教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

【旅行記】ItaCafeロシア旅行2018

2018-08-01 17:09:53 | オタネタ全般




今年もやってまいりましたItacafeロシア旅行の第二弾。

今回はItacafeのエース、サーシャちゃんとsayaちゃんの2名、社長を加えると3名も運営側を投入するという、運営側にとって非常に固定費のかかる大変なリスクを負ったツアーとなった。

2月ごろは社長さんが
「次は20万円くらいにしたい」
と話していた。
これは、Itacafeロシア旅行の第一弾のときに料金が高すぎてやむなく申し込みをあきらめた人たちも来てくれれば……という思いからだと思われる。

だが、
「海にいったらバーベキューはしたいよねー
ロシアでバーベキューといったら、やっぱりシャスルィクしたいよねー」
という感じでちょっとづつコストが上がっていき、より楽しくなった半面、20万円からだいぶ超過してしまっている。

最低決行人数は10人。
たとえ10人きっかりだとしても、運営側のメンツの費用は我々が払うので、1人あたり1.3人分も旅費を負担しなければならない。

はたして最低人数の10人は集まるのか!?

sayaちゃんの人気をもってすれば10人は軽く集まるのでは?

……という思いが錯綜した中、まあなんとか10人は集まったのであった。

前回で渡航直前に諸事情で参加できなかった1名を含めて5人中4人がリピーターという、とてつもなくリピート率が高いツアーである。
それだけ前回の旅行に皆が満足したということだ。

さて今回は……






【2018年7月26日(1日目)】







我輩、空港につく。
自分が乗る便が表示されているとやはり気分が盛り上がる。

ところが!
ここで早くも大事件が!!

sayaちゃん体調不良で参加できず!!!







その場で苦情を言う者はいなかった。
そりゃー、まあ、体調不良なんだからやむを無いさ。

けどね。
この時点で旅行の目的の半分を失った者もいるのだよ。







まあ幸いなことに、sayaちゃんは夕方には出かけられるほど元気になったっぽい。







空港のカウンターでチェックイン。

行きはJALとロシアのS7とのコードシェア便で、S7側の機体ある。
社長さん、JALじゃあつまらんので乗った瞬間に異国情緒を味わえる現地の航空会社を使いたいという方針の模様。
どっちが快適かどうかはともかくとして、たしかにそのほうが楽しいのは間違いないところ。

我輩、JALの職員らしきカウンターへ。
パスポートを見せる。

我「Здравствуйте!」
係「?」
我「ロシア語でもいいですか?」
係「すいません、私はロシア語できないもので。ちょっとロシアの係の者を呼んできます!」
我「あーーちょっと待ってください! 言ってみただけです!!」

我輩、はやくも自分で自分の墓の穴を掘りそうになるw







飛行機は前回使ったいつものS7カラー。
いいねー。







座席に座ったところ。
ロシアのS7とはいえ、ボーイングかエアバスである。
しかしJALと違って液晶は無し。
我輩なら、こういうところもロシア的な武骨さを堪能できてワクワクするのだが、なかには快適装備が足りなくて不満に思う人はいるかもしれない。

あとそれから、モスクワ→サンクトペテルブルク便では客室乗務員はガタイのいいロシア人のアニキで、
「これ絶対テロ対策だよね」
みたいに異国情緒を楽しんで見ていたのだが、今回の成田→ウラジオストック便はロシア人の女性だった。
あれ、ふつうじゃん。







ロシアに到着。
滑走路と飛行機の写真は無い。
写真とろうとしたらガタイのいい係り員のアニキがやってきて
「フォトデリート」
と注意して去っていく。
まあ、軍用機あるし。

ここはあずけた荷物の受け取り。
左奥でえらいことになっていた。

中国人団体が巨大な段ボールを預けていて、それが周回できなくて途中で詰まっていて、そのおかげで後続の荷物は全部そこで転がり落ちてしまっていた。
なんちゅう迷惑なw

サーシャちゃんは携帯で現地の人とひっきりなしに連絡をとっていて話しかけられるような状況になく、
現地ガイドさんは入れるところではなく、
社長さんは英語でビジネスできるくらいペラペラだがロシア語は話せない。

写真はとりたいが、しかし写真をとっていいのかわからない。

ロシア人の職員からいったいどうやってそれを聞き出すよ?

