晩酌事始

バンシャクコトハジメのお気楽レシピ。
いざ呑むなら作るべし。

さば缶の玉ねぎ炒め

2017-05-02 | 魚介の味で


長ネギでもいいんだけど、タマネギの方が相性良し。

【材料】
・さば水煮缶 1個
・タマネギ 中1個(細切りにしておく)


・酒、みりん、醤油 各大さじ1
・刻み紅生姜 適量
・おろし生姜 適宜

【作り方】
1.フライパンに油を熱しタマネギを炒める


2.火が通ったら(透明っぽくなったら)サバ缶を汁ごと投入


3.サバをさっくりと崩し酒、みりん、醤油を加えたら軽く煮詰める


4.盛り付けに紅ショウガを添える

※サバの臭みが気になる場合は煮る段階でおろし生姜を小さじ1程度加えると有効


紅ショウガはたっぷり目が美味しい。
辛口系の本醸造、あるいは生酒をきゅっと冷やして。

イクラで突き出しを一品。

2017-03-16 | 魚介の味で


吾輩はイクラである。料理の名前はまだない(笑)
いつぞや日本料理の店でこれが出てきたとき、品書きをちゃんと記憶しておけばよかった。
作り方をたずねたら、至ってカンタン。
でも出汁が決め手だけにプロの味には及ばない。そこが日本料理の奥深さ。

【作り方】
1.長芋を細めの千切りにする
2.1に冷たい出汁で和える
3.2を器に盛りイクラ(醤油漬け・塩漬けどちらでも)を飾る

台になる長芋は極めて淡い味わい。本来は旬のイクラを繊細に味わう一品だと思われる。
ここでは自家製イクラを冷凍したものを使用。
次なる機会では、仕込みたての一夜漬けイクラで試してみたい。

純米あるいは旨み強めな吟醸を冷やで添えて。

鱈と芋の塩煮

2017-01-30 | 魚介の味で


おつゆと酒の相性が堪らない。
シンプルなものほど、旨さが分かるってもんだ。

【材料】2人前相当

・生タラ切り身 2~3切れ
 重量の5%相当の塩を全体にまぶし1日置いておき塩ダラを作っておく
 ※そんな暇はないという方は「甘塩」タイプを購入しそのまま使ってください
・ジャガイモ 小~中サイズ2~3個
・ネギ 1本

昆布出汁(今回は700ccほど使いました)

 昆布で出汁を取りおつゆを作る(買った昆布それぞれの説明書きを参照してください)
 酒70cc、塩を小さじ1弱加え(ちょっと薄いかな?程度の塩味にする)一旦煮たてる


【作り方】
1.タラを食べやすい大きさに切る、イモは皮を剥き10~15mmの輪切りにする、ネギはざく切りにする


2.イモを茹でておく ※出汁でなく普通の水で


3.出汁をとったおつゆでネギ、イモを煮る。ネギがしんなりしそうな頃、タラを加える


(ポイント)最初、おつゆを薄味にするのは煮たタラの塩分が加わるから(味が足りなければ塩を加え調整する)。イモの別に茹でておくのは三種の具材の煮え具合が整えやすくなるから(イモだけが固いとか煮え過ぎちゃった、なんてことを防ぐ。あとは見栄え?)

出来上がったら、器に取り分ける、あるいは小鍋に移して楽しむというのも一興。


旨口な純米酒あるいは純米原酒をお試しあれ。出汁の旨みが鮮明になる、同時に酒の旨みが上がること請け合い。

生鮭オイル煮

2017-01-28 | 魚介の味で


コンフィと言う国もあるが、こっちの方がしっくりくるんで。
鮭はソースしだいで味わいが七変化(するはず)。

【材料】
・生鮭 2切れ
・塩、黒コショウ 適宜
・ローリエ 2枚
・オリーブオイル 適宜
・レモン汁 適宜
・飾りのハーブ イタリアンパセリなど適宜

【作り方】

1.鮭の身に塩コショウをふり小一時間置いておく


2.保冷用袋に1とローリエを入れたらオリーブオイルを全体が浸かるまで注ぎ、空気を抜いて閉じる


3.湯を55℃に沸かし2を浸す

55℃~60℃をキープしながら30~40分湯せんする
時間が経つと身に分離した脂が付着するが、見栄えが気になるなら軽くこそぎ落とすべし

4.袋に残ったオイルとレモン汁を1:1で混ぜソースを作り、盛り付けた鮭にかける


今回はほんのりレモン味なので、冷たい吟醸酒が相性良し。互いに寄り添う鮭と酒の香味の相性はなかなか


牡蠣オイル漬け

2017-01-06 | 魚介の味で


面倒くさそうだけど、ある意味でカンタン。
だって、面倒な味付け要らず、炒めて漬けるだけだもの(笑)
しかもヒジョーに旨い。

【材料】
・生牡蠣 200g前後
・オイスターソース 大さじ2
・にんにく 1かけ
・ローリエ 1~2枚 あればタイムも
・鷹の爪 1~2本(輪切りでも可)
・食塩、サラダ油 各適宜
・盛り付け用ネギ 適量(白髪にして水にさらす) 


