Over 60's yukinokoブログ

実家の片づけ、そして義母を送って、次は自分の生前整理だな

ピアノ熱は10年周期?

2019-07-26 14:49:35 | 好きなもの・好きなこと

パソコンのあるこの部屋。フローリングなので何畳くらいの広さかよくわかりませんが、アバウト6畳くらい?でしょうか。

デスクは北側の窓際にありますが、写真はその斜め後ろの東の窓際あたりの様子。


子ども時代、棟割り長屋のひとつ、しかも平屋に住んでいました。

貧乏な家ではありましたが、どういうわけだかいつのころからだったか全然記憶にありませんが、気づけばアップライトピアノがありました。


どう考えても、かなり不似合い(苦笑)。


ふたりの姉は近所の教室に習いに行っていましたが、そういうお稽古ごとが大嫌いだった私は、そろばんと習字だけでもうんざりなのに、

それ以上何かを習いたい、などとは露ほどにも思いませんでした。


その後歳月が過ぎ、姉ふたりはだんだんとピアノから遠ざかっていきましたが、私は逆にピアノに近づいていました。

そのわけはというと、中学1年のときだったか、音楽の授業で器楽合奏をするにあたり、家にピアノがあるという理由だけで、アコーディオンを

弾くことになってしまったのです。

音楽の授業は嫌いではありませんでしたが、その当時はト音記号で始まる楽譜はなんとかわかったものの、私が担当することになったバス(低音)

アコーディオンの楽譜にあるヘ音記号が初めて見るもので、まったく解らず。

これは姉に訊くしかないな、と教えてもらいました。

それが理解できるようになっただけで、なんだか姉たちが弾いていた曲が弾けるような気がしてきちゃったんですね。


ハノンもバイエルもチェルニーも全く弾いたことがないのに、いきなり曲を弾いてみる、この図々しさといったら(笑)。

たしか初めて弾いてみたのは、「かっこう」という、やたら指を忙しく動かす速いテンポの曲。

当然最初っから速く弾けるはずもありませんが、門前の小僧習わぬ経を読むのように、いつも耳にしていたことで思ったより早く、曲の形になって

いました。


それに気をよくして、家にあったピアノピースのなかの数曲を自分なりに練習。

もちろん曲の最初から最後まで躓かずにうまく弾ける、なんてことは無理でしたが、ちょっとピアニストにでもなったような気分になれるじゃ

ありませんか。

その後、ピアノコードも覚えました。これも姉がポピュラーピアノの本を買って練習しかけたものの途中放棄したものを横取り?

