プロ野球のリクエスト制度

2020年08月23日 06時15分49秒 | 少年野球

2年前からプロ野球にリクエスト(ビデオ判定)制度が採用されました。

それまでは結構反対意見もあったそうですが、MLBでも採用(2014年)してたため行わざるを得なかったようですね。

ではこのリクエスト制度とは何ぞや?ではが、要は微妙な判定をビデオ検証で判断することです。

そして、リクエスト制度を乱発させないように、NPBでは

「リクエストは1試合で2回まで可能。(延長戦ではリセットされて1回まで可能)但し判定が覆った場合リクエスト回数は減らない」です。

要は、リクエストが成功し続ければ、何回行ってもOKという事です。

あと、このリクエストって微妙な判定だったら、なんでもできると皆さん思ってますが、違います。

結構限られたプレイだけです。ではどのようなプレイでリクエストが使えるのでしょうか?

※私も不安だったのでネットで調べました。

※リプレー検証時間は5分以内とし、確証が得られない場合は最初の判定通りとする。

リクエスト適用外のプレー

①ストライク、ボールの判定

②ハーフスイング

③自打球

④走塁妨害、守備妨害(※コリジョン、併殺崩しは適用可)

⑤ボーク

⑥インフィールドフライ

⑦塁審より前方の打球

大きく分けると、以上の7つです。結構、微妙なプレイばっかりではないでしょうか?

テレビ中継で見るのがホームランか否かや、1塁の微妙な判定です。これはよくリクエストしてますね。

ですが、ストライクの判定やハーフスイングの判定はリクエストできません。

あと、先日の審判部会でも議題になった⑦のプレイですが、塁審の前のプレイはリクエスト対象外ですが、後ろは対象になります。

例えば、小フライを内野手がダイレクトで捕球したにも関わらず、審判は「ノーキャッチ!」と宣告すれば、相手側からリクエストを要求されてもできません。但し、外野フライの微妙な判断はリクエストの対象になるわけです。

要は、内野は4審判がしっかり見れているが、外野は人数が限られ、尚且つプロ野球みたいに広い球場は判断に迷い所があるので、しょうがないと思います。

また、これもよく勘違いするのが②のハーフスイングです。

こればリクエストではありますが、ビデオ判定のリクエストでなく球審から塁審へのリクエストです。

球審からはスイングの有無が自身で判断できなかった際に、塁審へスイングか否かの確認ができます。

ここで塁審が「スイング!」「ノースイング」を判断します。この判定を「いや違う!ビデオ判定にしてくれ!」とはできません。

※ちなみにハーフスイングについては、後日ブログにて記載予定です。

このリクエストはMLBではテレビ局以外の専門の会社?が判定を行っているようです。

だから球場には専用のカメラが設置されたり、より鮮明な映像で確認できたりするそうです。

日本では地方球場での試合では、結構難しいとは思います。

あと、ネットで調べていたら面白い記事記事があったので紹介します。

この、リクエスト制度ができてからの成功率です。

858試合でリクエスト制度が用いられた回数は494件(セリーグ251件、パリーグ243件)です。

うち判定が覆った(チャレンジ成功)ケースは162件で、成功率は32.8%です。(引用:スポーツ報知)

この38%が多いか少ないかはさておいて、結構リクエスト制度は使用されていると思います。

また、リクエストで判定が覆ったことで審判をバッシングすることはやめて頂きたいです。

※同じ職種として、同情するところも多々あります。

やっぱり人間が瞬間的に判断する事ですので、間違いはあります。

だからこそ、そういったプレイを審判の方も再度勉強して、これから少しずつ改善していき、より良い方向へ進めていってほしいと思います。



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