【作り方】
1.塩水(舐めて塩気を感じる位でよい)で牡蠣を洗う(ヒダヒダの部分をゆする)


2.仕上げにきれいな塩水で何度かすすぐ


3.キッチンペーパーで水気を取る


4.さらに牡蠣の水分を飛ばすために、フライパン(油うっすら)に牡蠣を置き中火で時々ゆすりながら加熱する

 次第に水分が出てくる。焦がさないように加熱を続ける(2~3分)

5.水気が減ってきたらオイスターソースを回しかけ弱火にする


6.フライパンを揺すりながらソースをなじませる(木べらなどを使っても可)
 ※もうこの時点でスゴク美味しい。ツマミ食い注意!


7.ソースが牡蠣にからみ照りが出てきたら加熱は終了


8.牡蠣の粗熱が取れたら、ハーブ類と一緒に容器に入れ、サラダ油を具がひたひたになるまで注ぎ入れる(メイン画像のように)
※翌日には食べられるが、数日置いた方がより美味しい(状態が良ければ1~2週間日持ちします)
※オリーブオイルを使うことが多いようだが、オイルの癖が酒とぶつからないようにサラダ油を使用

9.盛り付けの添えは大葉でもいいけど、白髪ネギがお薦め。台になるし薬味としても可

美味しそうだからって、こんなに盛り付けるのはいかがなものかと。


酒は・・・合わない酒を探す方がムリ(笑)
だけど、合わせるなら、こってり旨口なものが楽しい

鶏の海苔和え

2016-12-26 | 魚介の味で


鶏肉と海苔佃煮のマリアージュ(笑)

【材料】
・鶏ムネ肉 仮に100g位(小さめの小間切れにする)
・塩コショウ 少々
・酒 小さじ2
・バター少々
・海苔の佃煮(ごはんですよ等) 大さじ1
・炒りゴマ 適宜

【作り方】
1.鶏肉に塩コショウで下味をつけ酒をふる


2.1をフライパンでソテーする(油少な目)
 ※バターを少し加え香りをつける


 ※出過ぎた脂や水分は拭き取る


3.海苔佃煮を和える


4.盛り付けたら、好みでゴマをふる


ほんのりといい香り。なので吟醸酒(あまり冷やし過ぎないでね)なんてのもいい。

アサリ酒蒸し 塩辛風味

2016-11-06 | 魚介の味で


ボンゴレの隠し味に塩辛という話を聞いた。それなら酒蒸しにもきっと美味しいと思い・・・

【材料】
・あさり 200g位(砂出しをしておく)
・ニンニク 1片(みじん切りにしておく)
・鷹の爪(輪切り)少々
・イカ塩辛 大さじ1
・酒 大さじ3
・パセリ 適宜(刻んでおく)

【作り方】
1.サラダ油(適量)にニンニク、鷹の爪を浸してから点火(中火)


2.香りが立ったら塩辛を加え軽く混ぜる


3.塩辛にうっすら火が通ったらアサリを入れ軽くガラガラと揺する


4.酒を加え蓋をする
5.2~3分して貝が開いたらパセリを振りさっと混ぜ合わせる


純米をぬる燗で。塩辛&浅蜊の磯風味に酒の香味がぎゅうっと寄り添うよ。いざ、まったりと味わおうぞ。

ガーリックたこ炒飯

2016-08-14 | 魚介の味で


酒のツマミになる炒飯。
呼び名をタコライスとしたいが、沖縄のアレとだぶっちゃうし。

【材料】
・茹でタコ(ぶつ切りに)
・レタス(食べやすい大きさにちぎる)
・ゴハン
・塩コショウ
・顆粒中華ダシ
・紹興酒 日本酒でも可
・炒りゴマ

【作り方】

早い話が炒飯なので炒めれば良いのだが、一応。


まず、低温でじっくり香りを出す。
ニンニクが好きな人は、たっぷりと使って。


タコをさっと炒めてゴハン。
塩コショウ、中華ダシで調味したら香り付けに紹興酒を少々(多過ぎると飯がべちょべちょになっちゃうよ)。
仕上げにレタスを混ぜ、ささっと混ぜたら出来上がり。
盛り付けたらゴマを振る。


紹興酒がよい香り。


食感が堪らない~!