さあどうする?

我輩の出番ではないかwww

……ということで単身乗り込んでいったわけだ。

結果。

「こっちから向こうは写真撮影禁止。こっち側はたぶん大丈夫じゃないかな。知らんけど。ってロシア語で言ってたよ」
と同じ旅行の同行メンバーに伝えた。

その瞬間、なぜか我輩はロシア語ペラペラなすごいヤツになったらしい。
そんなわけあるかwwwwww

ちなみにこれ、意訳しすぎているわけでもなく、本当に「たぶん大丈夫じゃないかな。知らんけど」ってロシア語で言ってた。
後にして思えば、もうこのあたりからロシア的なテキトーさを我々は満喫しはじめていたのだった。

この写真をとっていたあと、さきほど聞きにいったロシア人の職員が再度やってきて、写真撮影禁止だったというので止めに来た。
つまりこれは貴重な1枚である。







ようやく外に出られてゴキゲンのサーシャちゃん。







空港はこんな感じ。
国際便離発着可能ではあるがハブではないのでそんなに大きくはない。







バスで移動開始。

バスが韓国製。
エアコンが効きすぎていてやたら寒いのだが、ONかOFFかしか調整する方法がないそうな。
おい。

郊外にあるウラジオストック空港からウラジオストック市内へ、ではなく、ナホトカ市内へ。
ググったら186.1kmなのだとか。大坂から名古屋くらいの距離。
バスで4時間。

これ、日本の田舎と田舎を結ぶような山の間を不規則に左右に走る感じで、ロシア的な雄大さは全くない。
あえて言えば、これだけ走ってもデカい街を経由しないというのは日本ではありえないというくらいの違いか。

ただ、道はだいぶ違う。
あちこち道路が陥没している。
山の間を不規則に左右に走る感じで、しかも夜で視界が悪く、うっすら霧も出ているし、しかも対向車はけっこう通る。
そんな状況下で、道路に穴を見つけたら、減速してゆっくり通るのか、反対車線まで出てよけるのか、少しよければ大丈夫な程度なのか、どうしようもないからそのまま通過するのか、それを一瞬で判断しなければならない。
これは日本人には運転できないかもしれない。

その上、後ろからバンバンに抜いていくんだぜ。
これで追い抜きとか難易度高すぎるわ。

……と思っていたところ。
帰り道には正面衝突した事故現場に出くわしたのであった。
日本は国土が狭いせいで道路の整備はとてもやりやすいという副次的なメリットがあったようだ。







ガリゾントなるホテルへ到着。









外国人はどこのホテルに泊まったのかを出国でチェックされ、
ホテルは外国人を泊めてもいいように政府にチェックされるので、
我々が泊まれるホテルは多分それなりのグレードのホテルしかない。
ようするに旧ソ連の高官が出張で泊まっていたとかいうようなホテルだろう。

これ、なかなかにオシャレなのだが。
しかし、しばらく見ていると、そこはかとなく武骨さを感じる。
そこがロシア的な良いところであり、逆に言うとそれがなければ単なるヨーロッパのデッドコピーにすぎないのだ。





部屋はこんな感じ。
なかなかにスペースをゴージャスに使っていらっしゃる。
……と思っていたところだな。







TVの後ろはこんなにスペースをゴージャスにとってるんだぜ。
なんという贅沢!
日本ではこんな贅沢は絶対できない!!







