紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

四月馬鹿

2009-04-01 23:50:00 | 季節
 きのう職場で「エイプリルフールって、最近ききませんよね?」という発言があり、ああそういえば、と深く頷く。

 以前はよくKちゃんにだまされたものだが、最近では忙しくて、当のKちゃんも「エイプリルフール」という日であることを忘れているのかも。気の利いたウソをつくのは、なかなか難しいのだ。余裕と機知がなければ「うそだよ~ん♪」といったときに笑ってもらえないしね。

 もっとも「うそだよ~ん」とバレた時に、はたして笑って許してくれるオトナな日本人が激減したのと同時に、エイプリルフールが下火になったのかもしれない。ウソをつかれる側にも、それなりの器がいるのだ。

 エイプリルフールで「うそだよ~ん」といって欲しいことは、北朝鮮のミサイル発射。今日のうちなら笑って許してあげる度量はもっているぜ! あと1分だけどさ。

 ついでながら横溝正史の処女作が『恐ろしき四月馬鹿(エイプリルフール)』だというのを、さっき知った。いや、それだけのことなんだけど。
・・・ああ、2日になっちゃった!

丑年の年賀状解題

2009-01-05 23:59:16 | 季節
 という訳で、今年(製作は昨年)はこういう年賀状ができあがった。以下は最終原稿である。年賀状サイズのほぼ倍弱の大きさ。これをおよそ1/2に縮小する。(画像をクリックすると拡大できます)



 蛇足かもしれないが、ちょっとばかり感想と解題を書いておく。

「牛偏の漢字」で面白いものはないか探したところ、「木」が三つ集まって「森」と云う漢字ができるように、「牛」が三頭で「犇(ひし)めく」というのだということを、今回初めて知った。

 次に闘牛に追いかけられるのは、当然「赤い服を着ている人」になる。ここから連想は夏目漱石の『坊ちゃん』に登場するイヤミな教頭「赤シャツ」に及ぶ。教頭先生つながりで、朝日新聞に連載されている『ののちゃん』(いしいひさいち作)の通う小学校の教頭先生にご登場願った。彼はまた『お茶の水方面に生息する哲学者/土屋教授』だったりもする。そして気の毒なことに、何故自分が闘牛に追いかけられねばならないのか、皆目わからないのである。

 今回、資料集めの際、いたく私の興味を刺激した京都限定『牛若丸まりもっこり』にも、せっかくなので、ご登場願った。彼は、あらゆる立て札の禁止事項をことごとく破るBAD BOYなテイストを、存分に発揮してくれた。

 発毛、育毛、養毛の初心者は、「世界初トリカブトの育毛剤」に、いきなり手を出す事はないだろうと予想し、無難にドラッグストアで購入出来る「Riup」(リアップ)をチョイス。しかし残念ながら、縮小がかかった上プリントゴッコでは非常に見にくくなってしまった。年賀状で製品名を確認できなかった皆様には、謹んでお詫び申し上げます。

同じく「コンビニの片隅にひっそりと存在していそう」な牛イラストのパッケージには「cow」と共に「beauty Soap」と実は書かれている。牛乳石けんなのである。コンビニに現実にあるかどうかは未確認。(すみません)

 残念なのは、せっかくロゴを拾った「吉野屋」のタイトルが消えた事。バックの網かけがあったばっかりに、結局はつぶれてしまい、下に小さくローマ字が読めるのみとなった。分かる人には器から推測できるんだけど。

 抱負としては、今年は一歩一歩地面を踏みしめる「牛歩」で、ゆっくり着実に歩いてみたいです。



年賀状の反省

2009-01-04 23:59:32 | 季節
 そろそろ最後に投函した最終便が着いた頃だと思うので、今年(昨年末に投函した)の私の年賀状についての話題である。その前に結婚後の年賀状の沿革!?を少し。

 結婚後、最初の年賀状は、ごくノーマルな手づくり年賀状だったのだ。和紙を適宜ちぎってハガキに貼り、その上からプリントゴッコで干支の絵などを印刷するような落ち着いた仕様だった。

 その年賀状を出し終えた後、年賀状デザインの鉛筆の下書きでボツにしたものに、H氏が偶然目を留めた。まさかこの下書きが、その後延々とシリーズ化される基石になるとは、そのときには知る由もなかった。その年は午年だったので、馬のことわざを拾って行き、シンプルなイラストを添えたものだった。ことわざ馬尽くしである。
「これ、面白いやん。こっちにしたらよかったのに」

 そのひとことで、針路は定まった。次の未(ひつじ)年年賀状は、H氏の職場でちょっとした話題になった伝説の『干支双六年賀状』第1弾である。ちなみにそのときの一コマで「ジンギスカンに追いかけられ振り出しに戻る」というのが、いたくH氏のお気に召したので、12年後もリバイバルという名目で使い回した。

