教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

不動産投資家から見たふつうの人

2015-09-30 23:02:29 | 経済/経済/社会
いちおうわたしは不動産投資家である。
不動産投資家の中では資産規模からいって弱小も弱小と言わざるを得ないところだが、まあそれは置いといてだな。

そんなわたしでも1件目はかなりビビりながら買ったものだ。

株とは違い額が額なだけに、あれだけ多額の金銭をたった1つのものに張って、それでしくじったら二度とリカバリできないかもしれない。
・・・そう思ったものだ。

そんなわたしは本職とはほんの少しも関係ないというのに宅建とることにもなった。

自分の財産のかなりの額を不動産に賭けることのヤバさをできるかぎり回避するには、それくらい当然である。

しかし!

ふつうの人はどうやらそうでもないようだ。



親戚で何かしらんけど急にマンション買いたいというヤツがいてだな。
それで買う直前に相談を受けたので現地までいって契約内容を口語訳して説明してきたんだがな。

なんでこんなに気軽に買えるんだ!?

この物件に住みたいということには関心が強くモデルルームに何度も出入りしてはいるものの、その物件を買ってどれだけ損するかということにあまり関心を示さない。

どういう間取りがいいかについてはじっくり検討しているものの、物件に課せられている建築基準法や都市計画法の制約については資料に書いてあるのに読みもせず(読んでもふーんで終わるだけだと言っていた)、我輩が説明して初めて知ったという状況。

重要事項説明書と管理組合の管理規約集のコピーを急いで取り寄せてもらって本番の前に説明してきたのだが、それですごく安心したと言っていた。

だが我輩は不安が増大した。

全財産より遥かに大きな物件を買って、35年やそこらという遥か未来まで支払いに拘束されて、それでこんなに知識が不足しているのになぜ買えるのかということに、大きな不安を感じた。

自分の未来を35年先まで拘束する決定をなぜここまでいとも短時間で決められるのか?

でもふつうの人はそうなんだろう。
みんな家を買ってるからという(これから皆と同じことをする)安心感や(皆と同じことを今できていない)焦燥感もあるのだろう。

我輩が1件目を買うときもそうだったのだろうか。

いまや我輩はふつうの人より気軽に買っているけどな。

フォルクスワーゲンの制裁金額の推定

2015-09-22 21:20:56 | 経済/経済/社会
独フォルクスワーゲン、排ガス規制不正で米司法省が刑事捜査
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NV1JFX6VDKHU01.html



↑この件、フォルクスワーゲンの株価ずいぶん下げてるよね。
中国のあの爆発で大損くらった(一次被害はたぶん数10億円から100億円くらい)と考えられるが、そのときは株価は大して下がりはしなかった。
しかし今回はそうではない。

ではどれくらい下げたかというとだな・・・




http://finance.yahoo.com/echarts?s=VOW.DE#{%22range%22:%225d%22,%22allowChartStacking%22:true}



いやー、すごいね。

さて。
フォルクスワーゲン、市場からはどれくらい制裁金を食らうと見られているのだろうか?

その答えは株価から求められる。

だいたいこの手の特損が明るみになった場合、会社の成長性の問題はとりあえず置いといて、特損の分だけ自己資本が目減りしたとして、一株あたりの特損の分だけ株価が下がる…傾向が強い。
したがってそのツジツマを逆にたどっていくと、市場がどれくらい制裁金を食らわせると見ているかが求められる。

ついでにいうと、この手のヤツは地球が2週目に入らないと株価が安定しないことが多いので、それをみこして当記事はドイツ市場が2週目に入った今執筆している。

さあ特損額の推定やってみよう。



VOW:GR フォルクスワーゲン
http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=VOW:GR



bloombergのサイトによると、
時価総額:51,808.158百万EUR
となっている。

株価は
161.35EUR→109.55EUR
に下がった。

ということは、失った時価総額は
51,808.158百万EUR×(161.35EUR-109.55EUR)÷161.35EUR×134EUR/JPY=2.2兆円
になる。

つまり市場はガチで2兆円級の制裁くらう可能性がほぼ100%と信じているということだ。



独VW、米排気ガス検査での不正認める-制裁金は2.1兆円超か
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150919-00000014-bloom_st-bus_all



あとで調べたら↑こんなのが出てきた。
ちょうど同じ値段だね。

【艦これ】5連装酸素魚雷、いったい何本あればいいの?

