紙魚子の小部屋 パート1

節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物のあれこれ、家族漫才を、ほぼ毎日書いています。

幸せな夜

2009-07-28 22:10:00 | ファミリー
 今日はお兄ちゃん、T君にとっても、Kちゃんにとっても分岐点となる日なので、Kちゃんの発案でいつもの『とくしま』にて「焼き肉」外食をすることにした。家族でのお祝いとか打ち上げはココ、と子どもたちが楽しみにしているのである。

 お父さんのオゴリなので、ご遠慮なく!(笑)だったのだが(だから?)、子どもたちは、飲み物もデザートも遠慮していた。いつのまにかオトナになったものである。

 塩タンとハラミを中心に注文。レバ刺しとかユッケとか生ものも人気。たぶんもう当分来れないだろうから、幸福に酔いしれて味わう。

 お兄ちゃんは、あとひとつテストを残すのみであり、車の免許を取れる寸前であり、選挙ボランティアのスタートである。

 Kちゃんは部活引退であり、明日からは本格的に夏期講習が始まる。

 しかしふたりとも、自主的に活動に取り組んで、密度の濃い日々を送っているなあ。青春である。

 そして私は考えられない程早く夜家事が終わり、11時前に就寝という幸福を味わうのである。

 みなさま、どうぞ、おやすみなさい。

イエス・キリストを模範として

2009-07-27 00:14:00 | ファミリー
 もうずいぶん前の話だけど、書き落としていたので。

 今年の春に、お兄ちゃんであるTくんが「ゼミの世話人になったし」と言った。在阪時間が少なく(遅くとも21時には帰宅モードに入らないといけない)遠方通学者である彼が、またなんで買ってでたのか?

 「だって他にやる人いんかったから」

 たしかに父譲りの人の良さは受け継いでいる人ではある。

 同じ頃妹であるKちゃんもクラスリーダー(学級委員)になっていた。珍しくなかなかクラスになじめなくて、暗い日々を送っていたというのに、なんでまた?

 「だって他にやる人いんかったから。しゃーないやん」

 確かに彼女は360度周囲が見られて、些細な問題も見逃さずフォローに奔走したりする。一見おっさんのようなおおらかな言動ではあるが、観察力と人間観察はきめ細かく、心優しい。適任ではある。

 彼らの行動の源になっているものは、父譲りの優しい親分肌なのかもしれないが、一方では今まで育って来た近江兄弟社学園の校風によるものなのかもしれない、とも思う。

 建学の精神は「イエス・キリストを模範とする人間教育」。

 山よりも高い仰ぎ見るような目標である。でも数値目標を掲げて達成にあくせくするより、こっちの方がずっといい。ほとんど憧れにかぎりなく近い目標。

 日々の生活の中で、こつこつとしか狽墲黷ネいものは、やはりある。
 砂の中にわずかに光る砂金のように、たまに輝くものを掬うような日があったり。あるいは毎日の積み重ねの中で、毛穴から染み通るように伝わってくる何か。

 もしかしたら、本人たちには自分たちの狽チて来た物が、まだよくわからないかもしれない。でも少なくとも、彼らの本来持っていた貴重な何かは、決して損なわれることなく、育ててもらえたと思う。

今年は楽勝か?

2009-07-24 23:19:00 | ファミリー
 毎年苦闘を強いられる私学助成の署名だが、少なくとも今年に限っては大幅に軽減される、かもしれない。

 もちろんお兄ちゃんが高校を卒業したので、枚数が半分になったことも大きい。

 しかし一番の理由は、「世間に顔の広い、しかも喜んで署名してくださる知人を多くもつらしい家族メンバーが1名いる」ことだ。

 彼は全国の選挙区の、独自に集めたデータを検証したり更新したりに夢中である。滋賀、京都、大阪、兵庫までの地域の選挙活動を、ダイレクトに肌で感じることもできるのだ。

 学生で、夏休みで、かなり自由に動ける(定期券もあることだし)という絶好の機会である。選挙マニア(?)としてはこの好機を逃してはなるまい。

 と同時に、議員インターンシップで狽チた(たぶん)多くの知人とも再会できたりするはずである。

 たのむぞ、お兄ちゃん! 託すぞ、キミに! 
よろしくお願いします~!! 

