Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

蒼白(2)

2007-01-22 08:45:45 | つれずれ紀行
!!
   ?!

 何と、またまた粉塵のような粉雪。

 今朝のパウダースノウは密度高く、雑木林のすき間というすき間を埋め尽くし、遠く八風山の山懐を覆いつくし、微粒子的粉塵の乾燥雪舞っているではないか!


 ぱらぱら?
          違う!

 しんしん?
          違う?

 ごうごう?
          違う!

 ざらざら?
          違う!

 ひゅうひゅう?
          違う違う!

 その音は、「雪の降る・・」を表現する「擬音」とは、ほど遠く、おおよそ似てもいない「音」を実感するのであり!?

 たぶん、、、

 ザー・・・
        てな感じの「音」と、
 サー・・・
        という感じの音と、
 しんしん・・・
        という感じを混ぜ合わせ、
 
 つまり、
 重く厚い重低音と、やや高音のシンバル或いは複数の小太鼓を打ち鳴らす連続音か、密度の高い「吹雪」が山郷一帯を覆い包み、、、、?

 そしてようやく、解かった!

 なんとなんと、我輩の耳に到達する異音は、風に舞い狂う微粒子的粉雪が雑木林の幹という幹と、枝という枝にぶつかり合い、枝に纏わり付く「初めて聞いた音」なのである。

 そして一目散に事務室に向かい、デジカメ持って部屋に帰り、部屋のテラスのガラス戸一枚を全開にし、撮った・・・

 これ、初めて分かった。

 「・・・?」

 「蒼白」という言葉の意味を・・・

 かくしてこの一枚、

  見事に研ぎ澄まされた「蒼」と「白」の織成す色彩構成であるか、、、。


   <・完・・>



 * <goo辞書>;『蒼白』の意味、こちらから検索できます・・・