ローマ帝国の監視・防衛機構として新生カトリックが発足すると(4世紀)、全般的な目的と構想の下に教義は解釈し直され「原罪」は地中海沿岸の人々を繋ぐ楔(くさび)、「罪の赦し」は改宗者に下る皇帝からの赦しとなった。
人類始祖の堕落を数千年も後になってから贖う滑稽さは江戸時代の学者・新井白石にも「赤子のたわ言」と一蹴されている。 『デウスこれをあはれむがために、自ら誓ひて、三千年の後に、エイズスと生れ、それに代りて、其罪を贖へりという説のごとき、いかむぞ、嬰児の語に似たる』(『西洋紀聞』) 新井白石と天地創造。
このダビデの話(サムエル記I 21章)が安息日の出来事だったとはどこにも書かれていない。この強引な解釈の中にイエス=ユダヤ人の願望なる新モーセが表現されているのが垣間見えるだろう。旧約と新約では神が見事にイメチェンを果たしているのも興味深い。 「『わたしが好むのは、あわれみであって、いけにえではない』とはどういう意味か知っていたなら、あなたがたは罪のない者をとがめなかったであろう」(マタイ12:7)
キリスト教の言う"天国"は無益な愚考だったかもしれない。 しかしキリスト教の地獄は十分に本当だった。“終末の再臨”はユダヤ人を解放したペルシャの思想の複製に過ぎず、万人に神性の体験の普遍性が吹き込まれている以上、再臨は特定の人物に倣わなくても良い。
「詩篇に、『その屋敷は荒れ果てよ、そこにはひとりも住む者がいなくなれ』と書いてあり、また『その職は、ほかの者に取らせよ』とあるとおりである」(使徒1:16-) 引用元 「彼らの宿営は荒れ果て 天幕には住む者もなくなりますように」 (詩編69:26) 「彼の生涯は短くされ 地位は他人に取り上げられ」 (詩編109:8) これをユダの預言の成就だと言って聖書を盗み去ってしまうモラルの野蛮なキリスト教書記が語る“聖霊”もいかがなものか。 地中海を出た原罪の全世界的な適用が後世キリスト教の恐喝的な伝道に根拠を与え続けたことは言うまでもないだろう。 アメリカの征服 http://www.hpo.net/users/hhhptdai/kyoukaihanzai.htm ハツアイ(Hatuay) と言うインディオ族長は、火あぶりになる前に宣教師から「洗礼を受ければ天国に行けます。洗礼をしますか。」と聞かれた時、天国にはキリスト教信者がいるのかと質問しました。「勿論」と宣教師が答えると、「じゃ、結構です。そんな残酷な人と一緒になりたくない。仲間のいる地獄の方がいい。」と断りました。(ドイツ新聞taz,1987・2・21からの引用) ハツアイ族長の様な反応から、当時のクリスチャンはインディオ達が無知の悪魔族だと確信しました。 さて、ローマの世界を汚染した狂的信仰の環境から他力本願・敗北者主義・各地に進出して行く性向の残忍な迷信が欧州一帯に広まり出すと、全世界がキリスト教の一元的支配に屈するのは最早時間の問題と思われた… 画像借用元: Chuck Boening's History Web Site 関連記事: パウロ教 |
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原罪とは善人の心に打ち込む枷、手錠ですね。本当にキリスト教思想は恐ろしい「麻薬」だということがわかる記事でした!
イエスの人名が「救う者」、称号が「救い主」は本当に笑えないギャグ、名前負け、DQNネームもいい所です。一体、どこのヤンキーですか?
>十字架につけられ、死んで葬られ、三日目によみがえり・・・。
これはゾンビですね、それ以外の言葉が見つかりません。
http://cslacker.com/images/view/2548
パウロ思想は特に帝国に重宝されたと思われます。もれなく原罪を打ち込みキリスト・皇帝・教皇へと集中拝跪させる道具として。。しかし原罪を持っていたのは地中海周辺のパウロ王国の住人達だけでしたね。
聖書にびっしり並んだ Pauline (パウリン=パウロ書簡) はどうも生体毒性があるらしい。原罪を除く代わりに何か別の病を発症させるのだとか…処方箋は今の所ないようです。
イェシュアも二千年前には「山田」の様なありふれた人名であったとか。その中の一人が超自然的山田さんとなり、救世主山田伝が書かれたということです。
面白い画像を有難うございます。流石にゾンビ形態の英雄は手強いようですね。偉大なるオプラーやオーラバトラーを持って来ないと勝てないのかも....