サンクトペテルブルクと違ってナホトカは風呂の水も綺麗だった。
意味がわからない人は2017年の旅行記を参照されたし。







ちなみにロシアのコンセントはこれだ。
これが単体で存在していればコンセントとわかるだろう。
けどな、同じ外枠で照明のスイッチの場合があるんだよ。
それが並んでいると、このコンセントは何かがモゲた跡なんかと勘違いして延々とコンセントを探し続けるハメになる。






【2018年7月27日(2日目)】







朝食。
下は5ルーブル(10円)から上は120ルーブル(240円)まで、最頻値は20~60ルーブル(40~120円)くらいか、それを300ルーブルのクーポンの中でやりくりしてオーダーする。
やたら細かい。

卵とかサラダとかはまだわかるのだが、何が入っているのかまではまったくわからん。
テキトーに頼んだら海藻サラダだった。

なお日本から電波時計の目覚ましを持って行ったのだが。
なんとウラジオストックで日本の電波を勝手に受信して勝手に日本時間に戻しやがる。
そんな便利機能いらないからwww







ホテルの部屋からの景色はこんな感じ。
わりとどこでもこんな感じで、次のホテルでもこんな感じ。







しかし。
たまにこんなんがある。
サーシャちゃんによると「あれはヤバい人が住んでいる」とのこと。
ソ連崩壊とともにメンテナンスできなくなった建物とかなんだろうなー、きっと。







風景の観光で有名なところ、らしい。
ナホトカの岬の先端?







軍港のためかつて外国人出入り禁止だったウラジオストックに対し、
ナホトカは石炭の積み出しで前から外国と付き合いがあった街らしい。
こんなん日本には無いだろうね。
ちなみに女性陣は見物する気がなくてバスから出てこなかった。







モールでショッピング!
いろんなものがすごく安い!!

ロシアは日本と比べて所得は1/4で物価は1/2、みたいな感じだろうか。
単にショッピングが趣味というのはいただけない感じもしなくはいが、異国の地で売ってるものを見てまわるのは、それはそれで楽しいものだ。







ここのモールの本屋さんその他でいくつか本を買ってきた。

ロシア人の生徒が使う地理の参考書
ロシア人の生徒が使う歴史の教科書
ロシア人の子供むけのロシア語辞書
ウラジオストックの風景の絵葉書
ウラジオストックの海の大自然系の写真集

写真集だけはやたら高くて1500ルーブル(3000円)もしやがったのだが、
ロシア語辞書なんて315ルーブル(630円)しかしない。
こんなんナウカで買ったら4000円くらいするだろう。

それから、地理は日本語の書物でマトモなのがないから辞書がわりに手に入れておきたかった。
歴史は日本人から見たものと現地人から見たものでイデオロギー的な理由により解釈が違う面が多々ありそうだからいつか読んでみたいとは思う。今はとても読めるレベルにはないけれど。







海だー!







バーベキュー!!







スイカ割り!!!

スイカ、2つあった。
本当はもう1つはsayaちゃん用だったんだろうなー、なんて思うと、ちょっぴりせつない。

いやもう、まだ旅行が始まってから24時間もたっていないとは思えないほど満喫したよ。
少なくとも、海パン、水中メガネ、サンダルを日本から持ち込んでガッツリ海で泳いだ我輩ら数名は。







しかし!
ここで衝撃の事実がサーシャちゃんより明かされる!!

サーシャちゃん、いまの歌の学校を1年間休学としており、このままロシアに残り、1年間そのままサンクトペテルブルクのsayaちゃんのところでいっしょに暮らすのだとか。







まあたしかに、パンフレットには
「ItaCafeメイドと一緒に行く」
とは書いてあったが、
「ItaCafeメイドと一緒に行って帰る」
とは書いてないしな。
ウソはついてはいない。

歌の学校が毎日夜9時半まであって、やりたいこと何もできないから、という理由だそうな。
スカイプでロシア語授業とかネットで物品販売とかやる予定の模様。

飛行機が嫌いだから電車で行こうかと言っていた。
なかなかガッツのあるナイスガイだぜ。







これか。
読んだときにはそういう意味になるとは理解できんかった。
答えがわかってもようわからん。







ナホトカからウラジオストックへ、また4時間のバスの旅。

途中にある道の駅でこのチェリーを買った。
1割くらい食ったあとだが、これだけギッシリ入っていて50ルーブル(100円)。

安い!!!!!!!!!