2015-09-20 23:30:56 | オタネタ全般
2015年冬。
中規模イベントと聞き及んで臨んだ我々提督は、トリプルダイソンという未曽有の敵と遭遇した。

しかし、こんなこともあろうかと。
運51の妙高、運49の神通(現在は運51)という秘密兵器を実用化した当鎮守府。
ラスダンを6回で終えることができたのだった。

しかし!
4人も入れたカットイン艦に対し、5連装酸素魚雷は5本しかなかった!!

イベントが終わりしだい(正確には菱餅が終わりしだい)、当鎮守府は長期計画にてハイパーズ牧場に着手。
世評では江草牧場のイメージが強いが、支援艦隊用艦載機よりも本体で使用する5連装酸素魚雷のほうが重要度が高いと判断し、蒼龍のほうはそのうちということでハイパーズ牧場を優先した。



そこから半年以上の月日が過ぎていった。

現在、5連装酸素魚雷12本。
さらにあと2本養殖中。
もうそろそろ必要本数に到達するだろうという気がする。

だがちょっと待った!
5連装酸素魚雷の必要本数って、いったい何本なのだ?

それをこれから考えてみる。



まずモデルケースを想定しよう。

5連装酸素魚雷が最もたくさん必要になった海域はどこだろう?

それは、夜戦連撃でも十分強いハイパーズが使えないにもかかわらず、カットインの一撃必殺火力をもってしてかろうじて撃沈の可能性が得られる、あの悪夢のような2015年夏E-7甲に他ならない。

では一般論でどういう編成になったのか?



[モデルケースその1]
雪風:5連酸素 5連酸素 探照灯
ビスマルク:38改 38改 徹甲弾 夜偵
妙高:5連酸素 5連酸素 熟練見張員 照明弾
プリンツ:5連酸素 5連酸素 熟練見張員 夜偵
阿武隈:5連酸素 5連酸素 甲標的
時雨:5連酸素 5連酸素 熟練見張員

これは、運が高く夜戦カットインの狙える艦はなるべく入れるが、
夜戦火力がトップクラスに高いにもかかわらず徹甲弾カットインで昼戦でも十分あてにできるビスマルクはそのまま使い、
阿武隈は甲標的の開幕魚雷で後期型駆逐艦をちゃんと撃沈できるくらいの威力を上げようとすると夜戦連撃の主主甲ではなく魚魚甲にならざるを得ず、運が低いので夜戦カットインの発動率は低いのだが、他にカットインの狙える軽巡もいないから魚魚甲でも問題なしと判断し、
カットイン発動率をちょっとでも上げるために夜戦3点セット(照明弾/探照灯/夜偵)のほか夜偵2個目を載せ、
夜戦カットインになる範囲で熟練見張員を可能な限りのせる、
そういう思想のものだ。

この場合、5連酸素の必要本数は10本。



[モデルケースその2]
雪風:5連酸素 5連酸素 探照灯
ビスマルク:38改 38改 徹甲弾 夜偵
妙高:5連酸素 5連酸素 5連酸素 照明弾(運改造)
プリンツ:5連酸素 5連酸素 5連酸素 夜偵(運改造)
阿武隈:5連酸素 5連酸素 甲標的
時雨:5連酸素 5連酸素 5連酸素

熟練見張員はカットイン発動率をちょっとだけ上げるらしいと聞くが、ノーマルの発動率キャップを越えるものでもないらしいとも聞く。
もしそれを信じるならば、雪風/時雨/初霜はそもそも熟練見張員を必要とせず、妙高/プリンツオイゲンの運改修が進んでいるならこれも必要としない、そういう判断にもなりうる。