高校時代は友人とデュオを組んで、自作の歌を人前で歌ったこともありましたが、そんな曲作りにもギターとともにピアノが一役かっていました。


結果、一番ピアノに長く慣れ親しんだ私が、嫁入り道具(古い…)のひとつとしてそのアップライトピアノを持参したのです。


でもこの家のあるあたりは海抜ゼロメートルで湿気が多く、手入れを怠るうちにピアノ線が錆びたりして、押したキーが戻らなくなるように。

だいたい調律など、お金もかかります。子どもが小さいうちはほとんどピアノも触らなくなってしまってしまい、すっかり物置状態になっていました。

有名メーカーのピアノではなかったけれど、長い年月一緒に過ごしたピアノに別れを告げました。


やがて気持ちにゆとりが出来て、再びピアノが弾きたいと思うようになりました。

そこでカワイピアノの先生をしていた高校時代の同級生の紹介で電子ピアノを購入し、再びピアノを弾き始めました。


時が経って、今度は少しずつバイトに出るようになり、仕事と家事に追われてピアノに触る時間がほとんどなくなってしまいました。

またもや電子ピアノは物置と化してしまったのです。

アップライトピアノから買い替えてどれくらい経ってからだったか覚えていませんが、置いてあるだけのピアノは場所をとるだけ、と判断。

もうピアノを弾きたいと思うこともないだろうと、またもピアノを処分したのです。


ところがところが(苦笑)。

どうも私のピアノ熱は10年周期くらいでやってくるようで(まるでなんとか彗星のような:笑)。

いつまで経っても上達しないギターをかき鳴らしながら歌う相方を見ているうち、またもやピアノが弾きたくなってしまった、懲りない私。

でももう、6桁金額の高いものを買う勇気もお金もないし、あまり場所をとらないものがいい、と考えて買ったのが写真のキーボード。

76鍵と、1オクターブ分少ないけれど、だいたいの曲はこなせます。

なにより、軽い!そして安い!←ここ、一番大事かも。その気になれば持ち運べます。

今は脚をつけて使っていますが、テーブルの上だってOKだし。

写真の譜面立てのところにある目玉クリップは、楽譜集のページを押さえておくためのもの。

昔から持っている楽譜や、途中買ったものなど弾いていますが、昔覚えた曲って10年以上経っても、指がなんとなく(ちゃんと、でないところが

悲しい)覚えていてくれるものですね。


これからの季節はピアノを弾いているだけで汗だくですが、夢は、どれか1曲でもいいので、最初から最後まで、つかえずにきれいに弾きこなすこと。

それからジャズピアノが弾けるようになりたい!これはずっと前から思っていたことです。

右手と左手と違う作業?をすると、脳の活性化にもいいかもしれないし。ピアノ熱が冷めないように、少しずつでも続けていけるといいな。



やっと手に入れました

2019-07-26 05:58:45 | 旅行・お出かけ

写真はアーツ・モノキュラー。鑑賞用単眼鏡です。

美術鑑賞が好きで展覧会には出来るだけ出かけるようにしていますが、そのときにこれを使って作品を見ている人をよく見かけるようになりました。

先月も友人と、曜変天目茶碗を見るためにわざわざ奈良まで出かけましたが、そのときにも、これがあったらなぁ…と思ったのです。


なのに、なかなか買えずにいました。

特にわけなどなく、喉元過ぎれば忘れちゃう、というだけのこと。

今回ようやく買う気になったのは、楽天ポイントがそこそこ貯まっていたから。

いつもならたいてい本に化けるのですが、最近あまり欲しい本に出会えないんです。

期間限定ポイントだったこともあったので、何か有効に使えるといいんだけど…と考えていて、ふと思い出したのでした。

先月、奈良に行ったのと同じ友人と東京へ展覧会を観に行くことになっていて、そのときにきっと役に立つのではないかと思います。


さてその東京行ですが、JR東海のフィフティー+のお値打ちツアーで、展覧会のチケットと往復新幹線を合わせて約1万5千円ほどの料金。

普通に東京まで行く片道の新幹線代くらいで全部まかなえちゃうのだから、これは本当にお得なんですが、そういうものには難があるのが常。

その難とは、往復の新幹線の時間が往きは早く帰りは遅い、ということ。

今回別件で義母をショートステイに預けている期間中なので、帰りの遅いのもいつもほど問題ではないのですが。

連れの友人も自分の母親と同居していて、朝早いのはともかく帰りが遅いとあれこれ言われるらしい。実の親でも気を遣うんですね。

朝早くて困るのは彼女自身のほうですが(朝が超苦手タイプ)。

私の方も、いつもほど問題ではない、とはいうものの、その日相方も友人と毎年恒例の海遊びに泊まりで出かけるんです。


夜、家に帰っても私ひとり。


昔は犬もいたし、家にはいつも誰かいたので、そういうシチュエーションは未経験。

何しろ態度はデカいのにノミの心臓の私なので、ちょっとひとりは、ねぇ…


そこで、新幹線を降りたら家の方とは逆の、娘宅へ行くことにしました。

お泊まりセット(パジャマとか着替えなど、娘とはサイズが全然合わないので借りられない)は事前に持っていこうと思っています。

出かけるまであと10日ほど。なんだか暑そうなのでちょっと気がかりですが、唯一の夏休みの楽しみなので♪


と、ここまでは昨日の下書き分。

その後友人から連絡があって、出発の新幹線の時間が7:04と言ってきました。早っ!わかっちゃいたけど、つらい…

彼女の家は駅までクルマなら10分くらいで着く距離ですが、私は私鉄を使って乗り換えなくてはならず、しかも最寄り駅は普通しか停まらない…

どう考えても家を6時半前には出なくてはいけないなぁ。これじゃ選挙のときとおんなじやん!!

友人にしても朝が苦手なところをかなり頑張らなくてはならないので、まぁお互い様なんですが。

相方のほうが家を出るのが後になるので、戸締りなどは彼に任せて、さっさと出かけることにしましょう。だいたい彼の方が戸締りについては

抜けがないと思うので。


「暗い」は「つらい」

2019-07-25 14:43:00 | えとせとら
午前中、車で片道1時間のドライブを経て、ヘアカットに行ってきました。

ベリーショートにしていて、だいたい1か月おきにカットに行っていますが、丸2か月経つと、ベリーは消えてただのショートカット状態に。

毛量が多めなので、髪が短くても切ったあとのごみと化した毛の量と言ったら半端ありません。

島津亜矢みたいに、部分的に刈上げてみたい、と言ったら早速やってくれましたが、周りの髪が短すぎて思ったよりメリハリがありませんでした。

ま、いいや。とにかく頭が軽くなった!(中身に比例?)