 現在は12年をとうに越えた2ラウンド目なので、前回お気に入りの部分は使い回せる。老舗『吉兆』のようにリークされ糾弾されることは(たぶん)ないので、使い回しても気楽である。

 ただ、干支のキャラによっては、大変な苦戦を強いられる事もある。

 たとえば、最後の干支、イノシシのついては、かなり苦しいネタやオチとなった。万人の知るところのことわざが少なく、ペットとしてもャsュラーでない。おまけに、まっすぐ走って突進するとか、仔イノシシをウリ坊というとか、それくらいの豆知識しかなく、話題が悲しいくらい広がらない。まずネタを拾うだけでかなりの時間を費やした。
 
 今回の丑年は、ネタ的には割合楽勝だった。しかし結論から言えば、反省点の多い出来であった。

 原稿をハガキサイズに合わせて縮小するため、できあがりのャCントをイメージしなければならないのだが、見通しが甘かったようで字が小さめで読みづらいのが、お詫びその1である。

 お詫びその2は、タイトルがバックの網かけによって潰れて消えてしまったこと。プリントゴッコでの単色濃淡を出すのは難しかったのだ。

 お詫びその3はBGMが入らなかったこと。牛にちなんだ楽曲が『ドナドナ』しか思い浮かばなくて。あと『南部牛追い歌』とかね。検索したらサザンの『平和の牛歌』があったけれど、うまくはまらないような気がして、結局BGMは、なしに。

 でも年賀状を作る段階での調査と発見を活かす事は出来たので、その点が制作者としては、作りながら楽しめたのでした。
(画像については、五日夜にアップ予定です)

 明日から仕事がスタート。そして時計をみれば、ああっ!もうこんな時間(深夜1時を過ぎている)!! では、おやすみなさい。

謹賀新年

2009-01-01 01:33:20 | 季節
 あけまして おめでとうございます

 今年もー どうぞよろしくお願いします

 と、あまりにもベタな丑年のご挨拶でした。

 除夜の鐘を撞きに実家に行く前に、タイムリミットに焦りながらおせちを詰め、花をたて、食器の出し入れをし、ゴミをまとめる。寸前まで働き詰めに働く。

 ウチを出る時には雨だったのに、途中でみぞれ、実家についたら雪というたった15分の間に大幅な気象の変化をみる年末~新年。子どもたちと私たち夫婦が、ダッシュでひとり5回ずつ除夜の鐘を撞く。いつもにまして素早く帰宅する。

 帰りに菅原神社に立寄り、恒例の初詣。よってたかって牛の像をなでる(菅原道真を祀った天満宮なので。言わずと知れた丑年だし)。

 おみくじは、私とKちゃん、Tくんは共に同じことが書かれた中吉を引く。H氏のみ吉。Kちゃんは「学問=試験よし」に気をよくし(今年は受験生)、Tくんは「求人」がいまひとつなので、ちょっとがっかり(今年はシュウカツ)。でも「願い=叶う」なので、よしとしよう。

 明日は京都へ。おじいちゃんの命日なので、H氏と納骨したお寺での法要に行く予定。八坂神社の近くなので、みっちり混んでいると覚悟して行こう。

 

大晦日!

2008-12-31 20:16:24 | 季節
 まずは訂正とお詫びを。昨日「年越しは楽勝」と書いたが、大間違いだったことが判明する。

 計画は絵に描いた餅なのだった。家族から「おかーさん」「紙魚ちゃん」と声がかかり、その度に計画は中断し、時間はどんどんずれ込むのである。いつものことながら、本日はリミットがあるので、焦る焦る。

 ということで、やはり例年どおり、ばたばたと慌ただしく2008年は終わるのである。過去に類を見ないほどに、ある意味「いまいち」(どころでない?)な年でもあったので「はい、さいなら~!」とせいせいしながら新しい年を迎える気分だ。

 それでも、今年の労働者解雇の酷さを(滋賀県の自治体の非正規雇用労働者は)半年早く体験したおかげで、むしろ私の場合、再就職がかなったとも言えそうである。自分が体験した事が、全国規模で行なわれていることについては、まったくどうなってるの、日本の労働は!?といいたい。胸が痛むなんてもんじゃない。

 こんなこと、もう随分前から、言い続けられていることなのに、大爆発しないことには目が覚めない人達がいるばっかりに。「そういうことを言い続けてきた」施設から、ばっさりやられてしまったことについても、今さらながら悔しい思いだ。炭鉱でカナリア殺してどうするの?

 片やお正月準備ができ、屋根の下で暮らせ、少なくともふつうの暮らしに不自由しない生活ができることを、これほど感謝できる年もまた、ないのではないか。

 このろくでもない2008年をテコにして、大転換に向かう2009年でありますように。もっとましな道をみつけられますように。やさしい気持ちで助け合って行ける、「ささやかな幸せ」が山積みな年になりますように。

 みなさま、どうぞよいお年をお迎えください。