モデルケースその1から熟練見張員を排除した場合、5連酸素の必要本数は13本。



[モデルケースその3]
雪風:5連酸素 5連酸素 探照灯
ビスマルク:38改 38改 徹甲弾 夜偵
妙高:5連酸素 5連酸素 5連酸素 照明弾(運改造)
プリンツ:5連酸素 5連酸素 5連酸素 夜偵(運改造)
神通:5連酸素 5連酸素 5連酸素(運改造)
時雨:5連酸素 5連酸素 5連酸素

ふつうは軽巡枠は阿武隈になるだろう。
だが当鎮守府には運51の神通がいる。
けずりは開幕雷撃の阿武隈、ラスダンは夜戦火力の神通と使い分けたし、仮に阿武隈の運改修が済んでいたとしてもそうしただろう。

この場合、5連酸素の必要本数は14本。



[モデルケースその4]
雪風:5連酸素 5連酸素 探照灯
北上:5連酸素 5連酸素 甲標的
妙高:5連酸素 5連酸素 5連酸素 夜偵(運改造)
プリンツ:5連酸素 5連酸素 5連酸素 夜偵(運改造)
阿武隈:5連酸素 5連酸素 甲標的
時雨:5連酸素 5連酸素 照明弾

雷巡1隻が使える場合はビスマルクを降ろしてカットイン仕様の北上を入れるという案もありうる。

この場合、5連酸素の必要本数は14本。



[モデルケースその3+4]
雪風:5連酸素 5連酸素 探照灯
北上:5連酸素 5連酸素 甲標的
妙高:5連酸素 5連酸素 5連酸素 照明弾(運改造)
プリンツ:5連酸素 5連酸素 5連酸素 夜偵(運改造)
神通:5連酸素 5連酸素 夜偵(運改造)
時雨:5連酸素 5連酸素 5連酸素

北上と神通を使う場合、5連酸素の必要本数は15本。



[モデルケースその5]
雪風:5連酸素 5連酸素 探照灯
ビスマルク:5連酸素 5連酸素 5連酸素 夜偵
妙高:5連酸素 5連酸素 5連酸素 照明弾(運改造)
プリンツ:5連酸素 5連酸素 5連酸素 夜偵(運改造)
神通:5連酸素 5連酸素 5連酸素(運改造)
時雨:5連酸素 5連酸素 5連酸素

めったにいないと思われるが、ビスマルクを夜戦カットイン仕様で運用する提督もいるかもしれない。
昼の弾着はあきらめて昼連撃+夜の主主魚1.3倍カットインとするか、魚魚魚の夜戦狙い撃ち型とするか、これまた考慮の余地が出るところでもある。

この場合、5連酸素の必要本数は14~17本。



まとめ。
当鎮守府ではモデルケースその3+4までを想定し、5連酸素の必要本数は15本であると判断する。
あと3本で長きにわたったハイパーズ牧場は成功裏に完結する。

中国のGDP、半分しかない可能性

2015-09-19 22:17:58 | 経済/経済/社会
いま中国経済が減速していることは市場のコンセンサスといってよかろう。
しかし大本営は7%で経済成長を続けていると言い張ってはばからない。

世の中には中国の大本営発表を信じて
「中国は減速していない! その証拠に中国政府は7%で成長していると言っている!」
などというマヌケな記事を書いてのせるヤツもいるもので、それ読んだときは声だして笑ってしまったものだが、
そういうお笑い記事はできることならYahoo!ニュースではエンタメに分類しておいてもらいたいものだ。

まあそれはいいとして。

実は中国のGDP関連でおもしろいものを見つけてしまった。
↓これを見てほしい。



中国経済、見極めが難しい本物と偽物
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44811?page=2

>  独立調査機関コンファレンス・ボードのエコノミスト、ハリー・ウー(伍暁鷹)氏の研究によれば、中国の1978年から2012年にかけての経済成長率は年率7.2%だ。実に目覚ましい高成長ではあるが、中国政府の推計値9.8%を2.6ポイントも下回っている。



みなさん、これどういう意味だかおわかりだろうか?

GDP自体は少々ゴマカシがあっても気がつきにくい。
GDP成長率も少々ゴマカシがあっても気がつきにくい。

しかし!

