なんくるないさぁ~だんな と わたし と SLE と

  12歳SLE発症。ループス腎炎Ⅳ型。
早発閉経で妊活強制終了。子なし人生の幸せ模索中。

楽しそうに生きる見え方

2015年03月11日 | 志織のあしあと
「いいですよね~なんかいつも楽しそうで。
 5月にはB'zのLIVE行くんですよね?
 先に楽しみもあるっていいじゃないですか~?
 僕は楽しみも何も無いんすよ~(><)」

帰り際に後輩の男の子に言われました。

いつも楽しそう???
…そうなんだ。そういう風に見えるだ私。

そこで一喝しました。
「楽しみは己で作れ」と。

そりゃ来週の移植は楽しみだけど
不安がまったくないわけじゃなくて。

SLEが悪化してしまわないか
ココロのどこかで常にビクビクしてて。
妊娠・出産後の増悪するかもしれない不安を
ココロの端っこの隅の隅の隅~っこの方に押し込めて。

朝は無事に寝られたことに感謝して。
夜は1日が無事に終えられることに感謝して。

…でもいつも楽しそうに見えているんだ。

よかった。

この社会で生きていくには
周りからどう見えているかは大切だと思う。

周りから見る私は人生を楽しんでるみたいです

でも時々この隅っこに押し込めたココロにも
ふと気づいてくれる人がいる。
旦那もその大切な人の1人です(^^)

付き合って結婚を意識し始めた時に
「SLEのせいで子どもは難しいかも…」と打ち明けた時に
「じゃぁ一緒に頑張ろう(^^)」と言ってくれた。
あの言葉は今でも私を支えてくれている。

旦那が義理の母にそのことを伝えた時に
「で?そんなことで結婚は辞めるの?」と旦那に言ったらしい。
そのお義母さんの言葉も嬉しかった。

今日は3.11です。
あれから4年。早いなあ。

4年前の私は今の職場の面接を受けていたので
ハッキリその日を覚えている。
面接が終わって家に帰ってホッとして
テレビをつけたら空港に津波が押し寄せる映像。
え??なに?なに?何が起きてるの?って思った。

テレビのチャンネルを変えまくって
全局で同じニュースが流れてて。
現実なんだとわかってテレビに釘付けになった。

それまで津波ってものは映画で見るような
大きな壁のように押しよせて
一瞬にして飲み込むようなイメージかなくて。

あんなじわりじわりと
全てを飲み込んでいく映像がただただ浮ゥった。

結婚して新しい家族が増えて。
より感じるようになったのは
大切な人たちを失うことへの恐普B

4年前に大切な人を亡くした方がたくさんいるはず。
その方たちの悲しみは計り知れなくて。
こんな私が思うのもおこがましいことかもしれないけど。

生きているからこそできる
少しでも先の楽しみを持っていて欲しいなと思います。

‘人間’って他人が思っているほど強くは無いですが
自分自身が思っているより弱いモノでも無いです。

心に悲しみを抱えているはずだけど
遠い地にいる私たちから見える姿は
「みんな立ち直って笑顔で過ごせてるじゃん(^^)」と。
そんな姿を見せてくれる日がくると信じてやみません。

その姿を見るために私も一生懸命に生きる。

それが離れた地で祈りながらできる
最大のボランティアだと思っています。

亡くなられた方々は既に天国から
大切な人たちを見守ってくれているはずなので
私が被災地のみなさんに贈る言葉は
「共に頑張って生きましょう」です。