選挙、日食、クイズ

2009-07-22 17:00:00 | ファミリー
 本日は、子どもたちの興味がまっぷたつに分かれた。

 兄はもちろん選挙。20歳になって初の選挙が「もしかしたら歴史的な選挙になるかもしれへん♪」というわくわくな選挙なので、テンションあがりまくり。
 そのため、「なんで今日のテレビは日食ばっかりやねん!」とブツブツだった。

 一方、妹は日食に興味津々。雲がかかってるし、雨かなあ・・・と心配げに部活で学校へ出かけていった。でもラッキーなことに、日食の間は部活の休憩時間にあたり、クラブメイトと戸外へ。雲が丁度いい具合に太陽を隠してくれたので、肉眼で三日月状の太陽を見られたらしい。写真も撮れたと喜んでいた。

 私は、日食の直前に行なわれた彼女と担任の先生の三者懇が終了後、つぎなる仕事(お兄ちゃんがらみの)を速やかに遂行するため、日食を背に(泣)車を走らせていたのだった。

 いや、でも実は以前日食については騒いだことがあり、「日食の太陽」より、「日食時の風景の変化」の方に至極興味があるので、じつはさほど泣いてはいない。子どもにとっては、コワいような暗闇になるみたい。子どもは敏感なんだと、なんとなく思った。

 さて、今日の本題。

 先日、家族でクイズ番組をみていた。諺や四字熟語の問題が出題されたときのKちゃんの回答は、いつものように正解以上のワンダフルなアンサーだった。

Q鳩、雀、鶴を使ったことわざをいいなさい。

Kちゃんアンサー・・・「雀の舌打ち??」
            
 なんじゃそりゃー!?? 雀が「チェッ、チェッ」とか舌打ちしているところを想像して、思わず爆笑。それとも「チュン、チュン」というのは鳴き声ではなく、あれは舌打ちだったのか?? 面白すぎるぞ~!!

Kちゃんのアンサー・・・「鳩ぽっぽ??」

 それは童謡や~!
 
Q「ゆ」から始まる4文字熟語を述べよ。

Kちゃんのアンサー・・・「油田開発!?」

 これは、お父さんにえらくウケてました。

 きっと国語の先生、Kちゃんのテストに丸付けするの、楽しいだろうなあ~! 正解だったら、「なんや~」ってガッカリとか(笑)
 

たとえ写真であっても

2009-07-15 17:14:00 | ファミリー
 もう随分前、まだ金正日のお父様、金日成が存命中のことである。

 『CREA』だったか『旅』だったかは定かでないのだけれど、雑誌の、たぶん海外旅行特集で『世界で一番レアな(行くのが難しい)海外旅行地』として、北朝鮮が取り上げられていた。そのレメ[トで今も記憶に残るページがある。

 当時の国家主席である金日成の写真だか肖像画だかが掲げられた部屋では、彼のメ[トレートに向かって、扇風機が回っていたというのだ!
 クーラーでなく、扇風機、というのも、いかにも北朝鮮だが。

 しかし、実は当時の(もしかしたら今も?)北朝鮮の人を笑えないのである。私は昨日Kちゃんの話を聞いて、上記の記事のことを久しぶりに思い出したのだから。

 私はKちゃんが中一の頃から、好きなオトコがいるのを知っている。かなりの有名人だが、生憎私は彼のことにあまり興味がない。しかし、かなりのイケメンであることや、しゃべりがなかなかのものらしい(ラジオでパーソナリティをしているらしい)という噂も伝え聞いている。歌もうまいらしい(なんせ職業=歌手)。彼の名は福山雅治。

 Kちゃんが彼を好きな事は、随分前から知っていたけれど、どれくらい好きなのかは、まったく未知数だった。でも、昨日はからずも「かなりのもの」らしいことに気づいたのだ。

 雑誌『anan』09.7.15号の表紙が福山雅治だということを知ったので、駅のキオスクで買おうと思ったら、すでに残り1冊で、しかも折れ筋がついていたのでパスした。

 翌日、地元の本屋さんへ行き、『anan』を探しても見当たらない。店員さんに聞けば「売り切れみたいです」とのこと。ガーン!!

 でもチェーン店なので、別のお店にはあるかもしれないということで、仕事帰りに寄れる場所のお店に問い合わせてもらうと、2冊残っているとの事。万一の事態に備え、1冊取り置きをお願いした。

 きのう無事に貰い受け、いや正確には購入し、めでたくウチにお連れすることができた。それからKちゃんを塾に迎えに行くため家を出る前に、食卓の上に置いておいた。

 そのわずかな時間の間に、なんと網戸の隙間から入って来た虫たちが、福山雅治のお姿の上を我が物顔で闊歩していたのだ。一瞬、『anan』を見て喜んだのも束の間、虫たちの闊歩を見つけたKちゃんは、大ショックを受ける。だから帰宅するなり、『走れメロス』の冒頭である。

 Kちゃんは激怒した。

 しかし表紙は愛する福山雅治である。まちがっても虫をつぶして、押し花(虫!)状態にしてはいけない。虫の体液で汚すなど、もってのほかである。そんなことにならないよう、ふーふーと息を吹きかけて、虫をけちらかしたようだ。

 彼女いはく、「成敗!!」。

 キミは暴れん坊将軍か!? 

 そのひとにとって特別な人間というのは、これほどまでに涙ぐましくも、可笑しいのである。

 もちろん『別冊カドカワ:総力特集/福山雅治』だって、本日、本人が買いましたよ!