GDP成長率を何十年もゴマカシていると、ゴマカシが累積してとんでもない誤差になる。

上記記事では、中国政府は34年にもわたりGDP成長率を2.6%もごまかした。
真値が7.2%のところ単年度で2.6%ゴマカシがあっても誰も気がつかないかもしれないが、
それが34年ごまかしたら、いったいどれだけ誤差になると思う?

2.3倍だよ、2.3倍!

なんと中国のGDPは大本営発表の半分もなかった!…なんてことがホントにありうるというのがこの記事の数字なのだ!!



さすが中国!
おれたちにできない事を平然とやってのけるッ
そこにシビれる!あこがれるゥ!

家庭内すれちがい

2015-09-12 20:16:01 | 経済/経済/社会
わたしの父は、子供(つまりわたし)に対して良かれと思ってしたことが、わたしが思いつくかぎりあらゆることが全て裏目に出てしまったという、ちょっとした能力者でありもする。

たとえばだ。
わたしが小さいころ、父は積み木みたいなので遊ばせたかったらしく、電気のおもちゃが大嫌いだったので一切買い与えなかったらしい。
どうしてそういう判断になったのかはわからないし、恐らく聞いても理解できないが、それはとりあえず置いておこう。
しかしそんなこととはつゆ知らずプラレールを買い与えた祖母。
父は怒りちらしたらしい。
だが、当の我輩はそんなおもちゃを初めて買い与えられたためかプラレールが大のお気に入りになり、そればっかりで遊んでいた。
ついには大人になっても電気のエンジニアになってしまったとさ。

・・・こんな逸話ならいくらでも、それこそ1日1本ペースで1月くらいblogネタで提供できるくらいあげられる。

だが、べつにダメな親だと言ってるのとは全く違う。
「俺の背中を見て生きろ!」としている分にはカッコイイんだが、
腹のほうを向けたときはどうにもうまくいかん…という感じだろうか。



まあこんなすれ違いも子育てが終わって別々に暮らすようになれば関係なかろう。

・・・と思っていたところだな。

そんなことは全くなかったのだ。



わたしが就職して数年たったころのことだ。
父がやたらめったらお見合い話を持ってくるようになった。

客観的に見ればありがたい話だということで終わる。
だが、実情はそうではない。

父が何から何まで既に決定してしまい、断ると相手に失礼になるレベルで段取りが決定された後になってようやく我輩に連絡が来るのだ。
それが何度も何度も。

采配を振るうのは父だが、わたしに連絡をよこすのは決まって母である。

Q.名前は?
A.お父さんの知り合いの○○さんの娘さんだから名字は○○さんだと思うけど、下の名前まではわからない

Q.歳は?
A.お父さんは○○歳くらいじゃないかって言うけど、確認するものがないし、お父さんのことだからねぇ…

Q.職業は?
A.それだけはわかる

Q.どんな感じの人?
A.お父さんは会ったこともないのに良い感じの人って言うけど全くわからない。その娘さんのお父さんには会ったことがあるけど、その人は良い感じの人だった…っていっても何の参考にもならないわねw

Q.写真は?
A.いつものように無いよ

Q.なんでその人になったわけ?
A.お父さんが決めたことだから…

Q.いつもお見合いが決定する前に連絡しろって何度も何度も言ってるのに何で俺の希望を一切聞き入れる気がないわけ?
A.お父さんには言ってあるけど…。また言ったほうがいい?

・・・とまあ、こんな感じである。



なんでこんなことになったのか?

最近わかったのだが、どうやら父はあせっていたのだとか。

母によると、父は長男(わたし)が次男より先に結婚するものだと思っているらしく、弟が嫁候補(現嫁)を家に連れてきたときから急にそうなったのだとか。

なんで長男が次男より先に結婚するものだと思ったのかはわからないし、恐らく聞いても理解できない。
しかし、ありがた迷惑極まることに
「長男の嫁は俺が見つけてやらねば!」
と、さぞ使命感に燃えたぎったのだろう。

