Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

志すは21世紀的ドンキホーテ?
はたまた車寅次郎先生を師に地球を迷走?
気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

名物「峠の釜飯」(今尚愛され続く、群馬県横川駅の駅弁!?)<1/3>

2006-12-17 13:45:20 | 食彩+酒の肴

 さて、我輩の(旅行屋稼業)現役時代のこと、

「旅行屋稼業たるもの、お正月には特に力を注ぎ、ひたすら仕事すべし!」

 それはまるで、永きに渡りシリーズ化された山田監督&渥美清コンビによる歴史に残る映画作品「男はつらいよ!」の主役トラさんこと車寅次郎先生と我輩は、まさに同じ行動パターンにて、毎年お正月は仕事で忙しかった。今も尚、車先生を「わが師」と仰ぎつつ、永遠の老騎士「ドンキホーテ卿」と共に、「男子!かくあるべし?」との生き様は、エセ男爵にして尊敬に値する男性像なのである。そこで、かの車先生の生業(なりわい)は「的屋(てきや)稼業(かぎょう)」にて、我輩の仕事も旅人(たびにん)稼業なり。いずれの稼業も、毎年お正月は「かきいれどき」。18年にも及ぶ現役時代の正月は、海外に滞在し日本より押し寄せてくる旅行客を千切っては投げ千切っては投げ、右往左往と捌いて行かねばならなかった。第一の結果、お正月に海外旅行されるお客様優先。第二の結果、家族の小さな幸せは全くかえりみず、無視しつつ、今想えばバカバカしくも?海外現場にて埒もない仕事に精を出し続けていた記憶あり。日本でお正月をむかえたのは、そのうち僅か数年間(記憶によると18年間の内、確か?僅か!に4回なり)であった。

 「今年の正月は、それなりの事情あり!・・・」

もって、
 「コノお正月」は、必ずや郷里に帰省する予定を立てた。

 ならば、
 「前もって新幹線切符の購入をしておかないと、まともに座席に座って帰れないか?」
 と、思い立ち、
 本日(12/15金曜日)、早い午前中に軽井沢新幹駅に向かう。
 「八風の郷」から車で走ること約15分。この時節、ウイークデーのこの時間帯(午前9時過ぎ)、平素の軽井沢プリンス通りを行き交う車は少なく、シーズン中、通常ならば30分以上かかる距離(約12~3km程度?)にて車通行極少。瞬く間に軽井沢駅に到着。軽井沢駅の切符売り場では、待たされることなく、且つ、「予定通りの日付け、希望乗車時間はこちらの云いたい放題」にて予約可能。難なく「軽井沢~東京~広島」の乗車券と新幹線指定券を入手した。
上述、くどいくらいの書き下ろし、気の焦る我輩の状況をご説明する理由あり。
 つまりこの時期、下り新幹線に乗車した経験なく、果たして「まともに無事、帰省できるかどうか?」若干の不安を胸によぎらせつつ「軽井沢駅」に向かったものの、平穏無事且つ短時間のうちに目的を果せたのである。

 事のついでに、新幹線軽井沢駅の描写もしておきたい、、、。
軽井沢駅は、新しく!機能的?
3階建ての「コンパクト!+お洒落?+シンプル!」な軽井沢新幹線駅は、「北口と南口」の2個所の出入り口にそれぞれエレベーター設置され(中高年齢層や足腰悪いヒトにも親切なる取り計いは正し?)、中高年にとっては特に、ほのぼのとした親切感溢れ、行き届いた配慮に感心する。されど、おみやげ物売店等の数は至って少なく、真にシンプルこの上ない。ゆえに(以前から)気になっていた唯一の「駅弁売り場」は、おのずと視界に入る。

 今朝(何も今朝に限らず、多分、ほとんど毎朝)山荘を出立する前、カフェオレのみを飲み干し朝食をとらずに駅向かった我輩。ついつい「峠の釜飯」の旗竿掲げてある弁当屋さんに、目的無しにフラフラと入ってしまった。
 入ったら、
 「いらっしゃいませ!」
 と、朝から元気はつらつか!売店のオバチャまから声を掛けられる。我輩として直接的に声をかけられたら、
 「何か買わねば、店のヒトに申し訳ない?」
 と、感じるのは、我輩の弱点? 且つ、ほとんど何も考えずに衝動買いする「いつもの悪癖」か、、、。
 
 こんな経緯にて、晴れて、ようやく、さほど興味をそそらない「駅弁の釜飯を買ってしまった・・・」、のである。
 
 軽井沢駅!で唯一?販売されている「釜飯」を購入。再び、ゆるりのたりと運転しながら「八風の郷」に戻る。

 戻りながら、思い出す。
 そう、
 数日前、我がブログの友人「漢の勲章」ことkenbou-7さんから頂いたコメントを、、、、。
 kenbou-7さん曰く、「一度、横川駅名物「釜飯」を食べてみたい!」という、セリフを思い出した、、、。

 「オォ!そうそう。そういえば先日、kenbou-7さんから頂いた駅弁と同じものか?いずれにしてもその一種?類い?に相違なかろう。ならば食してみる価値あり・・・」
 我輩、元来海外旅行屋にて国内旅行的有名観光スポット+有名神社仏閣+名所旧跡等々、且つ各地の有名弁当の類いの基礎知識は未だ皆無に等しく、多分、この調子でいけば一生涯?素人さま以下にて、恥ずかしき事この上なし、、、。恥をしのんで申し上げれば、実は、コノ釜飯の存在、kenbou-7さんに教わった次第。読者各位は、すでにご承知於きか?
 
 かくして山荘に到着するやいなや、初体験的『峠の釜飯』なるものブランチにて、試食を始める・・・

 果たして「釜飯の味」は如何なものか?

             きっちりとレポートいたします・・・

 <・本日より連載3回にて記事続く・・>



<関連サイト情報>

(1)「碓氷峠鉄道文化むら公式HP」は、こちらから。

(2)釜飯:「峠の釜飯」とは何ぞや?(ウイキペディア百科事典より)、こちらから入れます

(3)kenbou-7さんから頂いた記事コメントの「本記事」は、こちらから・・・

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(以下、頂いたコメントより部分抜粋し、kenbou-7さんの鉄道物知りマニヤック振りをご紹介したい・・)

* 『こんにちは!』 (kenbou-7) 2006-12-14 11:49:22

こんにちは!
久しぶりです男爵さま!
ここんとこメクルメク週末や…仕事が残業だったり…昨晩は忘年会だったり…かなりハードなスケジュールだったからなかなか伺うことができなくて…。

オレ昔電車が好きだった頃があって…(今でもたまにその血が騒ぐことがあるんすけどね)横川と軽井沢の間が廃止される前に行きたかったんですけど…なんせ遠いんで結局行けずジマイでした…。
                    (以下、省略・・)
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 そしてPS:
(不肖エセ男爵の独り言)「ウム、いちど来年春先あたり、kenbou-7さんと「横川駅」界隈にてご一緒に釜飯を食したいなあ~・・・」
 「・・・!」
 「そうだ!」
 「・・・?」
 「ならば、東京在住TS隊長もご同行願わねばならぬ!?」
 「・・・OOO!]
 「嗚呼、是非、TS隊長もお招きしたい・・・」