日本酒にも合うこと請け合い。爽やかに冷えた生酒を。

タコとらっきょうのカルパッチョふう

2016-07-13 | 魚介の味で


ラッキョウの漬け汁で食べるタコ刺身です

【作り方】
1.茹でタコをスライスする
2.ラッキョウをスライスする(または刻む)
3.盛り付けたら漬け汁をかけ回し刻んだバジルを散らす
4.口直しにキムチを添える

ラッキョウの漬け汁も滋養があるんだそうな。
クセになる甘みに合う酒は、冷たい本醸造、あるいは生酒を。

イカとネギのペペロンチーノ

2016-06-28 | 魚介の味で


ニンニク、唐辛子。だからといって、イタリア~ンなテイストって訳じゃないんだな、これが。

【材料】
・イカ 魚種問わず100g(食べやすい大きさに切っておく)
・ネギ 1/2本(斜めに切っておく)
・鷹の爪 1本(輪切りにしておく)
・ニンニク 1片(スライスする)
・塩コショウ 適宜
・酒 小さじ1
・和風だし粉 小さじ1

【作り方】
1.鷹の爪、ニンニクを弱火で炒め十分に香りと辛味を出す


2.イカ、ネギを炒め軽く塩コショウする


3.火が通ったら酒、だし粉を加える



夏ならばフレッシュな生酒を。冬ならばコク、旨みのある酒を。


さばコチ

2016-05-06 | 魚介の味で


いい名前はないかとずっと考えていたんだが、やっと思いついた。
「さば味噌」転じて「さばコチ」。

【材料】
・さば水煮缶 1個
・コチュジャン 小さじ2~3(あまり辛くない方が身の為)
・ゴマ油 少々
・煎りゴマ 適宜
・キュウリ 適宜(千切りにしておく)

【作り方】
1.汁気を切ったサバをコチュジャン、ゴマ油でさっくりと和える
  ※自分の適量:目安はサバ缶1に対してコチュジャンを小さじ2~3、ゴマ油少々
2.皿にキュウリを散らして1を盛り付ける
3.好みで胡麻を振る

今までは豆板醤と甜麺醤で和えていたのだが、ふとコチュジャンの存在に気づく。簡単で旨い! 
コチュジャンは辛すぎずコクがあっていいね。キュウリとの相性も良い。

純米を常温で。じ~んわりと楽しみたい。


わかさぎの白焼き

2016-03-12 | 魚介の味で


もうシーズン終わっちゃいますね。一応、備忘録なので書いておこうかな、と。
天ぷら、唐揚げもいいけれど、これも酒に良いですなあ。

【作り方】
1.ワカサギを洗い、濃い目の塩水に10分位漬ける(うっすら塩味になる)
2.竹串で筏にして魚グリルへ。弱火で炙る
  ※串が焦げてきたら十分焼けてるってことだな
3.大根おろし、おろし生姜を添える

いま気づいた。生姜やニンニクは先に「おろし」を付けるけど大根は「おろし大根」って言わないね。
なんて考えながら、サラッとした酒が旨~い。辛口じゃない本醸造で。

ふんわりとろろの山かけ。

2016-02-20 | 魚介の味で


とろとろじゃない、ちょっとシャッキリなとろろにがっちり味のついたマグロが旨い!

【材料】
・マグロ お好きなだけ
・長芋 食べたいだけ
・醤油 適宜
・わさび 適宜
・ごま油 少々
・パセリ 適宜
・白いりごま 適宜

【作り方】
1.わさびを醤油で溶き(辛さはお好みで)ごま油を数滴加える
2.1にマグロのぶつ切りを漬け込み15分ほどおく
3.マグロを漬けている間に、長いもの皮をむき薄い輪切りにする
4.3をまな板に広げ包丁で微細なみじんになるまでたたく
5.盛り付けたらパセリを飾り好みでゴマを散らす

※パセリは飾りじゃないのだ、このマグロと一緒にかじると旨い

さらりとした酒では物足りない。濃醇旨口な純米が肴のまったり感に合いそう。

キュウリの沖縄炒め

2015-11-14 | 魚介の味で


もずくと炒める勝手なネーミング、沖縄炒め(前回はコレ)。今度はキュウリで。

【材料】
・キュウリ 中1本(食べやすい大きさに切る)
・生もずく 50g(食べやすいようにハサミを入れておく)
・和風だし粉 小さじ1
・酒、塩コショウ 少々
・ごま油、煎りごま 適宜

【作り方】
1.ごま油でキュウリを炒める
2.キュウリがしなっとしたら、酒を振り塩コショウを少々加える
3.2にもずくをを加え、だし粉をを振り炒め合わせる
4.盛り付けたら好みで煎りごまを飾る

神秘的な清涼感に病みつき(笑)
吟醸酒が冴えます。

サバ缶なめろう風

2015-10-24 | 魚介の味で


サバはあの食べ方も良かったが、とにかく味噌と合う魚だね。

【材料】
・サバ缶(水煮) 身のみ100gくらい(汁気を切っておく)
・味噌 大さじ1
・酒 小さじ2
・ネギ、ゴマ 適宜

【作り方】
・身をほぐし味噌、酒で和える
・好みでネギ(みじん切り)、ゴマを飾る

純米を温燗にして。秋の夜長にしみじみ旨い!