我輩、これが100円だったら、木からとってきて水洗いして箱詰めするだけですらやりたくないだろうよ。
日本で買ったら10倍だな。
どんだけ安いんだこれ。



あと渡航者へ重要な情報を。

金曜夕方にウラジオストックからナホトカへ行こうとした場合、
近くの街まで車で1時間などという全くなにもないところで狂気じみた長さの渋滞に巻き込まれる。
(本旅行の我々とは逆方向)

その逆も恐らく同様で、
日曜夕方にナホトカからウラジオストックへ行こうとした場合、
近くの街まで車で1時間などという全くなにもないところで狂気じみた長さの渋滞に巻き込まれる、と推定される。

まあ、ウラジオストックならまだしも、ナホトカへ行こうなどという日本人はそうはいないかと思われるが。







かろうじて明るい間にホテルに到着。

一等地の歴史ある建物で運営されているヴェルサイユなるホテル。
これも旧ソ連高官が泊まるようないいホテルなんだろう。

……と思いきや。

部屋にトイレットペーパーがないヤツ、
風呂でお湯が出ないヤツ、
掛け布団が1枚ないヤツ、
我輩の部屋は便器とバスルームの床とのスキマから水がにじみ出て常にバスルームが濡れているという謎仕様、
などなど、けっこうロシア的テキトーさの味わえるホテルなのだった。

まああれだ。「ロシアだし」ってやつ。
ロシアはある種のテキトーさを許容できる人でないと楽しめない感じはする。

そしていつものように、エアコンは弱にしても寒い。
本物のロシア人のサーシャちゃんですら寒いらしい。
我輩部屋は、我輩の持ってきた時計についている温度計によると18℃だったのだが、他の部屋で15℃ってのがあった模様。
もはやセーター欲しいレベル。

サンクトペテルブルクではバスルームに石鹸しかアメニティーがなかったが、ここでは日本の宿と変わらない程度にアメニティーが充実していた。
その点はすばらしい。

まあ。
何はともあれ、ここで英気を養って。
……と思いきや。







夜の観光開始!!

今回の旅は過酷だと社長さんが最初に忠告した通り。







ウラジオストックの夜景はいい感じだった。

ここのすぐ近くでサーシャちゃんの旧友のアニキと会う。
スケボーしてるガチのストリート系のナイスガイだった。
こんなガチ勢を見てしまうと、渋谷のストリート系なんて、なにそれストリート系「風味」ですか?という感じすらしてくる。



このあと皆様で夜食&飲みにいったようなのだが、我輩は23:30で撤退。

先は長い。
100%の体力を使ってしまうと翌日以降持たないから90%のところでやめておいた。
我輩も前回の旅で体力温存の大切さを学んだよ。






【2018年7月28日(3日目)】







朝飯。
サンクトペテルブルクのホテルの朝食によく似た内容のバイキング形式。
ただ個人的には、セリョートカ(ニシンの塩漬け)がなかったのだけ若干不満。







朝9時に集合。

そのまま潜水艦博物館へ行く予定だったが、潜水艦博物館が10時からなので、いったん予定を変更して開店までにトカレフスキー灯台へ。

社長さんによると、ロシアは予定が狂うようなことが多々あり、スケジュールをガッチリ決めてその通りにしようとするとストレスがたまるとのこと。
逆に言うと、社長さんはこの手の臨機応変さは得意とするところか。

……ところが。
サーシャちゃんおよび他のメンバーが体調不良を訴える。







今回の旅は、いや今回の旅も過酷ですわ。
最終的に旅行中ずっと体調不良の人はいなかったのが幸いか。







トカレフスキー灯台。
潮がひいているときでないと近くまで来れないというバクチ仕様だが、まあ来れてよかった。

ここ、ホテルから5kmの距離にある。
ただ、平日の朝にタクシーで来ようとすると通勤渋滞にハマったら2時間は軽くかかるかもしれんという、これまた別の意味でバクチ仕様らしい。







潜水艦博物館。
実際に戦争で使われた潜水艦の中がそのまま博物館になっているというオシャレ仕様。

……だが。
中国人観光客が長蛇の列をなしていて、いつ入れるかわかりゃしない。
とりあえず後回し。









極東艦隊博物館!