これも父が良かれと思ってしたことが裏目に出た典型例である。



これには後日談その1とその2がある。

まずその1から話そう。

これもずいぶん後になってから母から聞いたことなのだが、どうやら父は一向に結婚したがらない長男(わたし)を見て、
「俺が家庭っていうものは良いものなんだって見せてあげられなかったからなんだろうな…」
などとこぼしているらしい。

その結果がこれかよwww
本人はほんの少しもそんな風には思ってないわwww



後日談その2。

実は最近はこのありがた迷惑なお見合い話はぱったりと来なくなった。
ふと気になって(やぶ蛇になりうるから父には聞かないが)母になぜそうなったのかと聞いてみた。
すると、全く思ってもいなかったような答えが返ってきた。

「最近離婚したってカップルが多いじゃない? だから『本人が望んでいないのに親が無理やり結婚させてもかわいそうだよな』って思ったらしいよ」

・・・えっと。
さすがあらゆることが裏目に出る特殊能力者。

「そんなことを無理強いさせるようなら、その前にこの家とは縁を切るから、無駄な心配はせんでええわい」
と答えたら、母はあんたならそういうだろうねみたいな感じだった。



いまここまで執筆してみて、これと同じ現象をもう1つ思い当たることに気がついた。

わたしが子供のころ、父は体罰をしていた。
これは別に変ではない。
一般家庭でふつうにあってもいいくらいで、そこは今回問題にしてない。

だがあるとき突然その体罰をやめた。

なぜか?

実は、わたしが中学時代に異常に粗暴になりはじめ、
「自分が体罰をして育てたから他人にまでそう振るうようになったのか…」
なんてまた勘違いしてやめたんじゃないか。
なんかそんな気がしてきた。



そんなかんなで父は会社の役員でもあれば頼もしい感じの背中を見せる漢だが、逆にいえば話し合いが不可能な世紀末覇者的な感じの人でもある。
面倒なので途中からはクッション材として母を介してでないと重要事項を話さないようにしてきたし、父もそうしたがっている感じだが、それがコミュニケーション不足を助長してしまい、ますますおかしなすれちがいが起きてしまった可能性がある。

今にして見返しても家庭って難儀なもんですな。






追伸:

その開催が決定した後に連絡がくるお見合いだが、1度だけ相手に失礼でもかまわずに断ったことがある。

「平日の夜に広島のホテルでお見合いを開催することにしたから群馬から帰ってこい」
などと言いだしたときのことだ。

わたしは
「広島でお見合いすることになったのはもうかまわんから、本人不在であんたらだけでお見合いしてくれ。父さんが結婚を前提におつきあいすることにしたのかどうかだけ後でこっちに連絡よこしな」
と返した。

はっきり憶えてないが、それが最後だったかもしれん。

【艦これ】2015夏イベントをふりかえる

2015-09-07 21:41:35 | オタネタ全般




みなさまお疲れ。
我々の夏は本日をもって終わった。

今回のイベントはどうだったよ?
・・・と、それを振り返ってみようというのが当記事である。



今回のイベントの特徴その1。
4正面作戦。

これまで3正面作戦(呪いのお札3種類)でずっとやってきたが、今回はお札4種類となった。
イベント開始時のまだよくわかっていない状況下では最悪ケースで連合艦隊4セットが必要になりうると予測せざるを得なかった。
当鎮守府ではE-1とE-2で戦力をケチりすぎて苦戦するという醜態をさらした。

ではどうすればいい?

本当に連合艦隊4正面作戦が来ても良いくらいの戦力を整えればよい。

重巡はLv.50くらいまでは全員育てようかとも思っている。
あと3人。



特徴その2。
E-7ラスボスのギミック。

いきなりボスを攻略することは事実上不可能に近く、特定のマスを先に攻略することでボスを撃沈可能な程度まで弱体化できるというギミックだが、午前零時をもってギミックがもとにもどってしまうというもの。

