真打ちは最後に現れる。
最近忘れかけていた、そんな王道展開を思い出させてくれたものがある。
それこそがソードアートオンラインのアスナ。
アスナはかわいい。
これまで出てきたヒロインは捨て駒だったのかと思わせるほどかわいい。
アスナ回になって、ようやく本体が現れたという感じが初めてした。
わたしはこういう娘を好きになりがちだ。
古典的王道ヒロインのような、「勇者様、私を守ってください」と世相に流されて生きる女の子でなく、
ギャルゲーの量産型メインヒロインのような、可愛らしく女の子らしい事だけが唯一の特徴のような自我のない女の子でなく、
あえて言うなら、そう、
他の誰が関与しなくても自分だけで見ている遥か彼方の先があり、そして同じ方向を向いて共に生きることができる人。
アスナはそんな人なんだ。
オフラインだったころのアスナは、いったいどんな人だったのだろうか。
何かスポーツをやっていたと思わせるものがあるが、国体でもめざしてクラブ活動に明け暮れていたのだろうか。
そんな姿のアスナも見てみたいような、見てみたくないような。