上は、ソ連の最初期ごろの戦車、МС-1。

下は、人間が操縦して敵のすぐ近くまでいって工作して帰る兵器で、ロシア人の管理人は
「日本でいう回天だ」
と言っていた。
回天じゃなくて甲標的だね。

日本みたいに「触らないでください」なんてのはほとんどない。
触り放題なのは最高ですわ。



そしてふたたび潜水艦博物館へ。
だが同じく中国人観光客が長蛇の列をなしていて、いつ入れるかわかりゃしない。
さらに後回し。











要塞博物館!

上は、入り口に飾ってある高射砲(だと思われる)。

次は、要塞の構造が発展していった経緯を説明してある模型。
まず要塞本体の外周を掘って、さらにそこに敵が隠れないように横から機銃掃射できる部屋を作って、そしてそれもヤバくなったらトンネル経由で上に戻れるように、なんてことをガイドさんから教えてもらった。
構造のリクツがわかるとおもしろい。

最後、これは触らないでくださいと書いてあったのだが、これじゃないヤツのホンモノを触れるのがある。
引き金を引くとガチンッ!といい音するのがしびれた。









昼食。
ホテルから徒歩数分のところにあるサーシャちゃんがかつてバイトしていた和食処「tokyo kawaii」。
なんか秋葉原で……デジャブが……。

このときだけ、サーシャちゃん他、体調のすぐれない数名も合流。

全くノーマークだったのだが、生うにが超うまかった。
これ3割くらい食ったあとの写真だが、これでたしか800円くらいだったような。
たしかに東京の物価の半分というところか。











潜水艦博物館!

「これから潜水艦博物館に行きたいですか?」
「もちろん!」

しかし人数は半分にまで減っていた。



前半はふつうの博物館。
なんか知らんけど偉人の写真とか飾ってあるのだが、失礼ながら正直どーでもいい。

すばらしいのは後半である。

潜水艦そのまんま。
通路を通るとき、当時そのままの円形のハッチを通って進まなければならない。
タイヤのついたスーツケースは持って入るとデッドロックになるよ。

ここでも日本みたいに「触らないでください」なんてのはほとんどない。
触り放題なのをいいことに、当時の兵士が寝ていたベッドに勝手に寝転がって写真を撮る。
ちなみにこの右側のヤツ、これ魚雷ですわ。



出口に土産物屋。

店「ニーハオ」
俺「俺は中国人じゃねえw」
店「日本人?」
俺「日本人だ」
店「ロシア語は話せる?」
俺「ほとんど話せない」
店「おまえいま話してるだろw」
俺「はっはっはー」
店「これどうだ」
俺「いらん。この帽子いくら?」
店「1500ルーブル」
俺「600」
店「1100」
俺「いらんな」

みたいな会話してきた。
若干でも話せるとちょっとうれしい。







ロシアのミリタリーショップ。
中は撮影禁止なので外観だけ。
ロシア軍横流し品のジャンクとか大量に置いてあるのかと思いきや、グッズ屋さんだった。若干思ってたのと違う感。







我輩、ここともう1つのミリタリーショップでキリル文字の書いてある何だかよくわからない(だいたい読めるけど)Tシャツを購入。
だいたい350~800ルーブル(700~1600円)ほど。
単なるTシャツとして見ると日本で買うより若干割高だが、グッズ物としてはかなり安いんじゃないだろうか。







某氏、日本のミリタリーショップ店員というガチ勢だが、こんな顔してすごい量を買って帰った。
とてつもなく安かったらしい。







すでに日が暮れつつあるが、この日はまだまだ全然終わらない。



翌日の観艦式の舞台を横目に……







地元のアニメフリークが集まるイベントに直行。







社長さん、もう次の話してる。
この人いったい何をしようとしているかというとだな。







このホロのコスプレをした女子大生、日本に呼ぼうとしているのだ。
行動力ハンパなし!