私は〇〇ン教会連合の中にいて熱心な信者でもなかったから薄々気付いてはいましあたが、何処も支配と服従の強め方は似ていると感じます。
その通りだと思います。持てば帝の国へ迎え入れられ、皇帝の怒りを消すマストアイテム。磔になって帝国臣民になれた喜びを信者同士分かち合っている…キリスト教の中身はそのような物です。
はじめのパウロ書簡(ガラテヤ、テサロニケ1)にはやはり原罪、債務証書等の言葉が登場しませんので、詐欺師が途中で思い付いたと見られます(笑)。原罪が無いとキリストが売れない、それだけの話でしょう。
それにしてもイエスが韓国系カルトの金づる(収入源)にされているのは少し遣る瀬ないですね。
晩年に書かれた『ローマ書』のみに登場します。それもユダヤ律法=罪 の原理から自然発展した感。
テサロニケ1 (50頃?) 原罪:× ガラテヤ (50-53頃?) 原罪:× フィレモン (53頃?) 原罪:× フィリピ (53頃?) 原罪:× コリント1,2 (54-55頃?) 原罪:△ ローマ (55-58頃?) 原罪:〇
「すべての人は罪を犯したため、神の栄光を受けられなくなっており」(ローマ3:21)
「このようなわけで、一人の人によって罪が世に入り、罪によって死が入り込んだように、死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです」(ローマ5:12)
「そこで、一人の罪によってすべての人に有罪の判決が下されたように、一人の正しい行為によって、すべての人が義とされて命を得ることになったのです」(ローマ5:18)
1世紀後半~2世紀の偽パウロ書簡は
原罪を標準搭載。毒性 Pauline は"熟成"されて行った模様
「罪の力は律法です」(コリントI 15:56)
「律法によって義と認められようとしているあなた方は、キリストから離れ、恵みから落ちてしまったのです」(ガラテヤ5:4)
「律法の行いによる人々は全て呪いの下にあるからです」(ガラテヤ3:10)
またこの男もユダヤ人への復讐者であったのか、内部分裂に端を発したキリスト宣教者の一人であった様子が窺える。(復活を信じた人々が宣教していたのではない所がポイント)
「ユダヤ人から39の鞭を受けた事が5度、鞭で打たれた事が3度、石で打たれた事が1度…」(コリントII 11:24-25)
「ユダヤ人は、神に喜ばれず、すべての人の敵となっています」(テサロニケI 2:15)
「人々の中にはねたみや争いを以てキリストを宣べ伝える者もいる」(フィリピ1:15)
「他の人たちは… 党派心を以て、キリストを宣べ伝えており」(フィリピ1:17)
"布教の際は、貧しい人達(原始教会)の事を考える"(ガラテヤ2:10)と言いながらユダヤ主義を破壊した口先だけの男は、拒絶されるのも当たり前。
「キリストの父なる神、永遠に褒め称えられる方は、私が偽りを言っていないのをご存知です」(コリントII 11:31)
「死はすべての人に及んだのです。すべての人が罪を犯したからです」(ローマ5:12)
「もしあなたの口でイエスを主と告白し、心で神がイエスを死者の中から復活させられたと信じるなら、あなたは救われるからです。人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」 (ローマ10:9)
何と"口パク"で良いという。これで口先だけの集団になってしまったら、主に対して申し訳ないと思わないのだろうか? 甘い言葉で蟻を大量に囲い込み、解約だけはさせるなという経営戦略。会社を起こして成長させていく人生が楽しいごとく、パウロの筆にも熱が入る。(『ローマ書』)
急進神学を唱えるパウロには"異質の宗教を作り上げた侵入者"と見做す論敵(原始教団含む)が多数いた。しかし異教徒を吸収しキリスト教が膨らむと次第にユダヤ色の方が敗色濃厚に。信者獲得競争に勝った集団が最終的にキリスト教を名乗ったが、数を増やすうえでパウロ以上に優位な原理は見当たらない。
「あなたが一時間でもキリストの使徒になり、… キリストの使徒を愛しているなら、キリストに付き従っていた私(ペテロ)と争うはずがない。今あなたは、堅牢な岩にして教会の礎である私と、真正面から対峙している」(『クレメンス文書』)
嘘吐きの信者集めの作文(実態は悪文)と朗誦コンテストがあり音楽的な芸術性を持つ聖クルアーンでは闇と光で興味もそそられません。( ´,_ゝ`) 激しい迫害者が回心し熱心な信者になる もウマルの方がリアル。
合成宗教が"真理"を掲げてみても冬至に死んだ太陽神が3日後に甦ると言われて(12月25日)祝われていた祭事は神の前に隠しようもない(贖罪は虚偽)。1世紀のローマ帝国の迫害は史上最悪の発明に対する人類の火急の措置に過ぎなかった。