このシステムで泣きをみた者は多い。

先行攻略組から提供されたボスの装甲値を見るやいなや恐れおののいて甲をあきらめた者。
1日のプレイ時間をガッツリ確保することができず、甲をあきらめた者。
1日でXYギミック解除からゲージけずりからゲージ破壊からすべてこなそうとして失敗したあげく、何度トライしても失敗しつづけ、丙にせざるを得なくなった者。
また、先行攻略組の攻略記事をマネしてE-2で大和型2隻を投入し、あっという間に資源を使い果たしてしまい、最終海域に到達すらできなかった者。
E-7だけで資源を10万費やしてもゲージ破壊まで到達できなかった者。
かろうじてクリアできたものの、日付が変わる深夜が迫り雨宮伊良子課金に重度に頼った者。
・・・などなど。

わたしはまずはじめにカスダメの蓄積によるゲージけずりからはじめて3日費やし、
けずりきったところで丸1日はキラづけに費やし、
翌日はロクにプレイもせずにさっさと仮眠、
ボス撃沈のため午前零時に起床し24時間戦うつもりでボスに挑んだ。

あしかけ6日。
ゲージ破壊までの総出撃回数56回。

これは、ボス前Jマスからのルート固定要素が解明されていなかったためKマスを通る北5戦ルートで削ったことと、
甲攻略を確実なものにする目的で1日のプレイ時間を減らすためにXYよりけずりから先にはじめたこととにより、
総出撃回数が多少増えることを許容したためだ。

これだけの長丁場を戦わなければならなかった。
艦娘の層の厚さという意味での鎮守府の総力戦ではなく、提督自身もふくめたホンモノの鎮守府の総力戦で挑まなければ勝てなかった。

プレーヤーの胆力すら試されるゲームが他にどれだけあるだろうか?

最も鍛えられるのは出撃した艦娘ではなく提督だったのだ。



特徴その3。
深さがE-7まで。

これは単にプレイに時間がかかるというだけの話ではない。
資源をそこまで消費するという話である。

我輩でいえばクリアするまで8万。
ふつうに10万以上かかったという話を聞く。
全部甲で8万で済んだのは少ないほうかもしれんと思うくらいであり、今回のイベントにより常識が覆された。
もはや大規模イベントというと14~15万は貯めることが前提と考えよう。



特徴その4。
甲の掘り難易度が非現実的。

運営がなぜこうしたのかがフシギでしかたがない。

無理に理由を考えるとしても、
イベントを完全制覇したプレイすることがない者を多数出さないようにしたとか、
クリアに挫折した者でもログインして遊べるように救済処置としてそうなっているとか、
あまり妥当な理由を思いつけない。

これからは新艦娘のコンプリートと甲コンプリートのどちらかしか選択できないものと思って挑まざるを得まい。

我輩なら、新艦娘コンプリートをあきらめて全部甲でのクリアを目指し、今回実際そうなった。



特徴その5。
阿武隈と麻耶の重要度の急上昇。

阿武隈は(入れるとルートの外れる)雷巡でないにもかかわらず甲標的を積んで先制雷撃が可能であり、改Ⅱを保有している提督のほぼ全員が攻略でその恩恵にあずかった。
軽巡の中では飛びぬけて強力な神通よりもさらに重要人物化したのではなかろうか。

麻耶については、単に対空カットイン屋さんという意味だけでは説明は不十分である。
まず、とてつもなく硬いボスを撃沈するために夜戦での魚雷カットイン屋さんを可能な限りたくさん第二艦隊に入れたい。
そうするとラスダンでだけは対空カットイン屋さんは第一艦隊に押し出されるので選択肢は非常に狭くなり、重巡の中では特に対空カットイン屋さんに向いた麻耶が重用されることになる。

昨年夏のあの地獄のイベント最終海域により、夜戦火力と運の双方が高い北上様と妙高お姉様にとつぜん脚光が集まったわけだが、それと同じパワーバランスシフトがここで起きたのだ。

ただ、麻耶の装備については最適解はまだ見つかっていないように思える。

駆逐艦なら、そもそも昼カットインできず、対空カットインと夜連撃は両立できるため、単に魚雷カットインと対空カットインのどちらにするかという程度の選択肢しかなく、悩むことがない。

軽巡では、昼連撃と夜連撃と対空カットインの3つを両立できる大淀以外では使い道がほとんど無い気がする。

しかし麻耶はそういうのとは違う。
昼は電探の弾着観測と対空カットインの両立ができるが、火力を捨てて対空装備マシマシにして防御に専念という方法も取りうる。

この辺は今後の検討課題というところか。

自由を犠牲にしてでも欲しいものとは?