本当はこのあと浜辺で花火する予定だったのだが、踊り狂ってて楽しそうなのでそのままこのクラブに居続けることに。
先行組は23:30で撤退。
踊ってる人たちは2:00までいた模様。






【2018年7月29日(4日目)】







メインイベントの観艦式。

楽しめた人にとっては
「日本のイベントは安全に配慮しすぎていてここまで迫力がない」
ということだが。

基本的には関係者用来賓席の前で演奏している時間が大部分で、
我輩にとっては艦が何かするまで待っているのがけっこうダルかった。

楽しめる人がいたならよかった。
開始2時間半前から場所取りしていた方がた、大変お疲れ様でした。

なおサーシャちゃん見物しもせずホテルへ帰る。







レストランへの道中。

ウラジオストックで最初にできたマンションで、当時は政府高官や鉄道関連のエンジニアやらが住んでいたそうな。
築90年と言ってたような。

100万ルーブルくらいで買えるらしい。
ふつうのマンションは数100万ルーブルくらいだそうな。
ふつうに買えてしまうのが恐ろしいw







わざわざロシアにきてロシア人が考えた和食見たさにわざわざ和食処に入る好事家の我々だが、今回はロシア料理屋へ。

ボルシチ(ビーツというダイコンスープ)とペリメニ(餃子)。
これで腹はたまるんかと思ったが、案外ちょうどよかった。

ボルシチは付属の黒パンがないヤツとか、
我輩のは黒パンに隠れててニンニクがないように見えただとか、
コップが足りないだとか、
トイレはバルブが壊れてて水が流れっぱなしとか、
店内はオシャレなのに営業形態はロシア的なテキトーさ全開だった。
まあこれで顔をしかめるようなヤツはロシアにはいかないほうが吉か。

ロシア語には、とある頻出フレーズがある。
「よくある。気にするな」









有料オプションツアーの

> ※オプショナル: 今ロシアで流行っている『リアル脱出ゲーム』

なるものへ参加。



これ、靴をぬいで専用の足袋をはくのだが。

日本だと
「ご自由にお使いください」

「ご使用済みはこちらにお入れください」
だよな。

一方ロシアでは
「きれい」

「きたない」
だった。

我輩たまたま読めたからよかったもの、読めないヤツはどうすんだおい。
もちろん英語ないよ。



全3部。
我輩はうち1つだけに参加した。
だがサーシャちゃんは全部に参加したうえ、あらゆる案内はロシア語しかないので全部を翻訳する係をつとめ、しかも本来いるはずのsayaちゃんはいない。

こりゃー疲れそうだな、と思っていたところ。







やっぱりかなり疲れたらしい。
おつかれさま、そしてありがと。







年寄りがメインの一般ツアーならここで
「お疲れでしょう。ささ、ホテルにお戻り、じっくりお休みください」
となるが、この過酷なツアーはまだまだ全く終わる気配は感じない。

夜の花火まで自由行動なので元気なヤツだけ遊び回る。









ウラジオストック駅で電車を見物。

機関車はアメリカ製らしい。
日本の機関車よりタンクが上のほうにあってどうも重心高そうな気がする。

客車には動力がついておらず、電気機関車で引っぱる方式らしい。
なので客車の下はガラガラ。
見物にいったタイミングが良くなかったのか、残念ながら電気機関車を間近で見る機会なし。







駅の近くのレーニン像を見物して本屋へ。







だんだん日が暮れつつあるが、日が暮れてもいないのにまだ終わるわけがない。
海岸沿いの遊歩道、デートコースっぽいところを見物。









アイスクリームの出店がそこら中にあり、あっちゃこっちゃで買い食いしていたのだが、アイスクリームはうまいけど日本人から見ても高かった。

しかしノーマークだったこのポテトフライがうまいこと!

注文したら目の前で生のジャガイモをスライスしてくれ、目の前で揚げ、塩と香辛料をかけてかぶりつく。
しかもこれ50ルーブル(100円)。
安いのにうまくて店員さん美人!!!

ちなみに写真右端のジャガイモの先端部分だが、そこはヘリカル状に伸ばしてないので半生だった。
ロシア的テキトーさをここでも味わえるとはw

ちな、夜食でレストランで同じものを注文したが、そっちは高いのにうまくなかったよ……。
食うなら屋台!