さて、私は本好きというか活字好きで、いつも何かしら読んでいたいと思っています。

家事や雑事の間とかに読みやすいような、エッセイとかインテリアに関する本が好きでよく読んでいるのですが、感じのよい照明について

必ずと言って書いてあるのが、照明は蛍光灯でなく白熱球、もしくはその色で、天井一か所から煌々と照らすのではなく、部分部分にペンダントライトとか

スタンドライトやデスクライトなどの明かりを使って、暗いところと照明のあるところのメリハリをつけるとよい、ということ。


そうよねぇ、確かにそれ、とてもすてきな雰囲気なので、私も憧れます。


なんだけど、ここでちょっと反論。


我が家のようなシニア世帯になると、当然ながら目は老眼だし、場合によっては白内障とかになって、ものが見えづらいことが多いです。

文字だって、たとえ老眼鏡をかけたとしても小さな文字は読みづらい。

場合によっては暗がりでつまづいて転ぶ可能性だってあります。明るくてもつまづきますが、暗ければなおのことそうなりがち。

汚れが目立ちにくいという利点も、裏を返すと汚れに気づかず不衛生になる、ということに。

老いてなお生きていくためには、谷崎潤一郎みたいに陰翳礼讃なんて言ってられませんわ。

照明ばかりでなく、洗剤なども文字などないすっきりとした容器に詰め替えて…と書いてあったりしますけど、これも歳とるとかなり危険。

私もよく、ハンドソープの詰め替えなど、どのメーカーのものだったかとか匂いだったかとか、忘れてしまいがち。


石黒智子さんのように、ある程度の年齢になってもすっきりお暮らしな方もいらっしゃいますが、うちじゃとうてい無理な話。

ある程度の明るさは、シニア世代の安心・安全に欠かせないものなんじゃないかなぁ、と私は思うのですがね。

足元から目が離せない

2019-07-25 06:03:35 | 好きなもの・好きなこと


今年2月に、鎌倉と横浜へ出かけたときに撮ったマンホール蓋です。

私大好きなんですよね~、マンホールの蓋。

だって、その土地ならではのデザインがあるじゃないですか。

横浜のはどれも素敵なデザインでしたね。




こちらは江ノ島の駅近くだったかなぁ。マンホールじゃなく、側溝の蓋?なんですけど、こじゃれてると思いません?


こんなふうに、出かけるたびに邪魔にならないお土産写真を撮るのが楽しみなんです。

でもね、たしか京都は素っ気ないデザインでしたよ。

あまりに有名寺社が多すぎて、選べないのかもしれませんね。


それにひきかえ、同じ古都でも奈良は違いました。



奈良、と言えばの鹿と桜がデザインされています。

真ん中にある市章も、桜の花のなかに奈良の奈の字がデザイン化されています。きっと桜が市の花なんでしょう。


時にカラー版もあるマンホール蓋ですが、私は着色されていないほうが好き。

うちの娘も変わったマンホール蓋を見かけると、お土産と称して写真を送ってきますが、それは見るだけでコレクション?には加えません。

やっぱりこの目で見ないと、ね。


ワンオペ介護

2019-07-24 10:19:50 | 鬼嫁yukinokoの介護日記


先ほど、ケアマネージャーさんが月に1度の訪問にやってきました。

来月のデイサービスやショートステイの予定表を持ってくるのと、義母の様子を確認するのが目的ですが、後者が主であることは言うまでも

ありません。

独居や老夫婦のみの世帯は、生活がきちんと成り立っているかを確認し、我が家のように家族と一緒に住んでいる場合には、虐待や介護放棄の

有無などがチェック項目だと思います。


わたくし鬼嫁ゆきのこ、身体的虐待はしていませんが、つい語気が荒くなる言葉の暴力はあると思っています。

昨夜も寝る前、少々もめまして(苦笑)。

今まで出来ていたことが急に出来なくなる、というのが認知症の常なんですが、義母は最近、お風呂上りに使用済み下着を再び着用したり、洗い替えの

下着に取り換えたときは汚れたものを自分の部屋に持ち帰ったりする傾向がありまして。


そんな汚れたもの、持ち帰りにしないでよ~!!


昨日の朝、デイサービスに出かける前は、丸めた尿取りパッドを洗濯かごに入れていたし(なんでそこなの?:笑)。

そして昨夜は少し汚した尿取りパッドをつけたままの使用済み下着を身に着けていたので、つい注意する言葉がきつめに。

そうすると必ず

「なんでわし(彼女は自分を「わし」と呼ぶ)ばっか叱られないかんの!!」と超ごきげん斜めに。

叱るつもりはなくても、その原因はあんた自身にあるんだけど、とこちらもごきげん斜め急角度。

とにかくそのままではいけないので、私が洗い替えの下着と取り替えるわけですが、義母の息子=相方は黙って傍観。

相方はこういうとき、自分の親なんだけれど、母親の下着を取り替えるとか着替えさせたりすることは手が出しにくいのか、

ほとんどしたことがありません。

ショートステイに送っていったりとか、その予約などはほぼしてくれますが、そのほかの日常的な雑事はほぼ私のワンオペ状態。

義母のもうひとりの息子の義弟は店を営んでいることと9年前に妻に先立たれているので、こちらに全権委任。もし妻が健在でも、店があるので

義母の世話をするのは無理でしょうし。


写真は、築50年の古家に相応しい、いかにも昭和な灰皿。

今はスモーカーは誰もいないし、家はほぼ禁煙指定?にしているので捨ててもいいものなのですが、どこかレトロな雰囲気が好ましくて。

ビンテージものとか言われて、ものは古くなっても価値が上がったりしますけど、人間は、ねぇ。なかなかそうはいきません。

まれに、たとえば人間国宝の方のように、老いてからなおも進化するひともいますが、少数派でしょう。


そういえば昨日相方が、最高齢の方が111歳11か月で亡くなったニュースの話をしていました。

それを聞いて、義母がもしそんな歳まで生き長らえたら…私ほぼ今の義母と同い年。

そうなったとしたら、絶対私の方が先に逝くだろうと確信しました、いや、そうでありたいわ(苦笑)。