2015-09-05 23:38:38 | 経済/経済/社会
「艦これで夏の大規模イベントのために1年かけて準備してきたが、嫁のためにあきらめて丙にした」

「どうしても欲しいフィギュアがあって買うかどうかを先行予約期限1時間前まで迷いに迷ったが、嫁のためにあきらめた」

どちらも当blog読者のAさんとBさんの話である。
当人が読んだら自分のことだとわかるはずだ。

わたしにはこのGoとStopの境界がどこにあるのかはかいもく見当もつかないが、
家庭を持つとこんなもんなのかと思わなくもない。

しかし待ってほしい。
人類とはこういうものなのだろうか?



進撃の巨人の世界を思いだしてほしい。

かの世界では、人類は自由を勝ちとるめに生命の危険をもひきかえにして戦った。

だがこちらの世界の人類は、こんなささいな自由をも得られない。

・・・いや違うな。
この説明は良くない。

こちらの世界の我々は、こんなささいな自由をも「得られない」ではなく「放棄した」というほうが正しい。

進撃の巨人の世界の人類が世界を自由に闊歩できないのとおなじ意味において、「得られない」では選択の余地なくそうなったことになる。
それに対してこちらの世界の人類は、自ら選択して自由を「放棄した」のだ。

なぜだ!?

人類は命をかけてでも欲しがった自由を放棄して何を求める!?



これは、ぱっと見にはマズローの欲求5段階説では説明がつかない。

最下層の生理的欲求はどちらの世界でも満たす選択肢がある。
調査兵団に自ら望んで入隊した者は2番目の安全欲求を放棄して自由を選んだ。
家庭を得るというのは3番目の社会的欲求を満たすための要件なのかもしれないが、あえて放棄した自由が欲しいという欲求は5段階のどこにも属さない。

たとえばわたしの人生でいうとだな、
最も自由の無かった中学校時代では刺されたり骨折したりなどという程度の安全など気にも留めない粗暴な状況であり、
そのような状況下では現代の人類よりも調査兵団の人々のほうにむしろ近いかもしれないとも思う。

つまり、自由への欲求とは、ときに安全への欲求をも凌駕する。

ではいったい自由とは何なのか?

自由への欲求は安全欲求より強いことから、生理的欲求に含まれるのだろう。
自らへの束縛を嫌い行動の決定権を自ら握りたいというのが自由であり、それは生理的欲求である…と言う解釈であながち間違いではなかろう。

ではなぜ人はかくも簡単に自由を放棄する?

それを放棄してでも得たい生理的欲求があるのだと説明がつけられるのであれば説得力がある。

たとえば子孫を残したいという生理的欲求なのだろうか・・・。
たとえば異性が欲しいという生理的欲求なのだろうか・・・。

うぅむ・・・、これでは説得しかねる気がする。

ではどうすれば説得力がある?

一般論としてもっとも妥当っぽい説明をするとすれば、下から3番目の社会的欲求を満たすためにリアル嫁が必要、となる。

だが生理的欲求を犠牲にして成り立ちうるのだろうか?

時にこれは成り立ちうる。

たとえば良い大学に入りたいという下から4番目の承認欲求を満たすために最下層の欲求である睡眠欲求を犠牲にして睡眠時間をけずってまで勉強する、など。



ここまで考察してようやくわかった。

わたしの場合は自由への欲求という生理的欲求が人より強いのだろう。
それに対し社会的欲求や承認欲求が人より弱いのだろう。



人はそれぞれ、なるべく求めるものを満たせるようなところへ自動的に収まる。
わたしは今のままのほうがたぶん良いのだろう。

その証拠に、わたしは多くの人が思うように子供のころに戻りたいなどとと思うようなことがない。

会社勤めという意味では子供のころより時間的束縛があるかのように見えるが、研究開発職というのは仕事してても半分遊んでいるようなものであり、子供のころの学校通いで毎日かかさず時間がたつのを待っていたあの頃の自由への渇望とはまるで違う。
自由になるお金は3桁は増えたし、一人暮らしにより消費を拘束する者も排除したことで物欲への渇望は完全に消滅した。
かつては痩せすぎくらい痩せていて疲れやすかったが、いまは標準体重となったおかげか、かつてより疲れにくくなり、健康面での自由ですらより強化された。
教員から暴行を受けたり自分が他人に暴行したりなどという身体的自由の拘束ももはやない。

