天気:晴れ
海況:北西の風から南西の風に変わり、多少うねりあり
気温:26℃ 水温: 水面 18℃ 水底 17.6℃
透明度:2~4m
やっと宮城県も梅雨明けし、久しぶりに晴天の中でのダイビング。しかし、透明度は、2日前の波浪の影響で悪くなってしまった。今日の目的は、クチバシカジカの幼魚の探索だ。結果はアゴ島と弁天島で新たに2個体の幼魚を発見した。アゴ島の幼魚は、体長2cm弱まで成長しているが、弁天島の幼魚は、1.5cm弱とまだあどけなさが残る。
また、アゴ島では、クロソイやムラソイ、そしてエゾイソアイナメなど岩の割れ目で観察できる。
一方、弁天島では、オコゼカジカが定位置に戻っていたのと、スナビクニンやホホウロコカジカの仲間、そしてマダコやミズダコも数匹観察できた。
また、ダンゴウオの幼魚も10個体以上観察できた。
そして、2本目のダイビングを終了しようとボートの近くまで戻って来たの12時28分のことだった。突然、大きな音と共に体全体に大きな振動が襲ってきた。大地震だ。今まで震度3~4の地震は数多く体験してきたが、今日の地震は、それを大きく上回る震度5以上と直感した。すぐに浮上し、ほかのダイバー(11名)も次々と浮上、地震発生から3分以内に全員無事にボートに戻ることができた。震源地は、金華山沖で女川町で震度5弱の揺れだったが、津波の心配がないことで安心した。今日は貴重な体験をしたダイビングだった。