全員集合して花火へ。

で、ここで判明したのだが、夕方に行ったところと同じ場所じゃねえか。

サーシャちゃん
「ほら、ショボかったでしょ」
というが、デコレーションした軍艦のすぐそばで花火やってる異世界感はナイスだぜ。

「あれイルカのデコレーションしてるけど、昼間に機銃ぶっぱなしてた魚雷艇か何かだよな、あれ」
みたいなw







花火が終わって夜食。
2日目に皆で夜食にいったところと同じところらしい。

我輩、ロシアでははちみつが有名なので、はちみつ入りのクラフトビールを頼んだのだが。
なんとこれコップ1杯340ルーブル(680円)。
他のビールの倍以上の値段しやがる。
高いwww

それから、ヘリカル状じゃがいも揚げを頼んだが、これまた高いのにふつうだった。
んーーー。

元気なヤツはさらにそのあと夜の街の見物に行ったらしいのだが、24:30のため我輩はもうここでホテルへ。

翌日午前中は自由行動なのだが、サーシャちゃんここでお別れ。
社長さんですら空港に見送りには来てくれると思っていたっぽいが。
さすがサーシャちゃん、フリーダムっすな。

後日追記:
どうもこのあたりには、サーシャちゃんがはじめから決めていた予定と、社長さん、我々一般参加者との間の相互不理解があるようだ。
サーシャちゃんが途中で放り投げたわけではないと追記しておく。






【2018年7月30日(5日目)】







みなさんお疲れで朝食に来たヤツが少なかった。
我輩は単身で鷲の巣展望台へ向けて出発。
ほかのみなさんは近場のスーパーで買い物して過ごした人が多かったっぽい。







ケーブルカー!

料金は14ルーブル(28円)。
安い!!!

しかも扉は開放したまま運行するというロシア的テキトーさを満喫。
日本だったらこれ絶対「本日は車両のトラブルのため運行を見合わせます」だよな。

どこがケーブルカーの駅なのか迷ったが、この風情、乗ったかいはあった。

必要もないのに帰りも乗った。







展望台。
眺めがよかったのはたしかなのだが……







ケーブルカーは使わずに近くまでバスで乗り付けた中国人の団体がユビキタスにあふれかえっていた。
我輩、滞在時間5分で帰った。









中央広場を経由してホテルへ。
本当は休みの日なら中央広場で生鮮食料品の市場をやっているのだが、この日は何もない。
何か知らんけど教会っぽいの建造中なので、近いうちに観光名所がもう1個増えるのでは。




帰りに食料品店に寄ったのだが、店員のおっさんにからまれた。

奴「いい帽子持ってるな。かぶらせて」
俺「いいね」
奴「これくれ」
俺「は?」
奴「これくれ」
俺「は?」
奴「だからくれよ」
俺「俺、ロシア語ほとんど話せない」
奴「だからくれよ」
俺「わからない」
奴「だからくれよ」
俺「わからない」
奴「もういいからいけ」
俺「なんだって?」
奴「もういいからいけ」

とまあ、こんな感じ。
あとでガイドさんに聞いたところ、最近はそんなのはめずらしいようだが、強く「NO!」と言えばよかったらしい。







観光はおしまい。
空港へ向かうバスの中だが……。

どんだけ行儀悪いんすかwww







空港。
ロシア語、英語、中国語、朝鮮語の4つ。
日本語はない。

朝鮮語とはいっても、北朝鮮の連中(バッジをつけているので見ればすぐわかるらしい)がかなり大量に空港でウロウロしているっぽいので、どっち用かはわからない。








案内板に時計があるのだが。
ウラジオストックの時間しか合ってねえwww











軍用機がたくさん来ていて写真撮ったのだが、「フォトデリート」と言って回る係の人がいない。
こんなんでいいんか。








帰りは大韓航空だったのでいろいろあった。
予定どおり「ではなく」日本へ到着。
これはロシアには関係ないので別の記事にして近いうちに。

みなさまお疲れ様でした。

社長さんとサーシャちゃんありがとう!






【2018年7月31日(6日目)】

深夜着だったので家に帰りつけない。
上野で宿泊して昼前まで寝たのち、秋葉原で遊んで帰る。