晩酌事始

バンシャクコトハジメのお気楽レシピ。
いざ呑むなら作るべし。

サラダチキン

2017-02-23 | お肉の味で


いろんな人がいろんな作り方をしてるが、うちは昔からこんな感じ(もっぱら鶏ハムと呼んでるが)。
すべては寝てる間に美味しくなるという、忙しい方の負担にならない作り方。
ちょっと時間をかけた分、しっとり美味しい。

鶏ハムとサラダチキンは何か違いが?

【材料】


・鶏むね 1枚(自分は皮を除きます)
・酒 小さじ1
・砂糖 小さじ2
・塩 小さじ2
※調味料は予め小皿に入れておくと便利(べたべたの手で計量スプーンとか触らなくて済むよ)
 自分はお弁当でおかずを小分けにするアレを使います(振りかけやすい)

【作り方】

[1日目の夜]

1.調理用トレイにラップ(肉を余裕で包める大きさで)を広げ肉をのせる
  酒・砂糖・塩の順で肉にすり込む(両面に)


2.敷いたラップで肉を包む(なるべくピシッと)
  ※ほら、こぼれた塩や砂糖も無駄なく肉にくっつくでしょ

3.2を冷蔵庫に入れ一晩寝かせる。自分も寝る

※使わなかった鶏皮は冷凍しておいて、汁物の出汁に使ったりします
 鶏皮を入れたネギと豆腐の小鍋立(味噌仕立て)てとか


[2日目の夜]

1.鍋に水を張り、ラップをはがした肉を入れたら中火で加熱開始


2.じわじわ温度を上げ、沸騰し始めたら5分位で火を止める


3.泡とかアクのようなものを取り除き、そのまま放置して寝る(火の用心忘れるな)

※特に夏、高温多湿な部屋ではやらない方が身のためです

[3日目の朝]

もう美味しくなってるよ


1.鍋から肉を取り出し水気を拭いて保存(すぐ食べてもいいけど)
  ※切ってみればトップ画像のように、し~っとり仕上がってます
  さあ、どんなアイディアで美味しく食べようか!

2.ちょっと待った~! 煮汁は捨てるべからず。軽く濾してスープに使おう


一例。塩、ワイン少々で味付けした煮汁を使ってホウレンソウと卵のスープ(ごま油少々、炒りゴマを振ってます)。
骨はなくとも肉だけでもけっこう美味しい出汁が取れるのだ。

【大いなる蛇足】
湯で加熱するなら60℃でいいという話もあるが、小心者なのでしっかり火を入れないと不安。
コンフィでも作るならいざ知らず、温度計とにらめっこなんて面倒だし(笑)

このレシピ、サラダチキンを食べたいなと思って調理を始めてから二晩たってるので出来上がった頃には、食べたかったあの思いはどこへやら、なんてことも。
すぐ食べたいという方は以下の要領で(加熱のムラ、パサパサ感はご覚悟を)。

1.上記の要領で調味料をすり込みラップしたら2~3時間漬ける
2.ラップをふわりとゆるめ電子レンジで加熱
  肉の大きさで出来上がりに差が出来ると思うが概ね600Wで5分
3.その後は自然に冷ます(余熱も調理時間のうち)

たぬき汁

2017-02-20 | 野菜の味で


一度は本物(獣の方ね)を食べてみたい気もするが。
このメニューは精進料理が発祥だそう。蒟蒻を肉に見立てたんだね。
派手さはないが滋味がしみる~。

【材料】分量はすべてお好きなだけ


・こんにゃく(手で裂いて水気を切っておく)
 ※裂いた方が食感がよい

・大根、ニンジン(食べやすい大きさに)
・ゴボウ(太めのささがきにしておく)
・出汁
・味噌
・ごま油

【作り方】
1.こんにゃくをごま油で炒める

※水分を飛ばしながら、表面の色が少し変わるくらいまでよ~く炒める


2.野菜を炒め合わせる

※じっくり丁寧に炒めた方が美味しくなるような気がする

3.出汁を加えて煮る
4.野菜が柔らかくなったら味噌を溶く

あ、こんにゃくの味がする、ゴボウの味がする。
しみじみを味わうには、純米をぬる燗で。

オイル漬けキノコで冷奴

2017-02-03 | 日常食材で


常備菜のおかげで、冷奴の美味しいバリエーションがまたひとつ。

【材料】
・絹ごし豆腐(200g)
・玉ねぎ 1/4個
・キノコのオイル漬け(詳しくはコチラ

【作り方】
1.玉ねぎをみじん切りにする
  ※ここでは栄養価よりも食べやすい風味を重視して水にさらす
2.玉ねぎとキノコを盛り付ける
  ※キノコの塩味が薄い場合は塩を少々ふる

ごま油の風味が効いた酒肴には、濃醇な純米を。生酒だったりするといっそうイケるでしょうな。