べれば何かやり方があるかも
しれませんが、あまり無理はせず。
焼きものはやっぱり火が一番おいしく出来るような気がします。電気だって加熱するには変わりないとは思うけれど、何か違うんです。畑ではIHクッキングヒーターなのですが、
ストウブ鍋でご飯を炊いてもどこかおいしくなくて。
前に本で読んだんですよ、ストウブで炊くとおこげがおいしいって。おこげファンの私はそれを読み高くかつ重いストウブを買ったのですが、出来るおこげがパリパリ過ぎるし、
肝心のごはん自体冷めたあとボロボロする感じ。
年齢と共に重い鍋が使いづらいと思っているんですよね。IH対応のものは重いものが多くてこれも悩みの種。電気圧力鍋を買って炊飯器代わりにしようか、とか考え中です。