Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

軽井沢山荘風男の料理、創作に挑む? (2/3) 「所詮、酒の肴か・・・」

2006-12-30 02:05:45 | 食彩+酒の肴
 ?!
 先日記事に継ぐ「男の食彩」・・・

 食材は、ひとまず切り分けねばならない。

 「・・・?」

 男子厨房に入るベカラズ・・・

 なんて古い諺があるけれど、我輩には関係なし。先達の教えを素直に習うは、我輩の基本姿勢なれど、

 「寝ぼけたこと言っているか!厨房に入ろうが入るまいが、それこそ我輩の勝手である!」

      と?
          かくなる格言に対しては、異論あり!  

 そして今、我輩の入っている厨房は「ブロ仕様」のキッチンにて、夏場の盛況時には約30人のディナーをまかなえる程の、れっきとした本職コックの仕事場なのだ。昔風に申し上げれば「女子立ち入り禁制?」とまでは云わないにしても、いみじくも神聖なるプロの仕事場で在るからして、常識的に我輩のようなド素人は容易く出入りできる場所にあらず。一旦プロが入れば、我輩など出入り不可能となる場所に、今こうして勝手に手出入りできるから楽しくて仕方がない。そんなキッチンの中を右往左往しつつ、洗い場と、ガスコンロと、冷蔵庫と、あちこち行ったり来たりするだけでも、相当な運動量になる。すなわち、ここのキッチンに不慣れな我輩の手際段取りのまずさが出るけれど、これはこれで致し方ないか。
 
 料理をやっていて何が楽しいか!・・・ですって?

 なあ~に、入念に研いだ良く切れる包丁で、食材を切っているときが一番楽しいのである。加えて、揃えた食材がどのような料理になるか。を、想像しながら作業を進めているときこそ、一番楽しいひと時である。
 つまり、
 仕上がりは如何なるカタチなるか。
 如何なる味付けにて出来上がるか。
 本当に食して美味かどうか?
 そういう近未来の完成品の在るべき姿を想像しながら料理をつくるから面白い。 
 料理とは、想像力たくましき「創作の世界」であること、創作のための「段取り手順」を相整え手際よく遂行する「頭脳プレイ」であること、あらためて申し上げたい。

 (注釈:あまり口幅しく料理の精神性的蘊蓄を先に申し上げると、不肖エセ男爵のボロが出るか? すでにボロは出てしまっているぞ! 何卒、ご勘弁を・・・)

 さて、 
 玉葱とピーマンを、然るべき目的をもって切りそろえた、、、。

 さあ、いよいよ仕上げにかかろう、切り整えた食材に火を通す時が来た。

 <・続く・・>

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