大人になるってすばらしい。
わたしが子供のころに欲しかったものはたぶん今ほとんどすべて持っている。

中国経済クソワロタ

2015-09-03 21:59:01 | 経済/経済/社会
奴「なんか五輪ですごいことになってるね」
俺「なんだっけ…」
奴「エンブレムのあれ」
俺「そういえばそんなのあったな」
奴「めっちゃどーでもよさそうだなw」
俺「いやマジでけっこうどーでもいいわw」
奴「なんでだよwww」
俺「いまもっとおもしろいものがあるからだよ」
奴「なにが?」
俺「中国のあれ」
奴「軍事パレード?」
俺「いやそうじゃなくて」
奴「?」
俺「中国経済がおもしろいことになってるってあれ」
奴「おもしろいことにって?」
俺「中国経済ひっくりかえるかもよ?」
奴「いつもそんなこと言ってるじゃん…」
俺「いや今回はガチでおもしろい」
奴「いつもと違うわけ?」
俺「まず第一にだ、人民元の相場を下げた」
奴「そうだね」
俺「中国政府は為替操作はこれで終わりだって言った、けどそんなの誰も信じてない」
奴「うん」
俺「そこでだ、そんなに経済悪いんかいっ! もっと下げるんじゃね? ってみんな思い始めた」
奴「で?」
俺「すると誰だって値下がり確実な人民元なんて持っていたくないから、みんなドルに両替しはじめる。
もともとはドル買い介入して人民元の相場を下げることによって交易条件を改善しようとしたんだけど、実は下げたことで下げ圧力が超加速してしまい、こんどは相場を維持しようとして中国政府はドル売りで人民元を買いに走るハメになった。
これ意味わかる?」
奴「うーん…」
俺「ドル買い介入でやぶ蛇を出しちゃって、いまはその正反対で、全力全開ドル売り介入しはじめてるってこと」
奴「で、どうなるの?」
俺「それは昨日ニュースで出てたんだが」
奴「なんかあったっけ?」
俺「中国国内ではドルを買うのに20%ほど政府にドルを預けなければならなくなった」
奴「そんなんありなの?」
俺「突然こんなことやられたら輸入業者は決済できなくなって詰んじゃうとこ出るかもね? いやー、ひとごとながら超おもしろいんだが。ほら、おもしろいと思わんか?」
奴「中国経済がひっくり返ったら世界経済が大変なことになるって言ってるけど」
俺「世界経済? いったいどこの世界だいw」
奴「リーマンショックの何倍かのことが起きるって」
俺「あんまりそんなふうにはならないじゃね?」
奴「なんで」
俺「リーマンショックのときは、欧米の金融機関が持っている資産が不良品だとある日突然気がついて、手持ちの銭が足りないからある日突然回収しはじめた。だからやばいことになった」
奴「うん」
俺「仮に中国がそうなったとして、中国の資金が一気に引き揚げられて困るのは誰? 中国に貸してる金を回収できなくなって困るのは誰? 中国の消費が壊滅して困るのは誰? 中国の金融システムが崩壊して困るのは誰? そう考えてみればリーマンショックとだいぶ違うのはわかるんじゃないかと」
奴「たとえば韓国とかヤバイ?」
俺「日本より遥かにね。世間では中国が滅ぶといっしょに韓国も滅ぶっていってるけど、実は台湾のほうがヤバイ。これは貿易統計を見るとよくわかる」
奴「日本は?」
俺「かゆいくらいじゃね?」
奴「いま株価下がってるけど」
俺「そりゃー、かゆいくらいは下がるさー」