野球には攻撃と守備が交互にあり、その都度(イニング)で入れ替わります。
その際に、私が審判をしながら気が付いたことを今回は。
この攻守交代は非常に重要で、弱い(統率の無い)チームほど"チンタラ"歩きながらベンチに帰ったり、ベンチから出たりします。
だから塁審はあえてベンチの前で「ダッシュで守備までお願いします!」と監督コーチにもアピールして、ベンチから選手を追い出してます。
この攻守交代は、基本(どこのチームもそうですが)守備位置まで全力で走る事を教育しています。
理由としては
①早く守備について、いつボールがきてもいい様に準備をすること。
②攻撃(打席に立つ)に備えて、準備すること。
③全力プレーが習慣になること。
以上です。①②は高校野球では当たりまえで、なかなかプロ野球では稀ですかね。
しかし重要なのは③です。プロ野球でも学童野球で覚えた③が基礎となり①も②もわかっていて敢えて行ってないかもしてないですね。
また、学童野球、軟式野球、シニア、ボーイズでは応援して下さる方への感謝も込めて走って攻守交代をしているチームもあります。
ですので、決してやらされ感があるとか、無理やりやっている 等は感じられません。
本当に野球が好きで、1イニングでも長くプレーが行いたい!という気持ちで行っているからできると思います。
先日、秋季中学野球大会の球審を行わせて頂きました。
長男、次男ともお世話になりました、生麦中の野球部試合でした。
前のブログで書かせて頂きました生麦中の野球部訓である
『凡事徹底』
攻守交代は「全力ダッシュ」を徹底されてました。
当たり前と言えば当たり前ですが、先に述べたように選手は決してやらされている感がありません。
そういったチーム作りが、強いチームになると思います。
恐らく顧問の先生は、技術的な教えよりもこのような『野球人』としての教えができてから技術指導ではないかな~と思っております。
妥協を許さず、徹底して、彼らに意味・意図・必要性の説明があって監督と選手の信頼感もできてくると思います。私の持論です。
ですので、できれば率先して、6年生には行って欲しいのです。
そうすればその意志は下級生にも引き継がれ、強いチームになると思っております。
将来的に、野球を続け、礎を築いて立派な野球人になって欲しいです。
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